ニッキー・シックス ヘロイン・ダイアリーズ - ミュージック - 子供と読む絵本の旅
染谷和美(翻訳)

シンコーミュージック・エンタテイメント

グループ:Book /ランキング:40883
価格:¥ 2,940
発売日:2008-09-30 /通常2~4週間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
いままで優等生として生きてきた人にも是非!!  (2008-12-06)
私はニッキーファンということと、
彼の慈善事業「Running wild in the night」に関心があり
この本を購入しました。

内容はとても衝撃的。
どんどん深みにはまっていく様
堕ちていく様は恐ろしく
読んでいて、時に吐き気のような不快感も感じられます。

しかし・・・時に挿まれる彼の恵まれなかった子供時代、
大好きな祖母の葬儀に参列出来なかった後悔の念、
大きくなっても「母」を求める気持ち・・・などなども記され、
「孤独の裏側にあるもの」「自暴自棄の裏側にあるもの」も
この本から随所垣間見ることが出来ます。

最悪な状態から這い上がり、人間としての幸福を求める彼の生きる姿、
子供達のために自分自身を一生懸命変えようとする彼の姿勢、
すべてをさらけだし前進する彼の姿は
本当に私にとってはすばらしいと思います。

ジャンキーでなくても、いままで優等生として生きてきた人も、
是非読んで頂きたいと思います。

生きていて落ち込んだとき、壁にぶち当たった時に
腐らず、前向きになるエッセンスが盛りだくさんです。

彼の本、サウンドトラックにインスパイアされる今日この頃です。


重度のジャンキーの日記はどんなセラピー本より説得力があります・・  (2008-12-04)
 この本は、1986年12月25日から1987年12月25日までニッキーがつけていた日記をそのまま訳したものと、それから現在までを簡単に要約したものとで構成された、いわゆるニッキーのジャンキー時代とその後の回顧録です。
 
 また内容はかなり衝撃的で、部屋のクローゼットにこもって売人を呼びつけ、ヘロインを吸い、コカインを注射しまくり、更にハルシオン等を飲むという生活をほぼ一年ず〜っとやっていたということ(ツアー中は当然ホテル吸っていた)で、しかも家に侵入してくる奴がいるということで、銃を常に持っていたということ、また当時ニッキーの恋人といわれていた、プリンスの元カノ・ヴァニティも実は酷いジャンキーで、しかもニッキーはヴァニティを酷く嫌っていたということ、またそういう友達にスラッシュ、スティーブンアドラー、故・ロビンクロスビーがいたということ、何度も辞めようと努力するも、結局薬に手をだしてしまうこと等が書かれています。
 おそらくここまで大量に麻薬を体内に取り入れて、今もちゃんと活躍できている人間はニッキーだけではないでしょうか。しかも、こんな状態でよくアルバムが出せたのと、当時のインタビュー記事とかではこんなに酷いジャンキーの面は出さなかったニッキーはやはり只者じゃないと思いました。

 孤独感からの逃避で始めた麻薬が、どんどん深みにはまって辞められなくなり、とうとう一時は死ぬという所まで落ちていくさまが一日ごとに記されているこの本は、医者やカウンセラーの話なんかより、読んでいてはるかに興味深いし、恐ろしいです。
 最後にニッキーは「読んだ人が1人でも救えるかもしれないからこの本を出した」と言っています。

 もし現在麻薬にはまって、辞められなくて困ってる人がいるなら、治療をすることがまず必要ですが、医者の書いた本やセラピー本を読むなら、この本の方が心の支えになってくれるかもしれません。

 
 

 

夏休みの課題図書にしてください  (2008-11-15)
かなり高額ですね。凝りに凝った内容ですし、訳された方も相当苦労されたことと思います。翻訳は無いだろうと諦めていましたが、出版されましたね。これで、日本語で読みたい人が読める。どんどん広めなければだめです。彼は「夜回り先生」こと水谷修さんと一緒なんです。夜、行き場が無く徘徊している子供達を受け止める活動をしてるんです。マイスペースではたくさんのファンがサポートしてます。

