翔ぶが如く〈1〉 (文春文庫) - 和書 - 子供と読む絵本の旅
司馬 遼太郎

文藝春秋

グループ:Book /ランキング:17074
価格:¥ 610
発売日:2002-02 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
西郷の魅力  (2008-10-05)
実際、第1巻では語ることの少ない西郷隆盛。
ただ、読み進めるとその茫洋とした魅力が尽きません。
語らないことによって、いろいろ想像してしまうからでしょうか。

西郷隆盛に強く惹かれつつ異なる選択をする桐野利秋、川路利良の心情にも
興味がつきません。

征韓論までの外堀埋め 第一巻  (2008-07-23)
 裏面の説明などを見ると、「すぐに征韓論を巡る大久保と西郷の議論が始まるのかな」と思っていましたが、まだまだ始まりません。まだ「征韓論」までの経緯や因果関係などの段階です。いわば「征韓論までの外堀埋め」といったところでしょう。

 第一巻を読んで思うことは、「日本の歴史教育について」です。

 現在の日本教育に欠如しているのは歴史教育です。特に幕末史をもっと重視しなければいけない、そう第一巻を読んで本気で思いました。

 「竜馬がゆく」や「花神」を読んで幕末に興味を持った人にはお勧めです。まだ第一巻を読んだだけですが、本書は傑作です。

 余談ですが、「歳月」は本書を読んでから読むべきだと後悔しています。

どうすれば失敗するのか?  (2008-06-14)
西南戦争とは、戦略なき行動がいかに愚かで、更に多くの人間の
命を無駄に奪ったか、という意味ではいい見本です。

西郷が野に下る前の前半と、西南戦争の後半では中身はかなり違い、
西南戦争に入ってからは、こんな桐野等のような馬鹿がいたために、
万単位の人が犠牲になった嘆かわしい内容で読むのが辛くなりますが、
前半の東京での駆け引きは明治政権成立後ってこうだったのか・・
と、非常に興味深く読めます。

ただし、この前半部分はしつこいくらいに長い・・
全10巻ですが、3〜4巻くらいにして欲しかったですね。

現代でも、見通しが甘い新規事業や、過去の成功体験で物事を
考えてしまうというのは良くある事。
そして、それら無能なリーダーや幹部はどう行動するのか。。。

どうすれば失敗するか、という事はこの本を読めば十分学べます。

作者の想いの変化・・  (2007-01-23)
明治という時代が走り始めようとしている時期を西郷さん等を中心に、その時代に生きた人々を描いた息吹を感じさせる作品である。西郷さんや桐野を書いているかと思えば、それを取り囲む情勢の細部に突っ込んだり、他の人物に関して細部にわたって書いていたりで、確かに読むのには根気が必要である。ただ一つ、この作品全巻を読んで感じたのは、最初のころの司馬遼太郎氏の西郷さんや桐野に対する想いと、後半の方の同氏の西郷さん等に対する想いは大分変化があるように思える。その表現の微妙な変化も本作品を読む面白さの一つかもしれない。

地獄のデータ小説  (2006-07-20)
これは明治初期のほとんど全てが分かる本です。しかしデータをバンバン叩きつけるように書いてあるため、読むのにかなり気合いがひつようです。よってチャレンジスピリットが必要です。8巻からやっと西南戦争が始まります。そこからは面白いです。しかし7巻まではかなりの根性が必要です。私は一生に一度の勉強と思い読みきりました。確かに物凄く勉強にはなります。世に棲む日々や竜馬がゆくのような面白さはないです。青春なし恋愛なし女子供なし、まるで教科書みたい。ハードで骨太な地獄のデータ政治小説です。覚悟を決めて読むべし。