カスタマーレビュー
おすすめ度:
硫黄島の真実がここにあります
(2007-11-30)
小室直樹氏の鋭い視点がここにも満載です。硫黄島は戦後日本の発展を支える死闘だったことを知りました。氏の論点からすれば、日本に国家戦略があれば先の戦争も異なった展開があったかと思います。日本人は歴史からもっと多くを学ばねばならないでしょう。それにしても、硫黄島という守るに不利な場所での死闘は日本人の誇りであります。
兵器は使うだけが能じゃない!(良い事言うなぁ〜)
(2007-06-07)
さすが小室節ですね。「大東亜戦争こうすれば勝てた」や「甦る大東亜戦争」に並ぶ良い本です。これらの本に批判する人は彼の「ソビエトの崩壊」という本を読んでからにしてほしいですよね。「武器は使うだけが能じゃない」とか、「これだけ無駄な作戦ばかりやってたら勝てる戦も勝てない」など、極めて現実的に客観的に合理的に何故負けたのか、何故そうなったのかを説明している。こういう平易で奥の深い解説がとてもとても役立ちますよ。
着想は良いと思いますが、惜しい本です。
(2007-05-12)
大東亜戦争時の硫黄島での戦いの位置ずけと戦後への影響について論証しようとした本。
日本人が歴史に学んで教訓を生かそうとしていないとの指摘はまさに其の通りだと思いますし、私自身も昨年、
硫黄島の映画を見るまで硫黄島での激戦のことはほとんど知らなかった。
その意味では、こうした本が出たことはありがたいことで、読みやすい本ですが、内容が断片的で著者の事実
誤認や強引にこじつけているのではと感じさせる箇所もあり、ある程度基礎知識がないと理解しづらいと思います。
「硫黄島と大東亜戦争について研究すればする程、日本人の長所と短所が、どちらもまざまざと見えてくる
はずである。」との著者の指摘は其の通りだと思いますが、そのためにはこの本よりも他の本を読んだ方が参考
になる気がします。 惜しい本です。
タイトル負け
(2007-05-12)
本書は、所謂太平洋戦争を、反面教師して何か教訓を得るという内容を期待している方には物足りなさを感じるでしょう。と言うのは、具体的に栗林忠道大将の教訓の述と説明が少ないのです。前半40ページ程でそこから教訓を得る事は簡単では無い。残りは硫黄島守備隊の戦功を讃える内容と、硫黄島の戦いが戦後日本にどの様な影響を与えたかという内容に留まるしかも些か著者の先入観が強く読んでいて疑問を感じてしまう。本書は確かに良く取材されている様ですが、太平洋戦争から何かを得たいとぴう方は、中公文庫出版の『失敗の本質』が是非お奨めです。
英雄とは
(2007-04-24)
この本で小室氏の書いている歴史認識が正しいかどうかは分からないし、当時の史料を僕が調べてこの本と比べて判断する事はできません。
ちょっと読んでて「?」となるような記述がいくらかありました。
しかしそれらはあまり重要では無いと考えています。
この本の素晴らしい所は小室氏の考える「英雄」とはどんな人物であるのかがワリとはっきりと書かれている事です。
それは即ち合理主義者です。
「天皇のため」「国のため」「家族のため」「故郷のため」
そう考えるからこそ冷静な論理と合理主義が必要なのに、日本にはそれが無かった。
戦争翼賛を思わせるような記述の雰囲気があるこの本ですが、
小林よしのりのような単純な議論との決定的な違いがここにはあるのです。
負ければどうなってしまうか分からない戦時中でさえ、セクショナリズムや感情論が勝った日本。これを「心意気を見せた」と「ホコリニオモウ」人が現政権には多い様子。
馬鹿げています。
ノリや空気に流されやすい、お祭り体質が日本人の特徴でしょうが、これは美徳にも悪徳にもなるのだと思います。
少なくとも公について考える時には感情論やノリは横に置いて、冷静な論理が必要です。
私的な空間ではお祭り体質で楽しくしてれば良いのでしょう。
