宗像教授異考録 4 (4) (ビッグコミックススペシャル) - 和書 - 子供と読む絵本の旅
星野 之宣

小学館

グループ:Book /ランキング:-
価格:¥ 1,300
発売日:2007-01-30 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
悠久の昔が現代につながってくる面白さ。わくわくしながら、一気に楽しめました  (2007-02-05)
 いつもながら、話が数珠つなぎにつながっていくのが面白く、わくわくしながら読んでいきました。単に言葉の音が似ていたりするのを、こじつけているだけじゃないかと感じる人もいるでしょう。まあ、そういう面も感じないではないけれど、それは作者の稚気であり、洒落っ気だと思うのね。むしろ、古代の神話や伝説、伝承などが、巧みに織り合わされ、紡がれていくのを、スケールの大きな嘘八百話として楽しんじゃえばオッケー!なんじゃないかな。
 『ビッグコミック』に、2005年から2006年にかけて掲載された三つの話を収録。

 サルタヒコの謎を、宗像伝奇(むなかた ただくす)と忌部神奈(いみべ かな)が探っていく・・・・・・「サルタヒコ計画」
 幻の八幡神社を探して、教授と宗像三姉妹(樹、瑞、瀧)が地底に赴く・・・・・・「鉄の帝国」
 教授と横月(「ビッグ文芸」編集部員)の連載紀行。鬼婆伝説と鉄器文化の関わりを訪ねて歩く・・・・・・「黒塚」

 横溝正史『八つ墓村』の大洞窟めぐりのわくわく感に通じる「鉄の帝国」もよかったけれど、一番夢中にさせられたんは、おしまいの「黒塚」でした。鬼婆伝説に、ある一文字を掛け合わせたところが面白く、作者のブラック・ユーモアのセンスと機知(稚気?)が楽しめた作品。話の伏線となる人物を登場させるあたり、心憎い趣向の妙を感じました。

確かに少々歳を取った感のある宗像教授  (2007-02-03)
「異孝録」と名のるようになり、掲載雑誌も変わってからの宗像教授シリーズ第4集です。猿田彦に関わる話、八幡神に迫る話、「安達ヶ原」に繋がる話の3話が収められています。すっかりサブキャラクターとなった忌部兄妹とか、宗像の姪たちも活躍するようになり、宗像論考というよりも、いくつかの論考をいろいろな人間が語るという形になってきています。それはそれで面白いのですが、以前のような宗像自身の力強さは減っているようにも思います。さすがに歳を取ったということでしょうか。