「幇」という生き方―「中国マフィア」日本人首領の手記 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
宮崎 学

徳間書店

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価格:¥ 1,680
発売日:1999-09 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
アウトローという生き方  (2005-08-12)
真剣に生きようとすればするほど、馬鹿らしくなる国、日本。
そんな、平和ボケの国にも、アウトローは存在します。

中国マフィアの組織で「義」に生きた主人公の手記をモトに、
大切なものを失くしかけている国民に、痛烈な一撃を見舞う力作。

主人公のような生き方を私はしませんが、これから先の人生を少し考えさせられました。

古い表現で、申し訳ありませんが、アウトローの生き方を世に問う宮崎氏の生き方に、共感します。

ただし、難点を言えば、手記に脚色が入りすぎているので、フィックションとして、読めてしまいます。


波乱万丈  (2005-07-28)
以前から宮崎 学氏の本は色々読んでいたが、この本はまた異色の内容になっている。仮名の竹村と言う男との運命的な出会い。そこから彼の人生の回想録が始まるのだが、とにかく凄い無いようだ。日本人として初のある組織幹部への入会。それは生死を賭ける世界だった。そのなかの一つのエピソードで、竹村が監禁され、他の捕らえられた人が次々死んでいく中、捕らえている側の人とふとした事から、その人間が組織の者だと気づく。それは、組織のものだけが知る、合図によって同門だと確認する。手で作る合図出だ。その後なんと逃げられる事になる。その後看守の彼はどうなるのか。まさに自分をかえりみないこの行為に私は絶句した。その他ゲリラ活動や日本での彼の行動などある男の人生はとにかく波乱万丈に尽きる。男なら読んで欲しい本。

ノンフィクションの映画を見ているようでした。  (2005-01-15)
今は亡き実在した一人のじいさん(主人公竹村)が死の直前にたまたまマカオで筆者と出会い、意気投合して筆者が譲り受けた十五冊の日記とその語らいが、こうして本になったという事実にとても感動を覚えました。1935年~1990年代にかけ、インドシナ、中国を拠点に歴史的にも重要な「洪門」「幇」メンバーとなり、自らも戦士~殺し屋として、結果、太平洋戦争、ベトナム戦争の真っ只中をくぐり抜ける運命に翻弄された主人公から見た真実は、アジアの混乱した時代を知る上で歴史的な観点からも非常に重要な証言であるのでしょうが、それ以上に、翻弄されながらも激しく生きてゆく主人公に心を打たれました。仲間、家族は残虐や弾により時代に殺され、自らも悲しみの殺し屋となり、以降常時命を狙われる身でありながらも、命ある限り生き抜いた主人公に、最近身内を亡くし何もやる気のない私は、励まされ、はっとさせられる思いをしました。そして充分ハリウッド映画にでもなりそうな迫力でした。きっと映画化したい方もいるのではないでしょうか。縁あって本に出会えたことに感謝します。

誰も書かなかった私的戦後史  (2002-02-25)
血湧き肉踊る冒険。しかしこれはノンフィクション。事実は小説より奇なり。
ヤクザと問題を起こし日本中逃げ回った挙げ句、横浜中華街へ。そこで中国マフィアの手引きで台湾、ベトナムへと逃げのびる。
元日本兵、中国マフィアとギャング団を結成し裏社会で生きる。
なぜか中国の大きなマフィアの両方で幹部となる。

妻を殺したクメール・ルージュとの壮絶なる私戦争。

そんな面白い読み物のなかで中国の両マフィアの性格の違い、掟、秘密をいかにして守るか、血よりも固い結束、日本のヤクザとの構造的な違いなどが説明される。