経済学・経済事情 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
歴史だけでなく経験で行動を決める危険さ 愚者は経験に学ぶ、賢者は歴史に学ぶ
と言いますが、まさに本書は、前者になりがちな人たちに「歴史」を教えてくれます。
歯車が一度、逆回転すると、なにをやってもうまくいかないこと。ただし、なにもしないことはもっといけないのですが。
今回の大暴落でも、本書に書かれているように、ときどき「ああ、もう暴落は終わった。今が底だ」ということ繰り返されています。

なにより驚いたのは、1929年の大暴落から反転したのは、教科書的にはニューディール政策とされていますが、実はそれが本当に効いたのかどうかは謎で、あくまで好転したのは、日本との開戦だったという点です。

今回の危機に際して欧米は、1929年の大暴落の歴史から学ぼうとしているのは明らかです。(経済に得意なはずの日本の某トップ政治家は「10年前の日本の経験を学べ」と、歴史ではなく経験を学ばせようとしている典型的な愚者ですが笑)

すると、想像しないといけないのは、景気回復としての戦争への道です。
そうした恐ろしい未来に警鐘を鳴らす意味でも本書は多くの人に読んでほしいです。


大暴落1929 (NIKKEI BP CLASSICS)   大暴落1929 (NIKKEI BP CLASSICS)
村井 章子(翻訳)
日経BP社
おすすめ度:
価格: ¥ 2,310
円 (税込み)
【必読です】 マネーの本質・問題が手に取るように分かりました。 全く目から鱗の内容で、「お金」=我々の生活を大きく左右するものの本質を、現在過去未来の様々なエピソードと事例、裏の事情を交えながら教えてくれています。よく言われる「お金と戦争の関係」も、とてもクリアに解説されています。
(いわゆる陰謀が、あまりに明け透けなことが分かり、唖然として戦慄を覚えます)

この本の解説で、
・「お金」を成り立たせている論理はそもそも非常にシンプルなものであること
・その論理が意図的に捻じ曲げられ、現在は金融資本のみを利するシステムとなっていること
・そのお陰で一般市民が、気付かない間に大きな犠牲を強いられていること
・これ以上の犠牲を払わないための考え方とアクション
が分かります。

もう何度読み返したでしょうか。
何となく分かったつもりの経済論、経済危機説など、この本を読んでからは理解の深さが全く違いますし、日々の経済ニュースの「裏側」も随分と"透けて"見えてくるようになりました。

「奴隷であることに気付いた人は、もう奴隷ではない。」
すなわち奴隷であることを認識し、その境遇の打開に動く人は、もう奴隷でないという意味ですが、私はこの本を読む前と読んだ後で自分のものの見方が変わりました。

私にとっては、これまでに手に取った本の中で最も秀逸なものです。迷わず入手して読んでもらいたいと思います。


マネーを生みだす怪物 ―連邦準備制度という壮大な詐欺システム   マネーを生みだす怪物 ―連邦準備制度という壮大な詐欺システム
吉田 利子(翻訳)
草思社
おすすめ度:
価格: ¥ 2,940
円 (税込み)
バブルについてのわかりやすい解説 「欲深くて愚かな人たちがいるからバブルになる」になるなどと言うのは、全くの素人考えであると言うことが本書を読むとよくわかる。ライバルに負けるわけにいかないプロが多額の資金を運用しているからこそバブルになるのであり、また彼らはバブルとわかっていても、なかなかそこから降りられないのである。

私は新聞に毎日1時間半ほど目を通すが、サブプライム問題にしても「住宅価格が永遠に上がり続けると信じていたがため」くらいにしか、解説されていなかったように思う。これは説明が足りないと言うよりも、間違いと言った方が良いだろう。

バブルの発生から崩壊に至るメカニズムが、非常にわかりやすく書かれている好著である。
すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363) (光文社新書 363)   すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363) (光文社新書 363)
小幡績
光文社
おすすめ度:
価格: ¥ 798
円 (税込み)
ここまで強気に自論を展開できる人はいない 副島さんの本は初めてですが、本当に圧巻されました。
ここまで金融業界の未来をズバズバ予言するのは余程の自信があるのでしょう。
リスクを取って強気に発言する人は好きなので、とても気に入りました。
現にリーマン破綻の予言は的中していますし、理論的に将来を予想している
点にはとても好感を持てます。

副島さんは政治界にも精通している影響でしょうか、人物・法律の
点にも触れながら自論を展開しています。
普通、この類の本は金融目線のみで展開されることが多いので、
非常に興味深かったです。

本書の予言通りに進めばアメリカ破綻となるのですが、
そうならないよう祈るばかりです。
恐慌前夜   恐慌前夜
副島 隆彦
祥伝社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,680
円 (税込み)
経済の知識を得ると同時に経済的思考力も鍛えられる「脳トレ」の本! この本は面白いしスゴイ!!
知らないといけない経済の知識が身につくだけでなく、思考力も鍛えることが
できる画期的な本です!
この本はコロちゃん(かわいい!)の素朴な疑問に細野真宏さんが分かりやすく
答えていくという会話文で進んでいきます。
コロちゃんが私の分身みたいに「それってどういうこと?」と鋭く疑問を
投げかけます。


