社会医学 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
入門 医療統計学―Evidenceを見出すために   入門 医療統計学―Evidenceを見出すために
森実 敏夫
東京図書
おすすめ度:
価格: ¥ 3,990
円 (税込み)
科学・医療・死の捉え方 “臨床”というと医学・医療という言葉を思い浮かべますが,最近よく“科学”的である態度に対するアンチテーゼとしてこの“臨床”という言葉にお目にかかります.

いったい“臨床”とはどういうものなのか.自分なりに考えたいと思って手に取った一冊.

哲学者である著者が,なぜ<臨床の知>に至ったかまでを綴った前半と,それをより実践的な医療の場面にあてはめた後半とに大きく別れる.

私の読書目的からすると,Ⅰ章・Ⅱ章あたりの<科学>の批判的なとらえ方にいろいろと刺激を得ることが出来た.
とくにⅠ章での科学を制度化したことの弊害として,<普通科学>者の保守性に関する記述には,正直痛いところをつかれた.
大義名分と実際にやっていることのギャップ.自分でもわかってはいたが,びしっといわれると反論する術を持たない・・・.肝に銘じたいところである.

後半の脳死判定,インフォームド・コンセントに関する記述は,読み物として非常に面白い.
私たち日本人が持っている曖昧さと,死のとらえ方,医者と患者という立場のとらえ方など,この時勢だからこそ捉えておきたい考え方がたくさん示されている.

全体としては難解で読みにくいとは思うが,得られる物が多い本であったと思う.

臨床の知とは何か (岩波新書)   臨床の知とは何か (岩波新書)
中村 雄二郎
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 777
円 (税込み)
一押し! ナースのためのとなっていますが,初心者のためと言い換えても全く問題ありません.
主人公のナースが数式を見て,クラクラと反応する演出などニクイですね.
私は医学生時代に,公衆衛生の先生がアル中でしかもやる気がなく統計がちっともわかりませんでした.
後年働いた病院で,女子医大卒の研修医から大学での授業でMacを使った統計の授業と実技があったと聞き,羨ましかったのを覚えています.臨床研究をするため当時絶対的であったStat Viewを用いて四苦八苦して実際にMacを用いて何となくイメージがわき,カイ二乗,ANOVA,ロジステイック解析,生存分析などそれは苦労し発表にこぎ着けました.
表紙のナースのためにという,簡単そうだなという印象で購入しました.内容は決して薄くていい加減なものでなくしっかりしているものでびっくりしました.このゴールデンウィーク中に通読していますが,私には復習と知識の整理のために非常に有用です.学生時代に出会いたかった一冊です.
ナースのみならず,医学生,若手医師にも大変役に立つ本でしょう.
他の本の追従を許さない,一押しの本です.
マンガでわかるナースの統計学 -データの見方から説得力ある発表資料の作成まで-   マンガでわかるナースの統計学 -データの見方から説得力ある発表資料の作成まで-
田久 浩志
小島 隆矢
こやま けいこ
ビーコム
オーム社
おすすめ度:
価格: ¥ 2,310
円 (税込み)
自分はコンプレックスの塊だと言う人間は読んでほしい この本を読むきっかけは自身も山崎氏の患者であった故原島久美子さんが書いた「涙のアンパンマンマーチ」の中の日記に書かれていたことと、自分自身ホームヘルパーの勉強をしていて、末期がんの緩和ケアの話が書かれていたので読んでみようと思いました。

25年前に祖母も15年前に祖父も亡くなったのは病院でした。25年前に祖母が亡くなったときは学校で死を知らされました。母方の祖母は7年寝たきりで自宅で亡くなりました。

娘の結婚式を見届けて亡くなった父親、幼い子を残して死んだ母親の話は考えされました。この本が出た当時はホスピスと言う言葉がで出した頃で、ホスピスに行くというのは自分の死を受け入れるという意味でもありました。そして病院はぎゅうぎゅうづめの病室で過ごす世界でした。

山崎氏は団塊世代で船医をしながらあちこちの国を放浪したという人でもあります。

われわれの世代は校内暴力で学校が荒れ、そのあおりを受けて頭からつま先まで抑圧された教育を受け、高校入試はおろか大学を出たものバブル崩壊で就職難と言う不幸な世代でもあり、悪く言えば女の子の場合は自分に対するコンプレックスを強く植えつけてしまった人も多いのではないかと思います。

このレビューを書いた日に5年前に岡崎市で起きた女子大生の殺人事件の裁判のニュースで、鬱積した気持ちを女子大生に刃を向けた男とその親に欠けていたのは祖母が亡くなったときに25年前の私が火葬場で経験した人は死ぬと燃やされるという現実と、この本の登場人物の生きる力だと私は思った。

