カスタマーレビュー
おすすめ度:
豪華ですね
(2008-11-24)
私はこの映画のエリザベス一世は好きだけれど、この当時彼女はこんなふうに個人的な思いを巡らせていたかしら。個人の幸せなど考える暇があったかな、という素朴な疑問を感じます。この時代の彼女のような権力者はそんなことを考えている暇もなかったはずでは。そう考えると、満点ではないです。歴史映画はお金がかかるというけど、この映画の衣装も相当なものです。そしてケイト・ブランシェットの女王様ぶりは板についていて、男のようにすがすがしい。惚れぼれします。
見ごたえ十分な歴史絵巻
(2008-11-10)
少女から女王となった前回の「エリザベス」の続編。
今度は大国スペインを中心とした宗教戦争に巻き込まれながら、女性として女王として苦悩するエリザベスを描く大作。
見事な大作であるにも関わらず、極めて簡潔に無駄なくまとめた監督の力量はすごい。
こういった大作だと大抵三時間位かかりそうなのに、二時間弱、しかし内容はダラダラした三時間映画よりずっと濃いものとなっている。
今回は、エリザベスの処女女王としての苦悩、男性にすがりたい弱い女性の悩み、嫉妬、突如現れた荒くれ男に引かれる、女としてのエリザベス。
メアリースチュワートの処刑、そしてクライマックスは無敵艦隊を破った英スペイン戦争である。
カメレオン女優のケイトブランジェットが素晴らしいのは言うまでもない、それに加え周りを固める俳優人も素晴らしい、女王としての威厳を持ちながら逍遥と死に向かうメアリー、もよかったが、お気に入りになったのはスペインのフェリペII世、弱弱しそうな声と定まらない焦点、蟹股のチョコチョコした歩き方。最も繁栄しながら宗教戦争や疫病を抱えていたどことなく暗いスペイン編もまるであの時代にタイムスリップしたような感じがする。
スペイン王女のイザベル(英語名エリザベス)が威風堂々として、しかも常に英国女王エリザベスの人形を持っているといった細かい演出も面白い。
唯一難点だと思ったのは、カメラワーク。
戦争に勝った後イコンのようなエリザベスを廻るカメラで360度まわしながらとるのは効果的な演出だと思うが、廻るカメラを使いすぎていたようにも思う。
その点だけは個人的にはしつこいように感じた。
それを差し引いても素晴らしいできばえの映画。一作目もよかったが、二作目の円熟しながら内面で葛藤していた女王とスペイン凋落、イギリス繁栄の歴史を分岐点を丁寧に真摯に描いた作品と言えよう。
英国の黄金時代を切り開いた女王エリザベスの、壮大なる闘い。
(2008-10-16)
歴史背景を少しは知っておいた方が良い。
カトリックとプロテスタントの闘い。スペインとの対立。エリザベスが未だ統治しきれていない英国内の複雑怪奇な状況。さらに、外国の陰謀。
結果は、エリザベスが飛躍して大きな女王となった。
前半のメアリー スコットランド女王とエリザベスの権力闘争。
その渦中に新大陸を発見した男が登場し、新大陸を英国の植民地として認知し、開拓させてほしいという。
新世界とは現アメリカ合衆国のことである。
恋したり哀しんだりする人間女王は「純粋女王」に変身していく。
女王自身が暗殺されかかった。
メアリー スコットランド女王の処刑。
そして、最強の無敵艦隊をもったスペインが攻めてきて絶体絶命。
女王は民衆の中に入り込みともに闘う。
そして無敵艦隊は全滅した。
さあ、これにより英国のゴールデン時代が切り開かれていくのだ。
豪華絢爛壮大きわまる作品。
最初の『エリザベス』から10年経過した。女王は迷いながらも土壇場では強い。
「英国と結婚し英国民の母親となり、子ども生まない」と断言。
国民は女王エリザベスを真に敬愛することになる。
凄い作品になった。主演を演じるケイト・ブランシェットはこの10年で見違えるよう。
最高の作品。
歴史大河巨編
(2008-10-14)
★4つとしました。
その内訳は以下です。
1:前作『エリザベス』以上にじっくりと
物語が展開する“ドラマ”性があり、素直に面白い。
2:ケイト@エリザベスの好演も然りだが、
スコットランド女王メアリのS・モートンも個人的に
評価したい。捕らえられるシーンでの彼女の
困惑と悔しさ、絶望と脅威の感情の表現は絶品だと思った。
3:ヴォルタのダンスシーン。ウォルター・ローリーと
恋仲になってしまう侍女のべスが踊る姿を見て、
かつて若いころの自分に思いを馳せる。
郷愁と哀歓、無垢と純真。国を安寧に導く時期へと
育てたエリザベスは、女王として経験や存在、迫力も板についたものの、
何がしか“一個の小粒な人間”としての安堵感が垣間見えるようだ。
哀愁的なBGMと巧みなカメラワークがあいまって、
彼女の人間らしさがにじみ出ている印象的なシーンだと思う。
4:日本語吹き替えでは、エリザベスを高畑淳子が担当。
このCVがかなりあたっている。吹き替え版で見てもおすすめ。
★マイナス1は、全体的に劇的すぎるきらいがあるのでは?
