正義で地球は救えない - 和書 - 子供と読む絵本の旅
池田 清彦
養老 孟司

新潮社

グループ:Book /ランキング:3462
価格:¥ 1,050
発売日:2008-10 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
複眼的思考のトレーニング  (2009-01-05)
環境問題は経済問題であり政治問題である、ということで、複眼的思考のトレーニングになる内容。
また、地球環境という複雑なシステムを現在の科学で解明しきれるわけではない。だからいろいろな仮説が並存しえるのであり、「オレが正しい、俺様が正義なのだ」みたいな子どもっぽい態度はみっともないし危険な行為にもなりうる。
昨年夏には地球温暖化が氷河期の到来を防いでいる、という仮説も発表されていた。
まあともかく、あとがきで「私は自分が「正しい」などと思っていない。」と言える養老さんの態度は大人だなあ、と思う。見習いたいものである。

わかりやすい!!  (2008-12-07)
一つ前の作品も読んだんですけど、両方ともかなりわかりやすくて参考になりました!著者の二人は難しい話をわかりやすく話してくれるのでかなり気軽に読めると思います! この本を読むと自分が今まで正しいと思っていたことが間違いであることに気づいて、とても恥ずかしくなりました。

ぶったまげた極論もあるが良書  (2008-12-04)
前回の「本当の環境問題」からまた一歩進めた話が書かれているが、根本は同じで「もっと疑って考えろ」という事を言っていて、その資料やデータが列記されている。

結局地球温暖化や絶滅種の保存、人口問題のほとんどが、「それで儲かりたい人・組織・国」のプロパガンダーに踊らされているのではないか…というのが主旨。確かに例の京都議定書のCO2削減を必死に守ろうとしている日本は、自国で達成できないために、他国に2兆円とか3兆円を払って、達成するための枠を買おうとしている。しかし日本が達成した所で、全世界のCO2は削減など全くせずに、儲かるのはその日本が払った金で自国の権利を売った国…という構図が実際に行われようとしている。

一番CO2を巻き散らかしているアメリカや中国は全く守る気などないのに。

この本はもっと進んで、「では実際にCO2がこのまま増え続ければ、世界がとんでもないことになるという説は正しいのか?」というところまで突き詰めている。実際のところ誰も本当の事はわからない。わかっているのは、それで儲かろうとしている人・組織・国があるという事だけ。

この本読むと、本当に自分自身が勉強して調べて、それで納得した道を進むしかないと思うし、しかもそれも極端にその説だけが正しいという偏狭な考えで進むのではなく中庸とでもいうか、とりあえず適当に自分が出来るエコを…あたりが一番いいのではと思える。

中には、大麻を解禁してもいいとか、飲酒運転で事故った場合の刑罰は重くしてもいいが、飲酒運転の検問やそれに対する刑罰は厳しすぎるなどの極論も書かれているが(笑)、おおむね納得できる内容であった。

ブラックバスが日本の魚を絶滅させるというウソの情報を信じてしまっている自分も情けない。

環境問題については、椎名さんあたりが自説を展開してほしいと思うなぁ…。

地球温暖化は「全部CO2排出のせい」だという確証はない  (2008-12-04)
地球温暖化は 
「人類が、いろんな文明活動(石油使ったりとか)をした結果
CO2の排出量が増えたからだ」 と思っている人は多いだろう。

毎日、「レジ袋をすこしでも減らそう」とか 実行している人も多いと思う。

私も そうした事は実行している。
資源節約は大切だと思うから。

でもね、もし地球の温暖化がCO2排出のせいではないとしたら どうだろう。
「また〜そんな馬鹿なこと言って…CO2のせいに決まってんじゃん!
だってテレビでも新聞でもそう言ってるしぃ…」  と思う人は多いと思う。

自分は絶対だまされない自信がある、という人
地球のためにCO2を減らさなくちゃ!、と思ってる人
テレビのニュースは本当のことだけを言っている、と思っている人…
   一度この本を読んで見よう。

地球温暖化は「全部CO2排出のせい」だという確証はないのだ。
いまのところ「そうかもしれない」という仮定をしているだけであって。
だから 
その確証のないものに何兆円もの税金を使って外国にお金を払う必要もない
のだ。(京都議定書なんて 破り捨てたらいいのに…)

地球温暖化にまつわることは全部「仮定」の話なのだ。
その「仮定」のために 日本だけが なんで外国にお金を払わなくちゃいけないの!?

と、そういった内容が 書いてある本です。

頭を柔らかくする本  (2008-12-01)
池田先生と養老先生ともに、一般とは違った発想をお持ちなので読んでいて楽しいです。環境をテーマとした社会学の本とでもいいましょうか。テレビやネットではできないようなお話しが、本だとこうも大胆にできるものかと、これが本の醍醐味なのだなあと感じます。このおニ方の先生の意見に賛成するかどうかよりも、環境について色々な考え方があるもので、その違いの面白さを堪能できる本です。この本を読んで腹を立てるようだと、頭がカタイのかもしれません。