子どもをいじめるな (文春新書) - 和書 - 子供と読む絵本の旅
梶山 寿子

文藝春秋

グループ:Book /ランキング:681379
価格:¥ 725
発売日:2002-04 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
いい意味での期待外れだった。  (2008-08-09)
「いじめ」の本かなと思って手に取ったのだったが・・・。
 
 いい意味での期待外れだった。

児童虐待は母親が非難され、DVは夫が非難される。そして、「いじめ」はその加害児童と親が非難される。
 しかし、それらの関係者の生活、生育歴を詳細に見てみると、そのほとんどと言って良いほどの、驚くほどの高い割合でDV、虐待、暴力に晒されてきたサバイバーだったのだという。

 暴力に晒されてきた子どもたちは、それが日常となっているから、私たちの言う「普通」の家庭、家族が分からず、暴力の連鎖を受け継いでしまう。

 社会問題となっている「児童虐待」「いじめ」「少年非行」の背後にはこのようなことが横たわっているという。

 「家庭を救う」このような考え方で対処していかないと問題は解決しないだろう。

the Over-Detertive  (2002-05-15)
この本を一読して分かることは著者が善人であり、それどころか法外な善人であるということです。そして洋の東西を問わず法外な善人は被害を絶対化する為に加害者を絶対化することで単純明快な白黒図式を人工的に作り上げ、それを不特定多数の読者の前にあたかもそれが唯一の現実であるかの如く提示するのです。著者は子供を虐待する母親も実は夫なり父親の被害者であることが多く、要するにこの問題に於ける悪の根源を求めていくと<男>という絶対的悪の姿が見えると主張しています。この著者の態度は一昔前の英語圏フェミニストの「All Women are angels and all men are pigs(女性は全て天使であり男は全て豚野郎)」というラディカルな態度と大差がなく、その主張が一つの机上論としては悪くない話であるとしても、「結局は何もかも男が悪い」と一方的に決め付けるだけの単純化が果たして現実問題の解決につながるのかというとそれは大いに疑問だと言わざるを得ません。
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