突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年〈上〉 (幻冬舎アウトロー文庫) - 和書 - 子供と読む絵本の旅
宮崎 学

幻冬舎

グループ:Book /ランキング:82468
価格:¥ 600
発売日:1998-12 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
全部 あります。  (2007-01-21)
左翼 右翼 被差別 同和 暴力団 在日 学生運動 政治 古代からの歴史 女性と男性の強さと 弱さ そして著者の悪く強がって見せている部分とかね

全共闘悪漢小説 半生記  (2004-09-20)
久しぶりのパンチの効いたノンフィクション。グリコ森永事件の重要参考人の半生記自伝。火のない所に煙はたたないのもよくわかる。京都のやくざの跡継ぎとして生まれ、アウトサイダーのトレーニングのような幼年時代を過ごし、早稲田大学時代は共産党の分子として、警察、公安、全共闘と抗争し、その後、稼業の解体屋の後継ぎにもどる。ところが解体屋の経営は倒産寸前で、そのやりくりのため法律違反すれすれの悪いことを数々。バブル時代の地上げ代行も手がけ、発砲され入院したことも。警察から目をつけられ、グリコ森永事件の重要参考人として逮捕寸前までいった。事実は小説より希なりという一例か、昨今はフィクションよりもノンフィクションの悪漢小説がおもしろい。

たちまち宮崎学の大ファンになりました  (2002-09-21)
不思議な説得力、爽快感が残る物語である。こういった人物がいたこと自体が非常に驚きであり、この本が多くの人に受けたのは、多くの人が、こうありたい、こういうまっしぐらに生きたい、といった憧憬があったのではないか。それにしても、おもしろい。たちまち宮崎学の大ファンになりました。

戦後の激動の時代を、仁侠魂で生き抜く男の前半戦!  (2001-05-15)
発売直後は、あの「キツネ目の男」が書いたというだけで大きな話題になった本書だが、ひとたびページをめくった読者にとって、著者がグリコ・森永事件の犯人であろうがなかろうが、そんなことはもうどうでもいいことになる。これは一人の男の過激な半生記であり、またヤクザの変遷記であり、同時に類い稀な分析力をもって綴られた戦後50年史だ。

ヤクザの息子として生まれ、抗争を脇目に悪ガキとして育った子ども時代。学生運動に燃えた早稲田時代。そして傾いた家業を立て直したい一心で、掟破りをし尽くした京都時代…。熱い。濃い。暴力的だがこの上なく爽快。こんな風にかっこよく生きてみたいと思わずにいられようか。上巻では、特に学園闘争のくだりが最高に面白い。


これほど面白い自伝はちょっとない  (2000-11-29)
一人の男の痛快無比な生きざま、読み終わった後の爽快感は他にたとえるものがない。昨日も今日もうじうじ千編一律の毎日をおくっている凡人からすれば戦慄すべき夢のような生の在り方ではないか。なんてことを言えば著者の失笑・憫笑をかうこと請け合いで、当の本人にすれば頭の筋が何度も切れそうな日々の積み重ねだったに違いない。しかし、だからこそ傍観者にすぎない我々には面白いわけで、何不自由ない幸せ者の自伝なんぞ誰が読むもんか。終章近く著者が債権の手当てに息を切らし目を血走らせてあたふた走り回るありさまは、誠に気の毒ではあるけれどこれほど面白い記述もめったにない。この本の圧巻である。とは言え、面白いだけで終ってしまえば著者の失望と怒りを買うに違いなくて、この本に底流す!る現代日本への警告をも指摘しておかねばならないだろう。著者の言う、戦後日本人が唯一精魂込めて打ち込む事のできた金儲けの道云々という指摘は、のんべんだらりとした日本国民への痛烈な一撃である。国を忘れた国民はいつか国だけでなく自分自身をも失うという警句がどこかにあった。