歴史・地理 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
町人国家論の変奏 今まであちこちで述べてきたことの寄せ集めのような印象がある本である。日中関係について、日本が中国から一方的に影響を受けてきたので、恩を返さねばならないなどと間の抜けたことを書いているが、そもそも菅原道真が9世紀末に遣唐使を廃止してから、時折中国の思想が流入することはあっても、日中関係は基本的に断絶していたのであり、一方的に影響を受け続けたと言うのは明らかな誤りである。そもそも日本人が明治維新以来、作り上げた数多くの翻訳語はそのまま中国で使われているのではないか。読んでいるうちに、著者の論旨は、天谷直弘氏がかつて唱えた「町人国家論」に近いと思っていたら、案の定後になって出てきたので笑ってしまった。中国人には誠心誠意話せば分かるとも書いているのだが、これも全くの幻想だ。そもそも現在の中国人の圧倒的多数には漢籍の素養など全く無い。断絶しているのである。著者の言う中国人は著者の妄想の中にしか存在しない。中国人と誠心誠意話せば分かる、ただひたすらアメリカに抗って中国人と仲良くすればいい(笑)というのは、知的退行そのものである。著者は王道を行っているつもりかもしれないが、覇道も必要である。実際、現実に中国がやっているのはガス田、著作権、商標その他数多くのものの侵略と略奪である。最初から日本人をいい獲物としてしか認識しない連中に「誠心誠意話せば分かる」というのは愚の骨頂である。それ以外の部分については有用な部分もあるが、アメリカを嫌うあまりの中国への一方的な求愛はここまで来ると見苦しいの一言である。
時代を見通す力   時代を見通す力
副島 隆彦
PHP研究所
おすすめ度:
価格: ¥ 1,680
円 (税込み)
老人の言葉 長崎で生まれ長崎で20才まで育った私にとって この本は大変興味深く絶対に手元に置いておきたい本でした。
8月9日11時2分 必ず黙悼のサイレンが鳴ります。
長崎では 平和教育が当たり前のようにあります。しかし、私が今すんでいる所ではあまり無いようです。 原子爆弾が残した物・・・あの老人がオダネル氏に託した思い。
それは アメリカ人ならず、戦争を全く知らない 他所の国で起こっている遠いモノ..と考えている、今の日本人にも当てはまるのではないでしょうか?
私は この本を子供の為に購入しました。
この本を 目をそらさず見てほしい。
考えてほしい。
今ある平和 そして 戦争とは 何なのか


トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録   トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録
Joe O’Donnell(原著)
小学館
おすすめ度:
価格: ¥ 2,625
円 (税込み)
文句なく5つ星です 地図が好きなので他の地図帳も購入していますが2008年版の本書は
他誌と比べると断トツの質の高さです。

カラー写真も非常に多くコストパフォーマンスも抜群です。
北京五輪特集もありますので今日から非常に参考にしたいと思います。

別冊の世界遺産も最高に素晴らしく、全く興味がなかったのですが
今では世界遺産の大ファンで他の書籍やDVDなど買ってしまいました。

大げさですが是非一家に一冊といえるぐらい楽しめますのでご購入
お勧めします。

文句なく5つ星です。
なるほど知図帳 世界 2008   なるほど知図帳 世界 2008

昭文社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,680
円 (税込み)
熱い!熱い!熱い! 香港・マカオ編は、とにかく熱い!毎日が祭りのような香港の庶民街の熱気に、常に頭に
血が昇ってるぐらい白熱してる大小という博打。とにかく読み出したら、止められなくて
あっとゆうまに最後まで読んでしまった。ユーモアもあり、うら寂しさもあり、勉強にも
なるので誰が読んでも楽しめるんだろうなぁコレは。黄金宮殿などという贅沢な?(笑)宿
の件も何か微笑ましい。やっぱり沢木さんの人柄も大きいのかもなー、変に繕う事もないし
だからって品がない訳でもないから、もの凄く読みやすいし、なんかどんな状況におちいって
も後腐れなく気持ちがいい感じを受けるな。
それに明暗も両方ともしっかり描いていて、賑やかな祭りの裏での浮浪者の件や、日本に
強い憧れを抱く青年の件も何か感慨深い。
それにしても大小は面白そうだなー、僕は普段、麻雀しかしないんだけど、大小・・・いつか
やりにいってみたいぜ!

