歴史 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
西国巡礼―三十三所観音めぐり (1970年) (現代教養文庫)   西国巡礼―三十三所観音めぐり (1970年) (現代教養文庫)
西国札所会(編集)
社会思想社
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感動的ドラマであるが......残念ながら学術的には弱い 今から40年程前、小学生の時に読んで感動し、古代への夢を掻き立てられた本。当時、邪馬台国ブームを創った本でもある。今度映画化されるそうで、又話題を呼ぶ事であろう。

感動の中心は、著者が視力を失いながらも、「地名は変りずらい」と言う点に着目し、奥様に古事記を読んで頂き、古代の音を研究し、魏志倭人伝中の国名を現代の地名に次々と比定し邪馬台国の位置を求めた夫婦愛にある。「いつかはこの杖で金印を探り当てる」と言うラストは今でも印象に残っている。しかし、著者は本書を人間ドラマとして書いた訳ではあるまい。あくまで学術書として書いている。「地名は変りずらい」と言う着眼点は良いと思う。平成の大合併と呼ばれる市町村の統廃合で、今でこそ地名は変化しているが、かつては地名は変らないものの代名詞だった。しかし、問題は陳寿(勿論、倭の事は伝聞で書いている)が関係者から聞き取ったヤマト言葉をどう漢語で表したのか誰にも証明できない点にある。私はTVで観た事があるが、台湾の老人は「邪馬台」を「ヤマダイ」と発音していた(これは似ている方だと思う)。陳寿はこの逆の操作を行なった訳である。また、伝聞なので魏志倭人伝中に出て来る国が実在したかどうかも判然としない。これで比定の連鎖を行なうのは無理であろう。結論の邪馬台国の位置が郷土になっているのも偶然とは言え、主張に疑問を抱かせるものである。

人間ドラマとしては感動的で、私の古代史への興味を掻き立てた懐かしい本だが、学術的には弱いと言わざるを得ない残念な本。

まぼろしの邪馬台国 (1967年)   まぼろしの邪馬台国 (1967年)
宮崎 康平
講談社
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北極点グリーンランド単独行 (1978年)   北極点グリーンランド単独行 (1978年)
植村 直己
文芸春秋
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鉄の首枷―小西行長伝 (1977年)   鉄の首枷―小西行長伝 (1977年)
遠藤 周作
中央公論社
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日本再発見―芸術風土記 (1958年)   日本再発見―芸術風土記 (1958年)
岡本 太郎
新潮社
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ビーグル号航海記〈中〉 (1960年) (岩波文庫)   ビーグル号航海記〈中〉 (1960年) (岩波文庫)
島地 威雄(翻訳)
岩波書店
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古事記の世界 (1967年) (岩波新書)   古事記の世界 (1967年) (岩波新書)
西郷 信綱
岩波書店
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戦後秘史〈7〉謀略と冷戦の十字路 (1981年) (講談社文庫)   戦後秘史〈7〉謀略と冷戦の十字路 (1981年) (講談社文庫)
大森 実
講談社
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田中正造の生涯 (1976年) (講談社現代新書)   田中正造の生涯 (1976年) (講談社現代新書)
林 竹二
講談社
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円 (税込み)
北極圏一万二千キロ (1976年)   北極圏一万二千キロ (1976年)
植村 直己
文芸春秋
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円 (税込み)
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