もうおうちへかえりましょう - 和書 - 子供と読む絵本の旅
穂村 弘

小学館

グループ:Book /ランキング:99712
価格:¥ 1,470
発売日:2004-05 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
ささやくように話す人と相席したうような時間  (2006-01-12)
肌が切れそうに寒い日に、暖かい室内で、ささやくように話す人の話を聴いてたような感覚になる本だった。
内に内に向かってゆく感受性を持つ人が日常生活で感じること
自分が大切にしていることを打ち明けているようで流すようには読めない。
この本から勢いとか熱情といった激情などではなく
何かを求めて探し続けてる人の信念を感じる。
ひたすら歩き続けて止まらない探す行為をしてる人。
そんな人と静謐な時間を共有できる味わいある1冊。


忘れゆくものを教えてくれる  (2005-11-24)
考えない毎日。自然と当たり前と思う感覚。発想や物の見方、人生の歩き方の下手な他者を応援してくれる。教師じゃなく先輩大きくは飛べないのだろうけど。
豊かであれる大切なセンス。優しい語感。やっぱ歌人だね。

マイノリティ  (2005-01-08)
全体的なテーマとしてはマイノリティだと思う。

しかし、単なるマイノリティなのではない。
現代人のほとんどが抱えているはずの、
不安 違和感 焦り などを
スタバ ユニクロ といった現代の言葉を使い、うまく扱っている。

つまり、誤解を恐れずに言うならば
「声を大にしてはいえない現代人のマジョリティ」といったところか。

文体についての箇所が興味深かった。


いつまでも大人になりきれない不思議な世界  (2004-11-10)
 このエッセイを読んで、誰もがいろんなことをスムーズにできて、 
大人になれるわけないんだよね~と改めて思わされた。
 40歳なら40歳なりに生きなきゃと思うのがばかばくなってしまう。
私も働いてる時、余興などが苦手だったので、
穂村さんが会社の人とボーリングに行ったというエッセイは共感して笑えてしまった。
そして付録みたいにくっついている短歌がとってもいいです。
なんども詠み返して背景がひろがっていくすてきなのがいくつかあります。
あと別のエッセイだったかも知れないけど、
アマゾンで、穂村さんが種(たね)村さんのところに分類されてたとかいうのをさらりと書いてた所も笑ってしまいました。

日経「文化」欄の『「ね」の未来』が限りなく広がる  (2004-08-30)
この本を読むと、大人になりきらなくても良いと思ってしまう。マイナーな世界を突如見せられた感覚。
サラリーマンをやりながらの歌人・著作活動。文章から漂う倦怠感にもかかわらず、ご本人にはエネルギーが溢れているのではないか?