人形たちのクリスマス―ターシャ・テューダークラシックコレクション (ターシャ・テューダークラシックコレクション) - 和書 - 子供と読む絵本の旅
Tasha Tudor(原著)
ないとう りえこ(翻訳)

メディアファクトリー

グループ:Book /ランキング:155474
価格:¥ 1,260
発売日:2001-11 /通常24時間以内に発送

レビュー(Amazon.co.jp)
   セサニーとナンシーは、背丈が30センチもある大きくて古い人形。パンプキンハウスと名づけた、子どもの背丈ほどもあるドールハウスに住んでいる。そこには、ディナーセット、ストーブ、上質なソファなど、人間の生活と同じものがそろっている。子どもたちはクリスマスに、人形のサイズのクリスマスツリーやディナーを作り、人形たちと一緒に本格的なクリスマスパーティーを開く。

   この絵本に登場する、子どもの背丈ほどもあるドールハウスは、実際にターシャが幼少期に手に入れたもので、人形と子どもたちの本格的なクリスマスパーティーも、毎年、現在まで続けられているそうである。

   昔風のドレスを着た人形が、赤と緑のリースの中に座っているイラストの表紙も美しい。本を開く喜びを増してくれる華やかさだ。クリスマスのプレゼントにもいいだろう。小さくてかわいらしいものがいっぱいに詰め込まれた、夢のような絵本である。(田村恵美)

カスタマーレビュー
おすすめ度:
わくわしませんでした  (2008-10-23)
正直、期待はずれでした。
私はドールコレクターですので、感想をその視点で書きますが、あらすじを読んで、人形達がひらくクリスマス、それを手伝う子供達。森に人形用のモミの木をとりに行ったり小さなお菓子を焼いたり。
人形達と準備するそんなクリスマスならどんなにワクワクする行事だったろう、と想像していたのです。
しかし、ごく淡々と準備の様子がそのまま書かれてるだけ。
子供視点で書いても擬人化した人形の視点で書いても、作者が子供の心で書いていれば、もっと楽しく心躍るものに描けたはずなのに、と思います。
つまりこれは、あくまで大人が描いた古き良き時代の思い出語りなのです。
その点が全く期待と違い残念でした。
絵柄は古いアメリカンカントリー調なので、それが好きな方には好ましいでしょう。
私は、文章で説明するだけでなく、もっとハウスの細部や人形のドレスを詳しく絵に描いて欲しかったです。



ドールハウスファンは必読  (2007-10-15)
なかなかここまで本格的な「人形の家(ドールハウス)」を代々受け継いでいる人は、日本では少ないので、内容は余り親しみが持てないかもしれません。
でもその反面、「人形の家」に興味のある人には、夢のようなお話で、きっと本の中に吸い込まれてしまうことでしょう。
幸せな人形たちが過ごすクリスマスは、ターシャらしい愛と温かさに溢れています。

素敵な話ではあるけれど、少しだけ違和感  (2005-12-19)
 大人の目になってしまってるのかもしれないけれど、アンとトムのシリーズのように動物たちが主人公として登場するお話と違って、人形が主人公であり、その人形が、かなり裕福なお人形というところに、やや違和感を感じてしまう。
 もちろん「古きよき時代のアメリカ」を象徴する点では、アンとトムのシリーズと共通したテーマで一貫しているけれど・・・・
 これは、妻と話したのですが、人形に対する男と女の間隔の違いかもしれませんね。
 お人形遊びをした女の子には素直に入り込める世界であっても、その経験のない男の子(戦争の人形はありましたけど)には難しいかもしれませんね。
 ま、その点はともかく、最後までほんわかさせてくれる話の展開自体は素敵だし、挿画も綺麗で、この人形たちは幸せなんだろうと思いましたね。

古き良きアメリカの風景ー代々読み続けたい  (2003-12-17)
ターシャ・テューダーの絵本を手に取る方は、そのさし絵がとても素敵で思わず手にしたという方が少なくないと思います。コーギーヒルシリーズですっかり魅せられた私ですが、こちらは初期の作品の素朴な感じがまた魅力です。柔らかいタッチの色彩に、どこか懐かしいような、ほっとする時間が流れます。わずかな漢字にもふりがなが振ってありますので、ひらがなが読めるお子さまならひとりで読める程度ですが、母子で読みたくなる本です。