くうそうノンフィク日和 (講談社BOX) - 和書 - 子供と読む絵本の旅
小柳 粒男

講談社

グループ:Book /ランキング:401304
価格:¥ 1,260
発売日:2008-06-03 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
これはもう擁護のしようがない  (2008-11-30)
出来るだけレビューには良いことを多く書こうと努めていますが、残念ながらこれはもう擁護のしようがありません。
文章が分からない。高度な比喩を用いて、作品世界に深みを与えているわけではありません。単純に何が書いてあるかひたすら分かりにくい。
他にも多々の難点がありますが、ここでそれを一つずつあげつらうことはここではしません。
読者に対して自分の考えを正しく伝えられるかどうかという小説家として至極当然のことから考え直さなければならなくなるような作品でした。


これはさすがに……  (2008-06-11)
講談社BOX新人賞、流水大賞の第一回優秀賞受賞作です。著者の小柳さんは1987年生まれだそうです。
わたしは講談社BOX編集長である太田克史さんの功績を評価していますが、それでもこの本は評価できません。
どうも全体的に味のない料理を食べさせられている感じです。文章も稚拙ですし。
賞のために無理矢理新人を捻出したという感じが拭えません。
というか、新人をBOXで売り出しても売れないでしょ。中身に比べて値段がかなり高くなるんですから。
普通の社会人にはすぐ出せる金額なのかもしれませんが、ライトノベルをよく読む学生の立場から言えば、この本はすごく高いです。
せめてノベルスで出して欲しかったですね。
わたしはこの本の著者の二作目は買わないと思います。

明らかに未熟、だがしかし…。  (2008-06-08)
田舎町の地元高校生のたまり場、バーレストラン『琴欧州』。主人公である『琴欧州』の雇われ店長・撒井は、仲の良い常連客三人と掛け合いに混じりつつ、平和な日常を過ごしていた。
だがある日突然、常連客の一人である女子高生・篠木が「魔女」となり「異世界の戦争」に巻き込まれ、無為に戯れていた日常は崩れ去る。あまりに唐突な異変と世界設定に戸惑いつつも、撒井は篠木からの依頼を受けて、篠木の親友だった填渡と張戸と連絡を取る役割を負わされることになった。
その一方で、張戸は魔女・篠木の「騎士」となることを誓ってこちら側の世界で連続殺人を行い、填渡はヤクザや警官と渡り合いつつ、篠木と張戸の行方を追うのだった。

あくまでも第三者の立場でしかない主人公・撒井の視点で語られていて、日常を非日常に変えてしまった「大きな物語」としての魔女・篠木の戦いはほとんど描かれない。篠木は時々『琴欧州』に戻って録画した殺戮映像を撒井に見せたりするが、戦いの理由や詳細をそこから読み取ることはできない。
劇的な展開もなく、緻密な伏線もなく、世界設定も曖昧。けれど皆が「たった一人」で戦っているような印象があって、その渇いた「ハードボイルド」な感じはこの小説の持ち味となっている。ふと合間に見せる篠木たちの孤独感、苦しくても苦しいと言えない、そういう苦しさを作者は描いてみせている。

意味のない無駄なテキストの流れが多くて、はっきり言ってヘッタクソ。特に序盤はイライラさせられる。ボキャブラリーが少ないのに無理に気の利いた言い回しをしているようで、うざったい。それでいて記述するのが面倒で困難な部分をすっ飛ばしている。甘い。文章的には星一つでしかない、と私は思う。叩くところはいくらでも見つかるのだ。
しかし悲劇もなく絶望もないのに、どこか救いのない諦観のような終わり方は妙に印象に残っている。