クリスチャン・マクブライド(演奏)
ジョシュア・レッドマン(演奏)
マービン・スミティ・スミス(演奏)
アントニオ・ハート(演奏)
ビデオアーツ・ミュージック
グループ:Music /ランキング:46741
価格:¥ 1,744
発売日:1998-10-21 /通常24時間以内に発送
1.プレリュード第4番ホ短調
2.ひまわり
3.コンテンプレーション
4.フォー・オール・ウィ・ノウ
5.シェルブールの雨傘
6.ソウル・アイズ
7.スマイル
8.グット・モーニング・ハートエイク
9.ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
おすすめ度:
非常にポップで聴きやすい。しかし、その中にはジャズの真髄が活きている。
ソロからビッグバンドまで様々な形態で
活動を続けてきたマッコイ・タイナー。
しかし、その音楽活動で本幹となっているのは
ピアノトリオによる演奏なのだという。
ジョン・コルトレーンバンドのピアノとして
リズムを支えていた頃からトリオの構想があったようで、
ナイツ・オブ・バラッズ・アンド・ブルース等の作品を残している。
しかし、この作品はいつものトリオとは少し趣が異なる。
クリスチャン・マクブライドをベースに迎え、
ジョシュア・レッドマン、アントニオ・ハートをサックスに、
といったように、より世代の若いアーティストとの
共演を果たしている。
常に変化を求めているマッコイ・タイナーの心意気が
ここでも見られているといった感じなのだろうか。
また、その曲目も注目に値する。
クラシックのピアノソナタから、
スクリーンミュージックに至るまで
ちょっと独特の選曲になっている。
非常にポップで聴きやすい。
しかし、その中にはジャズの真髄が活きている。
Swing Journal選定ゴールドディスク
マッコイの異色作、だが痛快だ!
マッコイと言えばコルトレーン・カルテットでの演奏や、「SAHARA」に代表されるようなアフリカ回帰色を思い浮かべるが、このアルバムでは彼のイメージを一新させるような曲を料理している。ショパンやベートーベンを弾くマッコイを誰が想像できるだろうか?
プロデュースは木全信(kimata makoto)氏。日本人以外にこういう選曲を考える人はいない。おまけに映画「ひまわり」のテーマ("Loss Of Love")やシェルブールの雨傘("I'll Wait For You")まで演奏してもらっている!(マッコイ自身の選曲だとは絶対に思えない。)
ショパンの "Prelude in E Minor" はストレートな表現で、同曲ではジェリー・マリガンの名演があり、そちらのほうが良いかもしれない。「ひまわり」は映画同様、悲痛な曲だが、ゲスト参加のアントニオ・ハートのアルトが抑えた表現で素晴らしい。また、「シェルブールの雨傘」はピアノ・トリオによる演奏で、原曲のメロディーを活かしてアッサリとグルーヴしたものになっている。
極めつけはラストのベートーベンの「悲愴」。こんな曲だったっけ、と思うほど楽しげでノリがよく、悲愴感のカケラもない。徐々に盛り上がってゆき、最後はお祭り気分が頂点に達してしまう!
なぜか非常に楽しめるアルバムだ!
