エニグマ2 ザ・クロス・オブ・チェンジズ - ミュージック - 子供と読む絵本の旅


EMIミュージック・ジャパン

グループ:Music /ランキング:105564
価格:¥ 2,548
発売日:1994-01-12 /只今品切れ中
曲目リスト
1.第2章
2.アイズ・オブ・トゥルース
3.リターン・トゥ・イノセンス
4.アイ・ラヴ・ユー…アイル・キル・ユー
5.サイレント・ウォリアー
6.ザ・ドリーム・オブ・ザ・ドルフィン
7.エイジ・オブ・ロンリネス(カーリーの歌)
8.アウト・フロム・ザ・ディープ
9.ザ・クロス・オブ・チェンジズ
レビュー(Amazon.co.jp)
   本作は94年リリースのセカンドで、やはりエキセントリックな試みは忘れていないようだ。<3>などヴォーカル主体のメロディアスな部分もクローズアップされ、前作に比べるとややおとなしめの作りになっている。
   彼らの作品を聴いていると人間の声にかなう楽器など、この世のどこにも存在しないような気もしてくる。第二次世界大戦下のドイツで使用された暗号器もエニグマというが、このプロジェクトが発信するサウンドには、何かもっと隠されたメッセージがあるのではないかと、つい深読みをしたくなってしまう。(春野丸緒)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
最大のヒット曲「Return To Innocence」を収録する、硬派の2nd.アルバム。  (2007-01-11)
 1990年、グレゴリオ聖歌をサンプリングした『サッドネス』で衝撃のデビューを飾ったエニグマ。注目の第2作である(1994年作品)。

 先行シングル「Return To Innocence」では、台湾・先住民アミ族の長老:郭英男の唄う「酒飲む老人の歌」をサンプリングしている。当初は無断使用だったそうだが、アトランタ・オリンピックのテーマとして世界的にヒットしたことから、訴訟問題に発展。その後、和解している。土着的で力強い郭英男のスキャットと、張りのあるMichael Cretuの高音が対比され、唯一無二のサウンドが完成している。数字的にはエニグマ最大のヒット曲となった。

 また、同じくシングルになった「エイジ・オブ・ロンリネス(カーリーの歌)」も、同じくアジア(今度はモンゴル)のシンガー:ナムジリーン・ノロヴバンザドの歌う唱歌“オルティンドー”がサンプリングされている。哀愁と高揚感を持った力強い女声が、独特の癒しの効果をもたらしている。

 デビュー作『サッドネス』でも、日本の尺八を思わせる音が登場するなど、Michael Cretuは東洋の音楽にも造詣が深いようだ。一方、「I Love You...I'll Kill You」では8分にも及ぶ大作を展開。激しいギター・ソロもあるなど、ハード・ロック的な一面も見える。

 音楽性・音ともにデビュー作以上に尖っており、「硬派」の音作り、と評されることが多いようだ。尚、正式なタイトルは『ENIGMA 2〜The CROSS Of Changes』である。

たまに聞くと和む。そんな系。  (2006-08-20)
夜、横になって明かりを消し、目をつむり、
聞いていると心が落ち着くんだ。
心が欲する時、しっくりくる。







ちょっと焦点が…  (2005-11-04)
傑作MCMXC a.D.(邦題サッドネス:永遠の謎)に続く、エニグマの2nd Album。
しかしよーくアーティスト名を見ると、“Enigma 2”となっています。
これは日本のEnigmaのF&Q HPに記してある話を掻い摘んで書くと、
「あまりにも(前作と)音楽の方向性が違っていた」「参加ミュージシャンの顔ぶれが大幅に変わった」
というのが主な理由のようです。

音のほうは自分が聴いたところ、正に上に書いた内容が「その通り!」と言う感じで、
とにかく雰囲気が変わりました。

使用された民族音楽は前作のキリスト教文化中心のものから、オリエンタルというか、
トライバルというか、何処かアジア、アフリカを思い浮かべさせるものまで、とにかく多彩になっています。
また宗教的な空気を持ち、神話のような荘厳さを持った前作に比べて、大分雰囲気が派手になりました。
(4.なんかでは中盤にギターソロまであって驚きました。その他サウンドアレンジなんかは、
大分迫力が増してます。)
メロディアスでポップな感じの曲も増えていて、より幅広い層に聴きやすくなっている気もします。
(ピアノをフューチャーした曲なんかは前作とは全く別物の雰囲気です)

しかし派手になった分、前作が持っていた威厳のようなものは薄れてしまったように感じます。
多種多様な構成も何か雰囲気の統一感を失っているようで、アルバムとして見ると、
自分は前作の方が圧倒的に好きです。

このアルバムの中では抜群の完成度と雰囲気を持つ(と思う…)2.アイズ・オブ・トゥルースと、
約8分に及ぶ大曲4.アイ・ラヴ・ユー…アイル・キル・ユーが非常に気に入ってます。


魂のメッセージ  (2005-03-31)
メロディは暗い。メッセージも暗い。しかし「癒し」と言われるこのアンバランス差。癒し…かなぁ。私としては悲痛な心の叫びがビシビシ伝わって来てとてもそれどころではありませんでした。

壮大な音に心を奪われ、独特のメロディにシビれます。


Enigmaのアルバムの中では・・  (2004-01-21)
 Enigmaの第2作目である本編は、グレゴリオ聖歌のサンプリングという、誰も考えもしなかったことをやらかした前作(デビューアルバム)に比べて、pop路線に振っているという評価が多いし、実際popで聴きやすい。return to innocenceなんかはアフリカの民俗音楽をサンプリングしたものだが、その路線は確かにAdiemusなどに似ているといえば似ているような気もする。だから最近流行のcompilation albumにはよく入っている。しかし、Enigmaの曲はそれほど単純ではない。

 最新作のvoyagerまで聴いた上でこのアルバムを評価するならば、実は隠れた名作だ。もっとも、Enigmaらしいとは決していえない。しかし根底に流れているMichael Cretuの音楽的センス、メロディ、あるいは和音のつなげ方、調性のとり方は一作目となんら変わりがない。和音に関してよくよく注意して聞いてみると、極めて理にかなった音の使い方をしながらも、不快に思わない程度の不協和音の塊であることに気づく。2曲目のThe eyes of truthではしょっぱなから増4度という一番の不協和音がオンパレードであったりする(不思議とさほど気持ち悪くはない)。
 また08. Out from the deepから09.The cross of changesへのcrossoverなどを聴いていると鳥肌が立つほどの感動を覚える。まとまりのないメロディの繰り返しがただ2分続く中に、SandraのWhisperが入っている、ただそれだけの曲なのに、聴いていると宇宙の深遠に引きずり込まれるような感覚を覚えさせる。歌詞があるようでなく、また無いようで歌詞がある故に、メロディだけで情景が呼び起こされやすい。それもほかのEnigmaのアルバムに比べても、音だけで情景を感じさせる力がある。これが隠れた名作たる所以である。