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歴史だけでなく経験で行動を決める危険さ
愚者は経験に学ぶ、賢者は歴史に学ぶ
と言いますが、まさに本書は、前者になりがちな人たちに「歴史」を教えてくれます。 歯車が一度、逆回転すると、なにをやってもうまくいかないこと。ただし、なにもしないことはもっといけないのですが。 今回の大暴落でも、本書に書かれているように、ときどき「ああ、もう暴落は終わった。今が底だ」ということ繰り返されています。 なにより驚いたのは、1929年の大暴落から反転したのは、教科書的にはニューディール政策とされていますが、実はそれが本当に効いたのかどうかは謎で、あくまで好転したのは、日本との開戦だったという点です。 今回の危機に際して欧米は、1929年の大暴落の歴史から学ぼうとしているのは明らかです。(経済に得意なはずの日本の某トップ政治家は「10年前の日本の経験を学べ」と、歴史ではなく経験を学ばせようとしている典型的な愚者ですが笑) すると、想像しないといけないのは、景気回復としての戦争への道です。 そうした恐ろしい未来に警鐘を鳴らす意味でも本書は多くの人に読んでほしいです。 |
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大暴落1929 (NIKKEI BP CLASSICS) 村井 章子(翻訳) 日経BP社 おすすめ度: 価格: ¥ 2,310 円 (税込み) |