後、巻末に付いてる「出発の年齢」って対談も、色々背景を知れて良いです。
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)   深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
沢木 耕太郎
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 420
円 (税込み)
日本鉄道旅行地図帳 3号―全線・全駅・全廃線 (3) (新潮「旅」ムック)   日本鉄道旅行地図帳 3号―全線・全駅・全廃線 (3) (新潮「旅」ムック)

新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 680
円 (税込み)
いたずら好きのあっぱれな半生記 1965年に量子電磁気学への貢献に対してノーベル物理学賞を受賞したファインマンの波瀾万丈の半生記、最後まで一気呵成に読んでしまいました。

いたずら好き、実験好き、何でも自分でやってみないと気が済まない性格。ファインマンは少年時代からそのずば抜けた才気煥発さを遺憾なく発揮しています。MITやプリンストンでの蒼々たる学者連中との交友、ロスアラモスでは原爆開発研究に携わりながらも金庫破りの腕を磨いたり、徴兵検査で画一的な対応をする精神科医を手玉に取ったり、と読んでいてあっぱれという気持ちになってきます。

するどい着眼点で物事の本質を見切り、それを表現するために自分流の記号を作り出してしまうあたりは、後に素粒子の相互作用を視覚的かつ直感的に理解できるファインマンダイアグラムを編み出していくことになるファインマンの面目躍如たるところですね。
   R.P.ファインマンは1965年にJ.S.シュウィンガー、朝永振一郎とともにノーベル物理学賞を授賞した天才的な物理学者である。こう書くと「理数系が苦手」な人は逃げ出したくなるかもしれないが、そんな人にこそ本書を手にとっていただきたい。

   本書は20世紀を代表する天才物理学者の自伝ではない。R.P.ファインマンという人生を楽しむ天才から我々への贈りものである。
 「ファインマンと聞いたとたんに思い出してもらいたいのは、ノーベル賞をもらったことでもなければ、理論物理学者であったことでもなく、ボンゴドラムでもマンハッタン計画でもない。僕が好奇心でいっぱいの人間であったということ、それだけだ」といつも言っていた(下巻訳者あとがきより)。

 「なぜだろう?」といつも好奇心いっぱいの子どものように世界を見て、いったん好奇心をひかれたらそれに夢中になり納得のいくまで追求する。彼は一切の虚飾と権威を嫌い、相手がそれをかさに着ているとみるや容赦しなかった。それは、そのような態度が、楽しいはずの真実の探求を邪魔する厄介なものだったからである。

   上巻では、彼の少年時代、物理学者としての修行時代、また駆け出しの物理学者として携わったマンハッタン計画から終戦を迎えるころまでのエピソードが収録されている。どの時代においても彼はその状況を最大限楽しみ、そして、決して流儀を変えなかった。
   自分が理系か文系かなんて関係ない。もし少しでも本書に「好奇心」を持ったなら、ぜひ一読をおすすめする。(別役 匝)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)   ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
Richard P. Feynman(原著)
その他
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 1,155
円 (税込み)
ほのぼのとした幼少時代 司馬遼太郎さんの作品を初めて読み始めてますが、まずは一巻ということで、主人公たちの幼少時代から入ります。明治初期の幼い主人公達が立身主義の日本で学問を学ぶ姿が
克明に書き記されており、非常に情景を思い浮かべやすいです。
日本の歴史書としては、非情に勉強になります。

ただまだ一巻ということでこれといって、読み入る部分はまだ出てこないため、次巻に期待。
   同じ松山で生まれ育った正岡子規と、日露戦争で活躍した秋山兄弟。子規は病と闘いながら俳諧の革新に挑み、秋山兄弟はそれぞれ日本の騎兵、海軍の技術向上に尽力した。当時最強とうたわれたロシアのコサック騎兵を打ち破るべく、ひたすら仕事に打ち込む兄好古と、文学の世界に未練を残しながらも海軍に入隊し、海軍戦術を研究し続けた弟真之。2人のまじめな努力の成果は、歴史が証明している。誰もが立身出世を目指した時代に、彼らがどうやって自分の人生の意義を見出したのか。そんな視点から読んでみるのもおもしろい。

   司馬遼太郎の大河小説の中でも、本書は特に評価が高く、ビジネスパーソンをはじめ、多くの人々に読まれている。改革の時代にこそひも解きたい、そんな1冊である。(土井英司)

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)   坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋
おすすめ度:
価格: ¥ 670
円 (税込み)
たかが漫画家ではない漫画家の魂の叫び 中島氏や彼を称えた学者連中を弾劾しながら、
パール博士の真意や思想、理念を説いてゆくという、
一石二鳥の展開にあっぱれである。

パール博士の反対声明を、
歴史書には必ずついてまわるイデオロギーではなく、
客観的に検証してゆくという意味で、
本書の果たしている役割は大変大きいと思った。

全てを読み終えれば著者の完勝は疑う余地はない。

中島氏や彼を称えた連中の行く末にも大変興味がある。

著者の作品はどれも力作で魂のこもったものだが、
本書はその集大成だといっても良いのではないだろうか。

右も左も真ん中も、全日本人必読の書である!!

