かぞえてみよう - 和書 - 子供と読む絵本の旅
安野 光雅

講談社

グループ:Book /ランキング:18307
価格:¥ 1,680
発売日:1975-01 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
楽しみかたはいろいろ  (2007-03-02)
0から12まで、見開きのページごとにいろいろなものを数えるだけでなく、1月から12月までの季節の移ろい、時間の変化、細々と描きこまれた村の風景にみどころはいろいろです。まだ数えるには早い小さい子とも、動物などをみつけたり、絵に合わせた歌をいろいろ歌ったり、お話しをつくったりしてじゅうぶんに楽しめます。そういう風にいっしょにくりかえしながめているうちに、数の対応に気がつくようになる、というのが最高だな、と思います。

数の好きな子供ができるといいですが  (2005-06-15)
 数に関して安野さんはかなりこだわりがあるようです。こういった絵本の形で子供が自然に「数の概念」を学んでくれるとうれしいものです。ページごとに1~12までの各数字が数えられる具体的な事物として描写されています。ありとあらゆるものがそのページに見合った同じ数で徹底して描かれているのですが、同時に美しいヨーロッパの田舎の風景と季節の変化が楽しめるようになっています。

 今から10年近く前になりますが、同じく安野さんの「ペペロン村の四季」のCD-ROMがあってそれを子供と一緒に楽しんでいたのを思い出します。CD-ROMではインタラクティブに絵本の世界に入り込めるので、子供が興味を持ちやすく、安野さんの世界に入るに当たっての抵抗は全くなかったようです。他の本の宣伝をするみたいで申し訳ない感じですが「ペペロン村の四季」は子供が興味を持って村作りに取り組んでくれました。本として考えると少々値が張りますが、結構優れものです。

 ほぼ同じ頃にこの本(=かぞえてみよう)も買ってあげました。この本は1975年発刊ですから、同じく安野さんの「はじめてであう すうがくの絵本」などと同様に約20年後のペペロン村の原型ともいえましょう。


文字はないけどストーリーが無限に広がる本!  (2004-01-25)
各ページには、文字がありません。
「0」のページには、ただ川が流れる真っ白な雪景色が描かれています。
「1」のページでは、家が一見建ち、木が1本植えられ、1組の親子が雪遊びをしています。
このように、ページごとに、家が1軒づつ建ち、人が増え、木が植えられ、季節が変化していきます。

「12」のページ(最後のページ)になると、もう1度冬が巡り、集落の人々が教会に集まってクリスマスを祝っています。

文字はないけれど、人一人いない所から、村が作られていく様子に心温まります。
イラストが、美しいのと、文字に頼らずとも十分な表現力があるからだと思います。

親子で、それぞれのページの変化の様子を追いながら、無限にお話を作って楽しめそうです。

日本のみならず、海外でも評価され、賞をいくつか受賞しています。
外国人にプレゼントしても喜ばれそう。

余談ですが、安野さんの絵本にはハズレがないと思います。
どの本も、感受性を豊かにし、頭を鍛え、親子の会話が弾むものだと思います。

『あいうえおの本』『初めてであう数学の本』『にほんご』もいいですよ。


大人も一緒に”かぞえてみよう”  (2000-11-26)
絵の美しさ・細やかさに定評のある作者による、季節感あふれる村の移り変わり。何もないところから始まり、少しずつ形作られる村の中に、たくさんの”数”を発見する喜び。文字による語りのない”絵本”ですが、”お話”は読み手の心の中に自然とわき上がってきます。子供と一緒に楽しむだけでなく、大人にとっても”人々の営み”について思いをはせられる、美しい絵本です。