この使い分けが公共心であって、それを身に付けて日本を導こうとした人こそが真の英霊と呼ばれるべきです。
おすすめ度:
硫黄島の真実がここにあります
小室直樹氏の鋭い視点がここにも満載です。硫黄島は戦後日本の発展を支える死闘だったことを知りました。氏の論点からすれば、日本に国家戦略があれば先の戦争も異なった展開があったかと思います。日本人は歴史からもっと多くを学ばねばならないでしょう。それにしても、硫黄島という守るに不利な場所での死闘は日本人の誇りであります。
兵器は使うだけが能じゃない!(良い事言うなぁ〜)
さすが小室節ですね。「大東亜戦争こうすれば勝てた」や「甦る大東亜戦争」に並ぶ良い本です。これらの本に批判する人は彼の「ソビエトの崩壊」という本を読んでからにしてほしいですよね。「武器は使うだけが能じゃない」とか、「これだけ無駄な作戦ばかりやってたら勝てる戦も勝てない」など、極めて現実的に客観的に合理的に何故負けたのか、何故そうなったのかを説明している。こういう平易で奥の深い解説がとてもとても役立ちますよ。
着想は良いと思いますが、惜しい本です。
大東亜戦争時の硫黄島での戦いの位置ずけと戦後への影響について論証しようとした本。
日本人が歴史に学んで教訓を生かそうとしていないとの指摘はまさに其の通りだと思いますし、私自身も昨年、
硫黄島の映画を見るまで硫黄島での激戦のことはほとんど知らなかった。
その意味では、こうした本が出たことはありがたいことで、読みやすい本ですが、内容が断片的で著者の事実
誤認や強引にこじつけているのではと感じさせる箇所もあり、ある程度基礎知識がないと理解しづらいと思います。
「硫黄島と大東亜戦争について研究すればする程、日本人の長所と短所が、どちらもまざまざと見えてくる
はずである。」との著者の指摘は其の通りだと思いますが、そのためにはこの本よりも他の本を読んだ方が参考
になる気がします。 惜しい本です。
タイトル負け
本書は、所謂太平洋戦争を、反面教師して何か教訓を得るという内容を期待している方には物足りなさを感じるでしょう。と言うのは、具体的に栗林忠道大将の教訓の述と説明が少ないのです。前半40ページ程でそこから教訓を得る事は簡単では無い。残りは硫黄島守備隊の戦功を讃える内容と、硫黄島の戦いが戦後日本にどの様な影響を与えたかという内容に留まるしかも些か著者の先入観が強く読んでいて疑問を感じてしまう。本書は確かに良く取材されている様ですが、太平洋戦争から何かを得たいとぴう方は、中公文庫出版の『失敗の本質』が是非お奨めです。
英雄とは
この本で小室氏の書いている歴史認識が正しいかどうかは分からないし、当時の史料を僕が調べてこの本と比べて判断する事はできません。
ちょっと読んでて「?」となるような記述がいくらかありました。
しかしそれらはあまり重要では無いと考えています。
この本の素晴らしい所は小室氏の考える「英雄」とはどんな人物であるのかがワリとはっきりと書かれている事です。
それは即ち合理主義者です。
「天皇のため」「国のため」「家族のため」「故郷のため」
そう考えるからこそ冷静な論理と合理主義が必要なのに、日本にはそれが無かった。
戦争翼賛を思わせるような記述の雰囲気があるこの本ですが、
小林よしのりのような単純な議論との決定的な違いがここにはあるのです。
負ければどうなってしまうか分からない戦時中でさえ、セクショナリズムや感情論が勝った日本。これを「心意気を見せた」と「ホコリニオモウ」人が現政権には多い様子。
馬鹿げています。
ノリや空気に流されやすい、お祭り体質が日本人の特徴でしょうが、これは美徳にも悪徳にもなるのだと思います。
少なくとも公について考える時には感情論やノリは横に置いて、冷静な論理が必要です。
私的な空間ではお祭り体質で楽しくしてれば良いのでしょう。
この使い分けが公共心であって、それを身に付けて日本を導こうとした人こそが真の英霊と呼ばれるべきです。
