ふたりのロッテ (岩波少年文庫 2013) - 和書 - 子供と読む絵本の旅
高橋 健二(翻訳)

岩波書店

グループ:Book /ランキング:452483
価格:¥ 630
発売日:1975-01 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
他人を理解することの大切さ  (2004-07-05)
林間学校で偶然出会った二人の少女は、お互いの姿がそっくりなことに驚きます。
いろいろ話し合った結果、二人は自分たちが生き別れた双子の姉妹であることを理解するのです。
どういう事情かはわからないものの、二人はお互いの今までの生活やお父さん、お母さんのことなどを、自分たちの知る限り話し合って一つ一つ理解していきます。

二人は離婚したお父さんとお母さんを決して責めません。
その上で家族が再び一緒に暮らすにはどうしたらよいのか、考えて実行します。
他人を理解して、自分の意志も伝える。
勇気ある聡明な少女たちのお話です。
やさしい語り口と子供の視点で描かれたお話は、素直に心に響きます。

離婚がテーマではありますが、親の問題は子供にも影響するのです。

だから、家族みんなでどうしたら幸せになれるのかをきちんと話し合う方がよい、という意見に私は賛成です。
子供にこそ、読んでほしい。そして、大人になってからも読み返してほしい。
他人を理解して思いやることを教えてくれる、すばらしい名作です。

私はこの本を読むと、双子がうらやましくなります。
ぜひ、読んでみてください。


訳文を見直して  (2002-12-24)
とても劇的でスリリングで面白いお話です。小4の娘に毎晩1章ずつ読み聞かせたのですが、「あとひとつだけ、あとひとつだけ」とねだられて一度に2章、3章と読んでしまったことも。

それくらい面白くてお薦めなのですが、翻訳があまりに古臭いため、ウィットのきいた表現をわかりにくくしてしまっているのが残念です。親の私でもわからない言葉がいろいろ出てきました。「菊倍判の帳面」っていったいどんなノートなんだろう・・・・・・(^_^;)名訳であっても時代に合わせて見直しが必要ではないでしょうか。


わくわくするんだよね。  (2000-12-25)
両親の離婚というテーマを扱っている児童向けの小説です。とてもめずらしいのですが、それと離婚について子供も考えるというよい本だと思います。よみすすむうちにわくわくしてきます。最近ではウォルトディズニー社からこの作品を原作に「ファミリーゲーム」という映画が配給されました。かなり現代風にアレンジされてますが、やはり原作の本の世界をたのしんでもらいたいと思います。在庫ぎれとは残念です。重版を希望します。

大人の世界にすがすがしさをもたらす子供の力  (2000-11-30)
幼い頃両親が離婚し、お互いに双子の姉妹がいるとは知らずに育ったルイーゼとロッテ。ひょんなことから出会い、自分たちが姉妹だということに気づいた二人は、入れ替わってお互いの親のもとに「帰って」いきます。果たして両親は仲直りするのでしょうか。健気な二人の活躍にはわくわくしてしまいます。