政治 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
事実は冒険小説よりすごい ひょんな事から著者の東チモール県知事時代日記ブログ(?)を見て、俄かには信じられませんでした。これが事実であることを、こんな仕事人がいることを。その後、著者のブログをむさぼるように追いました。本になると、現場の荒々しい息遣いはノイズキャンセルされていますが、スピリッツとして明快です。5月27日のNHKプロフェッショナルには、国連高等難民弁務官事務所ウガンダ・リラ事務所長高嶋由美子さんが登場、また、国連・法の支配・保安機構事務所DDR Sectionでは2007年12月以降、アヤカ・スズキ(AyakaSuzuki)という日本人女性がチーフを担当している。(wikiPediaより)とか、誇れるエリートがもっとクローズアップされるといいと思います。日本の子供たちのヒーロー、ヒロインとして。
武装解除  -紛争屋が見た世界 (講談社現代新書)   武装解除 -紛争屋が見た世界 (講談社現代新書)
伊勢崎 賢治
講談社
おすすめ度:
価格: ¥ 777
円 (税込み)
これはまさに経営のバイブル! いままで様々な経営に関する本を読んできたが、これほどまでに実践に裏付けされた本はいままでに読んだ事がない。
今では、宅急便という言葉と、数日で日本全国どこにでも小包を送れるというのが当たり前のようになっているが、そのシステムの構築と規制緩和には想像を遥かに超えた苦労があった。目先の売上よりもお客様を大切にし、現場の声を何よりも大切にする。こんな企業が日本にもっと増えれば、必ず経済は良くなるだろう。
本書のような心に訴えてくるようなあつい経営書をもっと読んでみたい。
 「儲からない」といわれた個人宅配の市場を切り開き、「宅急便」によって人々の生活の常識を変えた男、小倉昌男。本書は、ヤマト運輸の元社長である小倉が書き下ろした、経営のケーススタディーである。

   全体を通して読み取れるのは、「学習する経営者」小倉の謙虚さと、そこからは想像もできないほど強い決断力である。成功した人物にありがちな自慢話ではない。何から発想のヒントを得たか、誰からもらったアイデアか、などがこと細かに記されている。講演会やセミナー、書籍、マンハッタンで見た光景、海外の業者に聞いた話、クロネコマークの由来…。豊富なエピソードから伝わってくるのは、まさに学習し続ける男の偉大さである。

   一方で、並々ならぬ決断力を持っていたのだと思わせる記述がいくつかある。宅急便に注力するため、大口の取引先であった松下電器との長期にわたる取引関係を終結させたこと、三越岡田社長のやり方に反発し、「とてもパートナーとして一緒に仕事をしていくことはできなかった」として取引関係を解消したこと、運輸省を相手に訴訟を起こしたこと…。いずれも確固たる論理がその根底にあった。それにしても見事な決断力と言わざるを得ない。

   終わりの部分で紹介されている宅急便の各種サービス内容や、有名なNEKOシステムなどの話は、流通・物流の関係者以外には興味がわかないかもしれないが、全体的に読みやすく、興味深いエピソードが満載なので、読んでいて飽きることがない。経営者としての小倉の人となりが伝わる、好感の持てる1冊である。(土井英司)

小倉昌男 経営学   小倉昌男 経営学
小倉 昌男
日経BP社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,470
円 (税込み)
日本が進むべき道 「日本はアメリカの天領である。」このひとつの事実を正確に理解している日本人がどれだけいるのでしょうか。そして、アメリカ没落が確定的となった今、日本はどうすべきなのか?このまま世界の政治に渦の中で、「主体性」を持たず生きていくと、遠からず中国の天領となってしまうと言う事が、本書を読むと理解出来るはずです。

これだけ分かりやすく、複雑な世界の政治を解説出来る人は他に見あたりません。彼の著書を読んだ後に、新聞の国際欄を読むと、理解出来る風景が一変している事に気づく事でしょう。

黙って読め、と言える本は年に何冊もありませんが、これはそのうちの一冊です。


隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?   隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?
北野 幸伯
ダイヤモンド社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,575
円 (税込み)
思想書の射程を超えて 「正当な暴力の独占主体」としての国家、とのあまりに有名な定義が披露される講演記録。

