レビュー(Amazon.co.jp)
100冊を超える作品を発表し、『おやすみなさいおつきさま』などで知られる著者と『しろいうさぎとくろいうさぎ』の画家が手を組んだ珠玉の1冊。1953年にアメリカで出版されてから、すでに大人になった子どもたちも含め、多くの子どもたちを楽しませてきた冒険ものがたりだ。
100冊を超える作品を発表し、『おやすみなさいおつきさま』などで知られる著者と『しろいうさぎとくろいうさぎ』の画家が手を組んだ珠玉の1冊。1953年にアメリカで出版されてから、すでに大人になった子どもたちも含め、多くの子どもたちを楽しませてきた冒険ものがたりだ。
船乗りになりたい犬のキャプテンは、ある日海を目指して旅立った。途中の野原で、大きな飛行機に乗らないかと誘われたキャプテンは言う。「のらないよ。おいらが いきたいのは そらじゃない」。潜水艦や車、地下鉄といった乗り物にも脇目もふらず、キャプテンは船長になって海へとでる。しかしその夜、嵐がやってきて、海は大荒れになった。
「こうなりたい」と思う気持ちの強さと、そこから生まれる努力があれば、どんなことでも成し遂げられるのだという気持ちになる絵本である。子どもには単純に冒険ものがたりとして楽しめるだろうが、やりたいことを我慢している大人にも勇気を与えてくれる1冊である。(小山由絵)
