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賞味期限があるかもしれない
未だにトンデモ作者として名を馳せている作者ではありますが、根強い考古学ファンの間では再評価されつつもあるハンコックです。本著では古代の洞窟芸術から幻想・空想の神話、現代におけるUFO遭遇事件など、一見何の関連性も無い事象の奥に潜む、驚異的な共通項を暴き出しています。そこから導かれる推論には心躍るものを隠せません。
現代科学は本著の内容の主題のひとつである多世界解釈を肯定はしません。しかし量子力学(素粒子物理学)というこれも同じ現代科学が、別の分野で否定する霊的存在や多次元の存在を科学的物象として証明できる時代に我々は存在します。またうまい具合に、2008年11月からCERNのLHCが本格稼動し、主要実験のひとつである「第4の空間次元の存在検証」(ブラックホール生成実験)によって、多世界解釈に対するひとつの答えが出ることになっています。 LHCの実験で一体どのような答えが出るのか、本著を読んだ後で結果を待ち焦がれるもよし、結果が出てから読んで楽しむも良し、今の時期だからこそ余計に面白い内容であると言えます。 内容は大変興味深く面白く文句なしに星5つを与えたいところですが、やはりこの本も「うんざりするほどの資料文献からの引用文」の嵐です。もう充分納得したから!と本に向かって呟くこともしばしば。そのせいでテンポが悪く、紙面が割かれ、お値段も多少割高になるのかな?と思うと、俗物的なグチもこぼしたくなるものです。なにしろ私はこの次元の生き物ですので。 星4つですが、心情的には4.5です。次から引用文掲載は付録形式にしていただきたいなあ。 |
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異次元の刻印(上)-人類史の裂け目あるいは宗教の起源 川瀬勝(翻訳) バジリコ おすすめ度: 価格: ¥ 1,680 円 (税込み) |