 しかし、当のヴェーバーはそうした定義もそこそこに、各々の政体の、各々の時代における
種々の「職業」のありようへとその議論を移していく。
 それらを極めて丹念に吟味したその後に、テーマは再び政治家たる者の資質の問題、暴力の
問題へと帰着する。
「心情倫理」と「責任倫理」の耐え難き分裂、しかし、そこで立ち尽くすものに政治家たる
資質などあろうはずもない。
 成熟の末、双方を併せ持ち、あまりに悲惨な状況を前にして、「それでもなおdennoch」、
この世界に情熱と判断力をもって立ち向かうもののみが「天職 Beruf」として、政治へと挑み
得る、この社会学者は聴衆を前にそう断言する。

 第一次世界大戦直後のドイツにおいて放たれたこれらヴェーバーのことばは、単にその
時代において解釈されるべきものではない。暴力の問題、責任の問題はすなわち人類史に
他ならない。ゆえにこそ、彼の熱き意志は今なお、深き洞察を有する生きたことばとして
語り継がれる価値を持つ。
職業としての政治 (岩波文庫)   職業としての政治 (岩波文庫)
Max Weber(原著)
その他
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 483
円 (税込み)
もしも英語ができたなら‥  大東亜戦争は、つまり「文明の衝突」であったということになろうか。
腹黒い欧米の罠にはまった日本は、未曾有の敗戦の憂き目を見た。
 かつての歴史を否定し、文化を否定した戦後日本人に、歴史の再検討をし
日本の誇りを取り戻せ、と本書は説いているのだと思う。

 黙っていれば、受け入れたものとみなされる。
抗議の声を上げなければ何事も変わらない。
竹島等の領土問題、日本海呼称問題、拉致問題、食品問題、政府は相手の立場ばかり
慮っていて、肝心の日本国民はないがしろにされている。
 核を持つことで発言力が増すならば、持てば良い。
 そんな決断力を持つ政府を作るために声を上げ続けなければいけない。
 明治以降、日本が生き抜くために流した血を無駄にしないためにも、
日下、高山両氏にはまだまだ頑張っていただきたい。
 とりあえず、そんな日頃の鬱憤を晴らしてくれる一冊。
日本はどれほどいい国か   日本はどれほどいい国か
日下 公人
高山正之
PHP研究所
おすすめ度:
価格: ¥ 1,365
円 (税込み)
そううまくいくか 1.私なりに内容をまとめると
 世界には繁栄と無縁な10億人の人がいるが、それらの人が所属国は4つの罠にはめられて身動きが取れない。これを放っておくと他の50億人にとっても不利益である。そこで、これらの国の貧困問題を解決するには、成長が大事である。その成長を促す手段4つを、的確に、かつ効率的に取り入れるべきである(罠と手段については本をお読みください)。
2.評価
 単なる著者の哲学ではなく、資料を駆使した上での結論のようなので(p314〜)、門外漢の私ごときの批判は難しい(資料に当たっていないので)。ただ、直感的には、疑問がある。
 まず、輸出品目を増やすのは可能か?天然資源に比較優位があれば、輸出品目を増やす気になれないオランダ病もやむないだろう。その克服ではなく、それを前提として政策を立案したほうがいいのではないか?
 第2に、貿易の多様性についてだが、50億人の人には多様性は不要なのか(農業補助金はその手段だろう)。10億人と50億人でルールが違うのはやむを得ないとは思うが、違った場合の不都合も考慮しなければならないのではないか。
 第3に、軍事介入について。有益だとしても、どのような哲学に基づくべきかが明らかでないし(今までの価値観を超えないと他国を納得させられないだろう)、国際連合の問題にも踏み込めていないように感じた(拒否権をなくしたほうが介入は容易になるはずで、なぜ提言しないのだろう。既得権保護か)。
3.結論
 長所星5つ、短所星3つ。短所は所詮直感的なものなので、星1つ減らすにとどめ、星4つ。
最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?   最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?
中谷 和男(翻訳)
日経BP社
おすすめ度:
価格: ¥ 2,310
円 (税込み)
優秀な高橋洋一氏と有効な『情報の非対称性』 たびたび竹中構造改革を批判していたスティグリッツ氏の業績のひとつに『情報の非対称性』というものがある。端的に言えば情報格差とでも言えようか。この高橋氏の著書にはそのエッセンスが凝縮されている。