新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論
新ゴーマニズム宣言SPECIAL 平成攘夷論
ゴーマニズム宣言SPECIALパール真論   ゴーマニズム宣言SPECIALパール真論
小林 よしのり
小学館
おすすめ度:
価格: ¥ 1,680
円 (税込み)
過酷な状況のなかでどう生きるか 心理学者であり、医師であるフランクルが、ユダヤ人強制収容所で過ごした日々の体験記。読んでいて、涙が止まらなかった。被収容者は、モノ同然に扱われ、毎日過酷な労働を強制される。少しでも監視兵の目にとまるようなことをすれば、酷い暴力をふるわれる。「弱々しく」見える者は、労働力として価値がないものとみなされ、ガス室送りになる。一日に食べることが出来るものといえば、ほんのひとかけらのパンと、水のようなスープだけ。その食事を、どれだけ待ち望んで一日の労働に耐えることか。食物を手に入れるために、人を欺いたり駆け引きしたり、時には盗みを働く。収容所に連れてこられた当初は、楽観的に構えていた仲間たちも、次第に何も感じる事ができなくなり、人間らしさを失っていく。一番重要に考えることといったら、どうやって与えられたパンを、長持ちさせて食べることができるか、、、。
だが、このような劣悪な環境に置かれていても、精神的に益々研ぎ澄まされていく人たちもいた。彼らは、愛する人のことを心に思い浮かべる事で、心が揺さぶられ、満たされ、至福を感じた。美しい夕日を目にすることがあれば、感動し涙を流した。あまりにも自分達が置かれている状況とはかけ離れたところにある、生命力に満ちた自然を感じることで、生きているという感覚が呼び覚まされたのだ。
どのような状況下にあっても、人間は人間らしく生きることができる。どんな人間になるのか決める事ができるのは、自分自身だ。たとえ、抑圧を受け、尊厳や自由を奪われたとしても、精神の自由は誰にも奪う事が出来ない。ドフトエフスキーの「わたしが恐れるのはただひとつ、わたしがわたしの苦悩に値しない人間になることだ。」という引用が、印象に残った。
   名著の新訳には、つねに大きな期待と幾分かの不安がつきまとう。訳者や版元の重圧も察するにあまりあるが、その緊張感と真摯さのためか、多くの場合成功を収めているように思われる。本書もまた、その列に加わるものであろう。

   ユダヤ人精神分析学者がみずからのナチス強制収容所体験をつづった本書は、わが国でも1956年の初版以来、すでに古典として読みつがれている。著者は悪名高いアウシュビッツとその支所に収容されるが、想像も及ばぬ苛酷な環境を生き抜き、ついに解放される。家族は収容所で命を落とし、たった1人残されての生還だったという。

   このような経験は、残念ながらあの時代と地域ではけっして珍しいものではない。収容所の体験記も、大戦後には数多く発表されている。その中にあって、なぜ本書が半世紀以上を経て、なお生命を保っているのだろうか。今回はじめて手にした読者は、深い詠嘆とともにその理由を感得するはずである。

   著者は学者らしい観察眼で、極限におかれた人々の心理状態を分析する。なぜ監督官たちは人間を虫けらのように扱って平気でいられるのか、被収容者たちはどうやって精神の平衡を保ち、または崩壊させてゆくのか。こうした問いを突きつめてゆくうち、著者の思索は人間存在そのものにまで及ぶ。というよりも、むしろ人間を解き明かすために収容所という舞台を借りているとさえ思えるほど、その洞察は深遠にして哲学的である。「生きることからなにを期待するかではなく、……生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題」というような忘れがたい一節が、新しくみずみずしい日本語となって、随所に光をおびている。本書の読後感は一手記のそれではなく、すぐれた文学や哲学書のものであろう。

   今回の底本には、旧版に比べてさまざまな変更点や相違が見られるという。それには1人の哲学者と彼を取り巻く世界の変化が反映されている。一度、双方を読み比べてみることをすすめたい。それだけの価値ある書物である。 (大滝浩太郎)

夜と霧 新版   夜と霧 新版
池田 香代子(翻訳)
みすず書房
おすすめ度:
価格: ¥ 1,575
円 (税込み)
地図帳なんだけど・・・ 鉄道路線のデータは簡易軌道等の廃線も含めて載っている。しかし肝心の地図は小さく、ページ数もデータの方が多くて地図帳と呼ぶのは無理がある。シリーズ化されるようなので、次回作は廃線跡の調査にも使えるような詳細な地図を期待します。
日本鉄道旅行地図帳 1号―全線・全駅・全廃線 (1) (新潮「旅」ムック)   日本鉄道旅行地図帳 1号―全線・全駅・全廃線 (1) (新潮「旅」ムック)

新潮社
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円 (税込み)
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