ということ。どなたかもレンブラントの絵画のような、と
書いていたが、そのとおり、17世紀の絵画的映像表現は
すばらしいものの、ドラマチックすぎる感があって
やや鼻につくなあと思う人がいるかも。
エリザベスもただの女
(2008-08-24)
ひとりの女として、侍女に嫉妬するエリザベス。
銀色の甲冑をまとい、馬上から号令叫ぶエリザベス。
次々とレンブラントの絵画を映像で浮き上がらせる。
映像美を求めた映画。
おすすめ度:
豪華ですね
私はこの映画のエリザベス一世は好きだけれど、この当時彼女はこんなふうに個人的な思いを巡らせていたかしら。個人の幸せなど考える暇があったかな、という素朴な疑問を感じます。この時代の彼女のような権力者はそんなことを考えている暇もなかったはずでは。そう考えると、満点ではないです。歴史映画はお金がかかるというけど、この映画の衣装も相当なものです。そしてケイト・ブランシェットの女王様ぶりは板についていて、男のようにすがすがしい。惚れぼれします。
見ごたえ十分な歴史絵巻
少女から女王となった前回の「エリザベス」の続編。
今度は大国スペインを中心とした宗教戦争に巻き込まれながら、女性として女王として苦悩するエリザベスを描く大作。
見事な大作であるにも関わらず、極めて簡潔に無駄なくまとめた監督の力量はすごい。
こういった大作だと大抵三時間位かかりそうなのに、二時間弱、しかし内容はダラダラした三時間映画よりずっと濃いものとなっている。
今回は、エリザベスの処女女王としての苦悩、男性にすがりたい弱い女性の悩み、嫉妬、突如現れた荒くれ男に引かれる、女としてのエリザベス。
メアリースチュワートの処刑、そしてクライマックスは無敵艦隊を破った英スペイン戦争である。
カメレオン女優のケイトブランジェットが素晴らしいのは言うまでもない、それに加え周りを固める俳優人も素晴らしい、女王としての威厳を持ちながら逍遥と死に向かうメアリー、もよかったが、お気に入りになったのはスペインのフェリペII世、弱弱しそうな声と定まらない焦点、蟹股のチョコチョコした歩き方。最も繁栄しながら宗教戦争や疫病を抱えていたどことなく暗いスペイン編もまるであの時代にタイムスリップしたような感じがする。
スペイン王女のイザベル(英語名エリザベス)が威風堂々として、しかも常に英国女王エリザベスの人形を持っているといった細かい演出も面白い。
唯一難点だと思ったのは、カメラワーク。
戦争に勝った後イコンのようなエリザベスを廻るカメラで360度まわしながらとるのは効果的な演出だと思うが、廻るカメラを使いすぎていたようにも思う。
その点だけは個人的にはしつこいように感じた。
それを差し引いても素晴らしいできばえの映画。一作目もよかったが、二作目の円熟しながら内面で葛藤していた女王とスペイン凋落、イギリス繁栄の歴史を分岐点を丁寧に真摯に描いた作品と言えよう。
英国の黄金時代を切り開いた女王エリザベスの、壮大なる闘い。
歴史背景を少しは知っておいた方が良い。
カトリックとプロテスタントの闘い。スペインとの対立。エリザベスが未だ統治しきれていない英国内の複雑怪奇な状況。さらに、外国の陰謀。
結果は、エリザベスが飛躍して大きな女王となった。
前半のメアリー スコットランド女王とエリザベスの権力闘争。
その渦中に新大陸を発見した男が登場し、新大陸を英国の植民地として認知し、開拓させてほしいという。
新世界とは現アメリカ合衆国のことである。
恋したり哀しんだりする人間女王は「純粋女王」に変身していく。
女王自身が暗殺されかかった。
メアリー スコットランド女王の処刑。
そして、最強の無敵艦隊をもったスペインが攻めてきて絶体絶命。
女王は民衆の中に入り込みともに闘う。
そして無敵艦隊は全滅した。
さあ、これにより英国のゴールデン時代が切り開かれていくのだ。
豪華絢爛壮大きわまる作品。
最初の『エリザベス』から10年経過した。女王は迷いながらも土壇場では強い。
「英国と結婚し英国民の母親となり、子ども生まない」と断言。
国民は女王エリザベスを真に敬愛することになる。
凄い作品になった。主演を演じるケイト・ブランシェットはこの10年で見違えるよう。
最高の作品。
歴史大河巨編
★4つとしました。
その内訳は以下です。
1:前作『エリザベス』以上にじっくりと
物語が展開する“ドラマ”性があり、素直に面白い。
2:ケイト@エリザベスの好演も然りだが、
スコットランド女王メアリのS・モートンも個人的に
評価したい。捕らえられるシーンでの彼女の
困惑と悔しさ、絶望と脅威の感情の表現は絶品だと思った。
3:ヴォルタのダンスシーン。ウォルター・ローリーと
恋仲になってしまう侍女のべスが踊る姿を見て、
かつて若いころの自分に思いを馳せる。
郷愁と哀歓、無垢と純真。国を安寧に導く時期へと
育てたエリザベスは、女王として経験や存在、迫力も板についたものの、
何がしか“一個の小粒な人間”としての安堵感が垣間見えるようだ。
哀愁的なBGMと巧みなカメラワークがあいまって、
彼女の人間らしさがにじみ出ている印象的なシーンだと思う。
4:日本語吹き替えでは、エリザベスを高畑淳子が担当。
このCVがかなりあたっている。吹き替え版で見てもおすすめ。
★マイナス1は、全体的に劇的すぎるきらいがあるのでは?
ということ。どなたかもレンブラントの絵画のような、と
書いていたが、そのとおり、17世紀の絵画的映像表現は
すばらしいものの、ドラマチックすぎる感があって
やや鼻につくなあと思う人がいるかも。
エリザベスもただの女
ひとりの女として、侍女に嫉妬するエリザベス。
銀色の甲冑をまとい、馬上から号令叫ぶエリザベス。
次々とレンブラントの絵画を映像で浮き上がらせる。
映像美を求めた映画。