高橋氏は90年代430兆円公共投資した官僚を嘲る。しかし、その発端は当時のクリントン大統領に強く要求され実現したものであり、また当時著書『民富論』にて合計530兆円の公共投資を説いたのは竹中平蔵その人である事には一切触れていない。

確かに氏は技術的には大変優秀なんだろう。『内側』にいて不良債権処理をかなり上手く成功させたのは評価せざるを得ない。無論、この不良債権処理を一番強く要求していたのは米国である(大門みきし議員の国会質問2002年11月分をご覧いただきたい)

2001年〜2004年は日経新聞が「代行返上の売りをしろ」「株の持ち合いは旧式経営だ(早く投げろ)」「銀行を破綻させてもいい、中小企業の貸しはがしもやむなし」と喧伝していた時期と見事に符合する。

要するに日本国政府内部の「アメリカの友人」に不良債権処理を促し、それに呼応するようにメディアをして売り煽りをせしめる。

優秀な氏が官僚叩きをするは構わない。しかし果たして現在の多くの政治家が「劣化した官僚」より優秀だと言えようか。 ブログもろくに更新できない杉村議員や娘のパジャマを愛人に着せるような横峯議員がやすやすと当選する国である。より劣化している政治家は諸外国からの甘言を聞き、より悪い方向に国を導かないだろうか。正直気が重い。
さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白   さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白
高橋 洋一
講談社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,785
円 (税込み)
お勧め! 米国発の金融破綻によって世界が振り回されている今、日本・日本人がもう一度深く考えなければいけないことが書かれていると思います。是非、お勧めします。
国家の品格 (新潮新書)   国家の品格 (新潮新書)
藤原 正彦
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 714
円 (税込み)
核恫喝・内部浸透・間接侵略。思い当たることばかり。 本書は一人でも多くの方、特に若い方に読んでほしい。

災害や戦争、核攻撃に備えることをリアルに肌で感じさせて
くれる一冊なのです。

戦場で軍隊同士が激突する、それだけが「戦争」の貌ではない。

本書にもあるように、軍事力の激突の前に、それはすでに始まっている。
(孫子ならずとも)無血で目的達成することが至上の勝利。
彼等はそのためなら何十年・何百年でもかけるつもりだ。

唯一の被爆国、とか言ってるなら、
核兵器に関する科学的な知識と民間防衛の普及を図りましょう。

愚かな戦争は二度と繰り返さない、とか言ってるなら、
まず法体制をきっちり整備して内を固めましょう。
チェック&バランスで組織の暴走をさせないように。

人は城、人は石垣、人は堀。

投了するにはまだ早すぎます。






民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる   民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる
スイス政府(編さん)
その他
原書房
おすすめ度:
価格: ¥ 1,575
円 (税込み)
「小泉純一郎」とは何だったのか、良く分かります。 自民党及び自民党政治を纏めた、良書だと思います。
私は、「小泉純一郎」(小泉旋風)とは自民党にとってどのような意味であったのか、
そして「小沢一郎」とはどのような政治家なのか整理したくて読みました。
自民党をぶっ壊すという彼の主張は実は特定の派閥に向けられていたこと、
劇場的とも揶揄される手法はなるべくしてそうしていたこと、
等々、改めて驚きをもって読みました。
本書を読むと、「小沢一郎」という(ある意味)稀有な政治家の背景を知ることも出来ます。
総選挙が近いと思いますので、それまでにご一読をお勧めします。
自民党政治の終わり (ちくま新書 741)   自民党政治の終わり (ちくま新書 741)
野中 尚人
筑摩書房
おすすめ度:
価格: ¥ 798
円 (税込み)
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