神も仏もありませぬ - 和書 - 子供と読む絵本の旅
佐野 洋子

筑摩書房

グループ:Book /ランキング:85437
価格:¥ 1,365
発売日:2003-11 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
こんなに正直もの  (2008-08-12)
こんなに赤裸々な本は生まれて初めて(ぐらい)読んだ。赤裸々といっても文章や内容が。だから衝撃だった。
多少なりとも本を書くというのは、ある種の装飾がほどこされて当然、いや、しかるべしだと思っていた。しかし、佐野さんの本は、まったく素直で、まっ正直にすぎる。
正直な文章を読んで、てらいもなく感動する。
心の隅のモヤモヤが軽くなる。
そうか、だから生きていても良いのだ。
小さなことが、気にならなくなる。
怒りたいときは怒れ。笑いたいときは笑え。
つまらない時はつまらないと思って良いのだ。
そんな当然のことを思い出す。
生きるのに、美しいも汚いもないではないか。
とにかく、さらけ出して生きれば良い。

大満足です  (2008-03-11)
佐野さんの本はどれも好きですが、
その中でもこの本は面白かった!!
買って損なしですよ!
何度読んでも楽しめそうです。

いざ老齢に向かってみると・・・・  (2005-11-17)
若い時は 老人とは卓越した存在かと思っていたけれど
いざ 老齢に片足を突っ込むと 決して そうではなく
若い時の続きのまんま ただただ日を重ねて来てしまったわが身
にとって この本は そうだそうだ そうなんだ〜と
膝を手で打つ言葉がいっぱいでした。
帯にも書いてある「くもの巣が顔に張り付いた時の驚きは
四歳でも四十歳でも六十を過ぎた今も変らない。ただただ「私」は私。
深く共感します。
生涯現役とばかり 若者と張り合うのもモチロン結構。
でも 私も 自然に静かに年とりたいなと言う思いが 湧いてきました。
もちろんもちろん 元気な肉体と頭あればこそのそんな静かな老年。
佐野さんの 山暮らし 淡々と書かれてますが
ひととの関わりが 歳とっても重要ポイントと思いました。
長島有さん(猛スピードで母はの作者)にも触れられていて
長島さんの本も 猛烈に 読みたくなりました。

無宗教の本ではありません  (2005-02-04)
こういう生活が必ずしも憧れではないけれど、共感できるのは何故だろう。僕は寒いところは困るし、今いるところが気に入らないわけでもない。しかしながら著者のような生活も考えも、悪くはないという気はする。特に楽しいわけでもなさそうだけど、なんとなくいいのである。日々発見もあって、ドラマもある。日々の出来事に対しての反応は、ある意味で潔い。こういう潔さは女性的な強さなのだろうか。しかしながら一方で、女性的なところが無い訳ではないが、性別を超えたような感覚もある。やはり年を重ねるということは、そういうことなのだろう。
読み口は大変に軽いのだが、決して軽い話ではない。随筆なのだろうけれど、随筆とも違うような気がする。恐らく冗談だと思うけど、冗談ではないかもしれない。お前は何を言っている、そう思うなら読んでみて欲しい。そして僕に教えて欲しい。これは何の本なのか。よく分からないが、別に分類してもしょうがない。そういう気にさせられる。ありのままで深く考えている。理屈として理解するのではなく、全体としてわかるような、そういう考え方の本である。

老若男女、みんな読むべし。  (2004-12-31)
とーっても面白い本でした。
もともと、佐野洋子さんのエッセイが大好きで、
ほとんど読破していましたが、
これは本来の佐野節全開!という感じの本でした。

現在、群馬の田舎に住んでいる佐野さんが
農家の方との交流、友達たちとのこと、
ワールドカップサッカーの見目麗しい男たちのこと、
本当の露天風呂のこと、お漬物、
ぼけてしまったお母さんが老人ホームにいること、
自分の性欲?のこと、
いろいろなことをあるがまま、佐野節で
語られています。

ああ、年を取るってこういうことなのか?
とびっくりすることもあったり、
相変わらずの佐野さんの様子に安心したり、
老若男女、是非読むべし、の本です。