ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
クラウス コルドン
Klaus Kordon
那須田 淳
木本 栄

偕成社

グループ:Book /ランキング:259660
価格:¥ 2,940
発売日:1999-12 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
ケストナーの信念がびりびり伝わる  (2007-07-31)
 本書は、ケストナーの日記や手紙をもとに、彼の生涯を詳しく
客観的に紹介した伝記である。家庭の事情やマザコンだったこと、
失恋話や愛人を作ったことなど、私生活もケストナーの心の思いも
ありのまま書き出されている。

例えば『飛ぶ教室』に出てくるエピソードと同じ経験を
ケストナー自身が体験していたことなども記されていて、
彼の作品をより楽しく身近に感じられるようになる。

 しかし、この本で最も目を引くのは、ケストナーの戦争に対する
考え方である。彼は政治や社会を鋭く見つめ、体制に批判的な
文章を発表していたため、ナチス政権下で執筆活動を禁止される。
命が狙われる危険もあったのに、亡命せずドイツに留まり、
愛する祖国が変貌していく様子をじっと観察していた。

戦後、彼が発表した詩やエッセイが所々に引用されている。
それらの文章から、激動の時代を生き抜いた作家の、平和に対する
願いが強く感じられる。時には厳しく、時には優しく、そして必ず
ユーモアを交えながらドイツの人々に様々なメッセージを伝え続けた
ケストナーの信念を、この本はたっぷりと教えてくれる。


時代の目撃者  (2000-11-14)
 ナチスå...¨ç››ã®æ™‚代、ナチスに反æŠ-ã-ながらも亡å'½ã¯ã›ãšã€ç"Ÿå'½ã®å±é™ºã«ã•らされながらも、その筆ã‚'曲ã'なかった作家エーリãƒ'・ケストナー。クラウス・ã‚'ードンは、ã"の本の中で、自分の魂ã‚'売らないã"とでなã‚"とか信念ã‚'守り通ã-たケストナーの姿ã‚'率ç›'に描き出ã-た。

 ã"の本ã‚'読ã‚"で、ケストナーの作å"ã®ä¸­ã§ç§ãŒè¦‹ç›'すべきだと思ったのは、「雪の中のï¼"人ç"·ã€ã€Œæ¶ˆãˆå¤±ã›ãŸç'°å¯†ç"»ã€ã€Œä¸€æ¯ã®çˆç²ã‹ã‚‰ã€ã®ã„わゆるユーモア小説ï¼"部作だ。1931å¹'に出版された「ファーãƒ"アン」はç' æ™'らã-い長編小説だが、その後、1934å¹'から1938å¹'にかã'ての3部作は、ナチスからの圧力が凄まじい時代背景ã‚'考æ...®ã™ã‚‹ã¨ã€ã¨ã¦ã¤ã‚‚ない精神力があってã"そユーモラスに書きえたのだと感服する。今後、より焦点ã‚'å½"てるべき作å"ã ã¨ã!„える。

 ã"の評伝には、ケストナーの父親はエミールではなく、実はユダヤ人の医師でツィンマーマン博士だという出ç"Ÿã®ç§˜å¯†ãŒæ˜Žã‹ã•れている。ã-かもケストナーはそのã"とã‚'知っていたようだ。もã-ç"Ÿã„立ちの事実が分かったら、それã"そナチスの秘密国家警察ゲシュタポにひどい仕æ‰"ちã‚'å-ã'るかもã-れないのに、12å¹'é-"のナチス時代のドイツ国å†...にとどまっていたケストナー。ケストナーはどうã-て亡å'½ã-なかったのか?ドイツ国å†...で何ã‚'見て、何ã‚'ã-たかったのか?私もいつかケストナーのように「時代の目æ'ƒè€...」になれるだろうか。