最初は「そう、そう!」と、感激しながら読んでいましたが、
「数学的思考力」の本を読んでいた私には途中でピンときましたよ。
「あ、これは細野さんが正しい思考過程をおしえてくれているんだ!!」と
分かりました。
コロちゃんは私たちの理想的な思考過程を表していて、コロちゃんのように
ひとつひとつの情報に反応していけば、正しい経済の理解がえられるように
作られているんですよ!


私は2回目にはそういう読み方をして、経済の理解度と思考力がとてもアップしました。
「数学的思考力」の本の実践版として読めば、さらに思考力はアップできます。
日本で一番の理由が分かりました。

カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編   カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編
細野 真宏
小学館
おすすめ度:
価格: ¥ 1,575
円 (税込み)
対談形式なのが分かりやすい 読みやすいのでサクサク読み終わりました。
高校の社会で政経を選択した人だと、すでに知っている内容が多いかもしれません。
それでも読んでいて目からウロコな部分も多かったです。
経済の素人と気鋭の経済学者による、「経済とは何だ」というテーマについての対談集である。素人側には「だんご三兄弟」「ポリンキー」などを手がけた広告クリエーターの佐藤雅彦氏。学者側には大蔵省、ハーバード大学などを経て、現在は慶応大学教授の竹中平蔵氏。対談形式という気軽さも手伝って、経済に無縁の人でも十分に読みこなせる1冊となっている。
何と言っても、聞き手は広告業界で一流の人である。短時間に大切なメッセージをいかにわかりやすく伝えるかを追求するプロフェッショナル。そんな佐藤氏の質問は、シンプルかつコンパクトでありながら、ぐいぐいと事の真髄に迫っていく。対する竹中氏は、たとえ話を織り交ぜながら、明快に答えている。
「お金って何?」という素朴な疑問から始まる第1章「お金の正体」を読むだけで、読者は「経済」をぐっと身近に感じるだろう。第3章「払うのか、取られるのか」は税金の話である。多くの日本人(特にサラリーマン)にとって実感の薄い税金こそが、民主主義の根幹をなすものだと改めて教えられる。第4章「何がアメリカをそうさせる」は、経済のみならず文化、歴史的背景を掘り下げており、アメリカ文化の影響下にある日本人には興味をそそられる話題である。
この本の特異性は、経済という硬いテーマを扱いながら、エンターテイメントとしても楽しませてくれることだ。「世界で最初の株式会社とは?」のような、雑学的話題もあるので、会話のネタ本としてもおすすめ。ちなみに、正解は東インド会社。(齋藤聡海)
経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)   経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)
佐藤 雅彦
竹中 平蔵
日本経済新聞社
おすすめ度:
価格: ¥ 630
円 (税込み)
最新の日経新聞が分かるようになる本!! 現在のアメリカ発の世界同時不況を機に、新ブレトンウッズ体制の模索が
進められていますが、基軸通貨の根本的な流れが分からなくなり、この本を
読み直してみました。
当時はかなり“分かったつもり”になっていたんだな・・・と思い知らされまし
た。
IMF、ブレトンウッズ体制、ニクソンショック、ポンド危機、ヘッジファンド
、デリバティブ、アジア通貨危機、ロシア危機、など最近の日経新聞の主要なキ
ーワードがズラリ。
これらは、断片的には分かっているつもりであったけど、この本のように
全体像でストーリーをつけながら考えてみると、本当に経済の本質が見えてくる

あらためて世界経済の本質を鋭く描き出したバイブルだと実感しました。
日経新聞がもっと深く分かるようになりたい人にオススメです。


カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編   カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編
細野 真宏
小学館
おすすめ度:
価格: ¥ 1,470
円 (税込み)
経営を考える人にとって必読の書 真に卓越した企業が共通して持つ経営要素とは何か−−この問いを、膨大な調査に基づいて抽出した労作。

この本では、真に卓越した企業のことを「ビジョナリー・カンパニー」と呼んでいる。一般的に「優良企業」と評価されている一流企業の中でも、とりわけ評価の高い企業を「ビジョナリー・カンパニー」として選び出し、その他の優良企業と比較するのである。

例えばGE、IBM、ソニーなどは「ビジョナリー・カンパニー」であり、GM、ウェスティングハウス、ケンウッドなどは普通の「優良企業」として比較対象にされる。比較分析を通して、優良企業について一般的に語られる12の「神話」(例えば、成功企業にはカリスマ的指導者が必要である、など)を否定し、ビジョナリーカンパニーの要件を指摘している。

