ニシノユキヒコの恋と冒険 (新潮文庫) - 和書 - 子供と読む絵本の旅
川上 弘美

新潮社

グループ:Book /ランキング:48731
価格:¥ 460
発売日:2006-07 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
ニシノユキヒコと女たち  (2008-12-05)
まずタイトルに惹かれて購入。
また飄々とした文面と、魅力ある日本語満載の川上ワールドにして、女ったらしのニシノユキヒコがテーマというのがまた面白かった。

ニシノユキヒコに惹かれつつ、さっと冷める女性たち。
女性に優しく、セックスもよいとなれば、女性の影が見え隠れしても付き合ってしまう・・というのももわかる気が。
こんな人に恋して苦労している人は、この本を読めば解決策が見つかるかもしれない(笑)
私も、10年くらい前にこの本を読んでればなあ・・・
ニシノユキヒコを読んでいて、過去の恋愛の失敗なんかを思い出して苦笑いするのも、おつなものですが。
川上ワールドは、そんな大人の醍醐味も与えてくれるのです。

思い出多きいい本です  (2008-05-18)
主人公の男性は、姉を持つ長男坊。どこか頼りなさそうで、いつも「僕には君しかいない」と女性に甘えてくる。そんな彼に、ついつい母性本能をくすぐられ、面倒をみてしまう自分がいる。でも実は、彼は、表面と裏腹にとても慎重で計算高い。この本を読むと、いつも昔つきあっていた、というか面倒をみていた年下の彼を思い出す。「あなたにそっくりの主人公が書かれた本があるわよ。」と彼に伝えると、彼は、恥ずかしそうに、くすっと笑みをこぼす。こんな些細なしぐさに、またも心を奪われてしまう。「僕は君に嫌われたくないから」と、ふっとささやくこともある。こんな言葉を、言われると思わず殴ってやりたい気持ちになったりもする。本当に、どうしようもない男だ。女性の弱みどころを、よく知り尽くしているだけに、たちが悪い。一人で勝手に生きれば、と突き放しても、どこか心配で気になってしまうような、そんな男だ。「自分のことばかり考えずに、人の幸せも考えられるような人間になりなさい。」と突き放して別れた彼。そんな、ほんのりと甘ったるい砂糖菓子のような思い出を彷彿させる本です。

タイトルが気になって、いつかよみたいと思っていた本  (2008-03-21)
個人的には川上さんの著作でいちばん読みやすかったです。
(冒頭の「パフェー」がやや異色ですが…)

さまざまな年齢の「ニシノ」が描かれ、
関わった10人の女性の視点から、
彼の人生と恋愛遍歴を読みとれます。

後年も若い頃のような恋を繰り返すニシノがかなしい。
なのに、かなしさをそんなに感じさせないのは
文章力がなせる技ではないかなぁ〜と思います。

話は年代別に並んでいるわけではないけれど、
読みながら「この章は、あの章の続きだな」とか
想像しながら読み進めていくと楽しめます。

軽め  (2008-03-16)
面白かったけど、後に何も残らない本。
軽め。


恋をしていたときに出会いたかった本  (2008-02-06)
 ニシノユキヒコに恋した女性側から書かれた短編小説集。
 
 愛情ではなくて恋と呼べるような甘くて切ないひととき。
 お互いの将来も何も背負わずに責任ももたず、ただ一緒にいる時間だけでいい。

 恋をしているときに出会いたかった。
 恋をしていたらもっとニシノ君に会いたくなったのかも。
 もっとニシノ君を好きになっていたのかも。