私は父の一言でヘルパーの勉強を始めましたが、この本は自分はコンプレックスの塊で何も出来ないという人に読んでほしいです。
続 病院で死ぬということ―そして今、僕はホスピスに (文春文庫)   続 病院で死ぬということ―そして今、僕はホスピスに (文春文庫)
山崎 章郎
文藝春秋
おすすめ度:
価格: ¥ 470
円 (税込み)
電車の中、コーヒー屋などで筆記用具なしで読める これから大学院で統計を道具として使っていかなければならないので、そのために購入しました。最初に”まずは基礎だけ臨床統計”を読んで、そこにお勧めの参考書として記載されていたので、それからこの本を読みました。読むのにストレスをまったく感じませんでした。数学的な内容はほとんどありません。道具としての統計を説明しています。

学会・論文発表のための統計学―統計パッケージを誤用しないために   学会・論文発表のための統計学―統計パッケージを誤用しないために
浜田 知久馬
真興交易医書出版部
おすすめ度:
価格: ¥ 3,360
円 (税込み)
ここまで人のためにできるという素晴らしさ 日航機事故を目の当たりにし、どん底まで落ちた人たちのために生きていくことを誓った著者の姿に感動しました。
本を読んだだけでも並大抵の苦労ではなかったことがうかがえます。
ホスピスといっても終末医療についての話ではなく、施設の立ち上げの苦労や入居者との奮闘といった点が書かれており、あっという間に読みきってしまいました。
東京のドヤ街・山谷でホスピス始めました。―「きぼうのいえ」の無謀な試み   東京のドヤ街・山谷でホスピス始めました。―「きぼうのいえ」の無謀な試み
山本 雅基
実業之日本社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,680
円 (税込み)
良書。既存の医学的研究方法を俯瞰するのに良書。 公衆衛生学、統計学、経済学、ファイナンスなどの各領域で用いられる分析手法は、実際には同様の内容の分析に対して、それぞれの領域独特の名称が与えられているので、領域横断的な議論を行う際には、「用語問題」に注意を払う必要がある。本書は、用語問題への強い問題意識の上に書かれ、訳されたものなので、論理の美しさを覆い隠す用語問題の混沌を避けつつ、医学的研究デザインのアウトラインを丁寧に説明している。良書である。
医学的研究のデザイン―研究の質を高める疫学的アプローチ   医学的研究のデザイン―研究の質を高める疫学的アプローチ
Stephen B. Hulley(原著)
その他
メディカルサイエンスインターナショナル
おすすめ度:
価格: ¥ 4,935
円 (税込み)
死が迫った人にどのように接するか 私の父が末期ガンとしり、家族として父にどのように向き合っていくかのヒントとすべくこの本を手にとりました。
すべてをみとめてあげ、きいてあげる、そうした態度で接することで少しでもよい人生であったと父が思ってくれれば、という気持ちになりました。
「生きる」ことの意味についてあらためてかんがえてみたい人にもオススメでしょう。
13歳からの「いのちの授業」―ホスピス医が教える、どんな時でも「生きる支え」を見つけるヒント   13歳からの「いのちの授業」―ホスピス医が教える、どんな時でも「生きる支え」を見つけるヒント
小澤 竹俊
大和出版
おすすめ度:
価格: ¥ 1,365
円 (税込み)
この本だけでは現場での方針が立てにくいです 褥瘡についてのこれまでの研究をレビューしてまとめてくれています。
ただ、『褥瘡についてはあまりエビデンスがないんだな』ということがわかるだけで、
『ではどうすればいいのか?』についての答えは得られません。
例えば、肉芽形成を促進するためには、
『ハイドロコロイド、ポリウレタンフォームなどを使用してもよい。』
という記載があるだけで、じゃあ何を使うのがいいのか、が書かれていません。
まだエビデンスがそろっていないため難しいのでしょうが、
学会が出すガイドラインである以上、
学会としての指針は指し示しておいていただけると良かったかもしれません。
科学的根拠に基づく褥瘡局所治療ガイドライン   科学的根拠に基づく褥瘡局所治療ガイドライン
日本褥瘡学会(編集)
照林社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,155
円 (税込み)
観念論的で難解な専門家の論文集 死とは何か、という人類共通の問題について、終末医療の関係者や、宗教哲学の専門家などの論文を中心に構成されており、キューブラー・ロス自身の著作というよりも、専門家の論文集という趣である。
ネイティブアメリカン、ユダヤ、ヒンズー、仏教などの死生観にも言及して広範だが非常に観念論的であり、ロスの他著作に比べると大変とっつきにくい。

死を、文化的・歴史的に踏査することは全く無意味とはいわないが、自分や自分の大切な人の死を一旦横にどけておいて、客観的に論じる死はどこか空疎である。死を学問することのむなしさを少しだけ感じた。

死、それは成長の最終段階―続 死ぬ瞬間 (中公文庫)   死、それは成長の最終段階―続 死ぬ瞬間 (中公文庫)
Elisabeth K¨ubler‐Ross(原著)
その他
中央公論新社
おすすめ度:
価格: ¥ 840
円 (税込み)
アイテム数:2470/ページ数:247  次ページ