この本は、多くの点で素晴らしいと思う。
・豊富な情報収集と深い調査
・鋭い事例分析
・示唆に溢れる結論、明確な主張
・各章で抑えるべきポイントが、読みやすく枠で囲まれていること
・慎重で透明な調査設計
・使用したデータや出典が親切に提示されていること
などである。


ところで、この本の日本版とも言えるのが新原浩朗による『日本の優秀企業研究:企業経営の原点・6つの条件』(日本経済新聞社、2003)である。
これも『ビジョナリー・カンパニー』に劣らず、とても素晴らしい本であり、当然かも知れないが、内容が重なる部分が大きい。
私の印象では、『日本の優秀企業研究』は、優秀企業の条件が6つに絞られていて、明確で記憶に残りやすい一方、分析プロセスがあまり透明でなく、「著者が多くの経営者との対話や調査からずばり見抜いたもの」という感じを受ける。
その点、『ビジョナリー・カンパニー』は手続きが透明で、結果を導く証拠も丁寧に解説されているが、やや冗長で、もう少しコンパクトにポイントを絞ってもらっても良かったかも知れないという印象がある。
いずれにせよ、併せて読むととても有意義と思う。
   企業の使命として株主への利益還元がさけばれて久しい。しかし、ジョンソン・エンド・ジョンソンのように企業が奉仕する優先順位として1に顧客、2に社員、3に地域社会、最後にようやく株主という基本理念を掲げる企業がアメリカの経営者から尊敬を集めているのも事実だ。

   本書は、アメリカの主要企業のCEOから採ったアンケートによって選び出された18社の歴史に対する6年間の調査から生み出されたレポート。企業を組織する人間が企業内に活力を生み出すのは、カネでは計れない動機づけにあるというシンプルな「真理」が、ライバル企業と比較された各社の資料、エピソードから浮き彫りにされる。著者の1人であるコリンズはコンサルティングも手がける大学教授であるためか、随所に抽象化された概念と企業が取るべき方策が図を合わせて示される。しかし、経営指南よりも、世界を代表する大企業の決断の歴史が斜め読みできる魅力の方が大きいだろう。(青木 明)

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則   ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則
James C. Collins(原著)
その他
日経BP社
おすすめ度:
価格: ¥ 2,039
円 (税込み)
今、日本にいるなら読むべき本 Watch Video Here: http://www.amazon.jp/review/RJZ1MMQRSNFHJ これからの日本のあり方や、世界から日本がどう見えるか、そして、これからどうなるかが言及されています
   マネジメントの大家、ピーター・ドラッカーによる未来予測。「日本にとっての最大の問題は(経済ではなく)社会のほうである」とし、来るべき未来を予測し、そこで生じる問題や脅威、機会を明らかにしている。

   本書の中でドラッカーは、今日の先進国に共通する問題である少子高齢化のインパクトと、それに応じた雇用・マネジメントの変化について論じている。来るべき未来に対応するために、企業の雇用はどうあればいいのか、さまざまな雇用形態が入り乱れるなかで、マネジメントはどのようになされるべきなのか、個人はどのようにキャリアを磨いていけばよいのか、興味深い議論が展開されている。過去の人口ピラミッドの変化に触れながらこれからの社会を予見したり、また産業革命当時のヨーロッパを振り返りながらIT革命の本質について論じたりする部分には、ドラッカーの歴史観が表れていて読みごたえがある。

   本書はまた、トップマネジメントやビジネスパーソンへの啓蒙という意味でも価値がある。トップを含む知識労働者の資質や教育、雇用、評価の方法など、知識社会で働くすべての人に欠かせない視点が提供されており、さらに、資本主義の原則では実現できない個人の豊かさについても言及している。本書で示されているドラッカーの歴史的視点からは、多くのヒントを学び取ることができる。(土井英司)

ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる   ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる
上田 惇生(翻訳)
ダイヤモンド社
おすすめ度:
価格: ¥ 2,310
円 (税込み)
経営ビジネスという観点から会社の方向性を決める立場の人にはぜひ読んでもらいたい本。  アメリカ発の金融クラッシュが現実のものとなりつつある今日。
 なぜそうなったのか、本質的な問題にひとつの答えを出しているのが本書である。
 そのことを、クリントン政権での労働長官、そして、今や、オバマ候補の政策ブレーン
 というアメリカの政策に大きな影響力を持つ著者が述べていることの異議が大きいと思う。

 異常なまでの超資本主義国家を作り上げ、自ら破綻の道を歩んでいるかのように
 感じる現代のアメリカ。本書を読んで感じるのは、国家も組織もバランスを
 崩すと持続可能とは程遠いクラッシュに向かってしまうのだなという点である。
 経営ビジネスという観点から会社の方向性を決める立場の人にはぜひ読んでもらいたい本。


暴走する資本主義   暴走する資本主義
雨宮 寛(翻訳)
その他
東洋経済新報社
おすすめ度:
価格: ¥ 2,100
円 (税込み)
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