売り上げの25%が寄付されています。ニッキーはいつも謙虚で、「俺が俺が」という人ではない。ベースという楽器は、そういうものですしね。だけど、作品はほとんど全てが彼によるものなんです。80年代のグラマラスな彼らのバックステージが覗け、スノッブなプロデューサーに心を傷つけられたことも、包み欠かさず書かれています。(その後プロデューサーは醜い告発文をネット新聞に載せました)

彼の人生のモットーは、「俺の人生は開かれた本。世界中誰でも読める」。これって、相当のレベルに達していない人でないと守れないですよ。だから、彼は、軽いものから始まり、コカイン、最強のヘロインまで辿り着いてしまい、しかもそれを「これこそ俺の真実の愛」と、当時は、思ってたんです。でも、抜け出すことができた。強い人だったから。強くなれば、抜け出すことができる。音楽への心からの愛情が彼を救いました。だから、作品も素晴らしいんです。

活字を追うのがきつい、アートワークがどきつくて見ることがつらい、という人は、ぜひ、この本のサウンドトラック盤アルバム、シックス:A.M.によるものをお試しください。私は、本はあまりにも恐ろしくてあまり読めません。ニッキー自身による語りが時折入る、音楽の方を聴きます。これでもかなりわかります。とはいえ、ドラッグに近づかない強い自分をつくるために、教育の場でどんどん広めていっていただきたいと強く希望します。


おとぎ話のダークサイド  (2008-11-10)
1987年、世界的な成功を収めスターダムへの道を駆け上がっていたモトリー・クルー。
華々しい活躍とは裏腹な、そして毒々しいイメージの数倍上を行く、どぎつい舞台裏のストーリー。
この本は、バンドを牽引していたニッキー・シックスが当時つけていた日記を基にしたものである。
あらゆる中毒症状が生々しく書き連ねられ、依存者の実態を浮き彫りにしていく。

毎日のように次々と起こるクレイジーな出来事。
しかしそれはあまりに破天荒で浮世離れしていて、ファンタジーのようにも思えてくる。
全体を通じて実際には相当に痛々しい話のはずだが、
当人の感じていた虚しさが表れているせいだろうか、重苦しさよりも妙な軽さがある。
そのおかげで割とサラッと読めるのだが、よく考えてみればこれもまた恐い話である。
しかしエンターテイメント作品としてまとめられているのは、流石ロックスターの仕事だと感じた。
時折挿まれる親類のエピソードがとても切ない。

豪華な装丁のおかげもあって、大人向けの絵本という印象を受けた。
この本が何処かの瀕死のジャンキーの命を救えるかどうかはわからないが、
どんな状況でも生き残り、自分を笑い飛ばしてきた著者のタフネスとユーモアは充分に楽しめると思う。

ニッキーさんへ  (2008-10-27)
「THE DIRT」よりすいすい読めました。

ドラッグのイメージ・・・
ハイな状態、幻覚、錯乱、禁断症状・・・
それ以上に、毒に汚染された汗、小便、嘔吐物、ずばりクソが
染みついたような、あなたの悪臭漂う本です。

ここまでやるかぁ!?と思いました。
そんなにも、あなたの心の闇は深かったのかと。
何はともあれあなたは地獄から生還し、
つい先日も私たちの前で元気にプレイしてくれた。
死ななかった。生きている。
嬉しいです。

さらけ出してくれてありがとう。
これからもずっと愛し続けます。
モトリーは不滅、あなたの人生はまだまだ続くのです。

ところで、記述に間違いを見つけました。
87年ジャパンツアーの大阪公演は
フェスティバルホールじゃなくて大阪城ホールです。
フェスティバルホールは85年です。
重要なことではないけど・・・いや重要だ!!
ファンにとっては!!
あの日の最高に幸せで、忘れたことはありません。