児童文学 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
伏線の拾い方はすごい 最近、日本のアニメなんかで伏線を張るだけ張って放り出してしまう作品が多いので、この最終巻を読んで「作品というのはこうでなくっちゃ!」と胸が熱くなった。
他の方が指摘しているような不満点も理解できるのですが、これだけの年月と巻数をかけて、世界中からのプレッシャーの中、きちんと作品を仕上げてくれた技量には感服で、自分としては星5つあげたくなりました。
ただ、ラストあたりあまりにも意味が複雑で、結局ネットで謎解きみたいなのを見なければ理解できなかったので、「子供相手の本にそりゃねえだろ」という意味でマイナス1の星4つにしました。
こちらもおすすめ

贈り物にも最適!
ハリー・ポッターシリーズ全巻セット
1巻から3巻を試し読み
1~3巻 スターターセット


ハリー・ポッターを読み返す

ハリー・ポッターと
賢者の石
・通常版
・携帯版
ハリー・ポッターと
秘密の部屋
・通常版
・携帯版
ハリー・ポッターと
アズカバンの囚人
・通常版
・携帯版
ハリー・ポッターと
炎のゴブレット
・通常版
・携帯版
ハリー・ポッターと
不死鳥の騎士団
・通常版
・携帯版
ハリー・ポッターと
謎のプリンス
・通常版
ハリー・ポッターと
死の秘宝
・通常版



第1巻~第7巻:内容紹介

ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターは孤児。意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしたとき、ホグワーツ魔法学校からの入学許可証が届き、自分が魔法使いだと知る。キングズ・クロス駅、9と4分の3番線から紅色の汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ。ハリーを待ち受けていたのは、夢と、冒険、友情、そして自分の生い立ちをめぐるミステリー。
ハリーはなぜ魔法界で知らぬものが無いほど有名なのか? 額の傷はなぜか? 自分でも気づかなかったハリーの魔法の力が次々と引き出されてゆく。そして邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決。

ハリー・ポッターと秘密の部屋
魔法学校で一年間を過ごし、夏休みでダーズリー家に戻ったハリーは意地悪なおじ、おばに監禁されて餓死寸前。やっと、親友のロンに助け出される。ロンの家で夏休みを過ごしたハリーは初めて魔法使いの家族の生活にふれ、毎日驚くことばかり。しかし、新学期が始まった途端、また事件に巻き込まれる。 ホグワーツ校を襲う姿無き声。次々と犠牲者がでる。そしてハリーに疑いがかかる。
果たしてハリーはスリザリン寮に入るべきだったのだろうか。ヴォルデモートとの対決がその答えを出してくれる。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリーはもう13歳。夏休みは、あいかわらず意地悪なダーズリー一家にいじめられる毎日だ。そんな時、アズカバンという恐ろしい監獄から、凶悪犯が脱獄したというニュースを聞く。
アズカバンとは、あの大男のハグリッドでさえ聞いた途端に震えあがった、脱獄不可能といわれる監獄。この凶悪犯がなんとハリーの命をねらっているという。脱獄犯を追うアズカバンの怪物ディメンター。ハリーにつきまとう死神犬(グリム)の影…。
おどろおどろしい展開の中で明るい話題はクィディッチだ。新しい箒を手に入れたハリーが大活躍。キャプテン、オリバー・ウッドの悲願、グリフィンドールの優勝は成るか?

ハリー・ポッターと炎のゴブレット
クィディッチのワールドカップで、空に不吉な印が上がった。ヴォルデモートの復活か? 巧妙に仕組まれた罠が、ハリーを三大魔法学校対抗試合の選手に選ぶ。死を招く難題を、次々と乗り越えるハリー。しかし、親友のロンに異変が起こる。寂しいハリーの心を掴んだ女性は?
多彩な登場人物が、ハリーの過去を明かし、ヴォルデモートの正体にせまる。そしてついに痛ましい犠牲者が…。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
復活したヴォルデモートとの戦いはいつ始まるのか?ハリーにはなんの知らせも来ない。そして突然ハリーは吸魂鬼に襲われる。「不死鳥の騎士団」に助けだされたハリーは、「騎士団」が何か重大な秘密を守っていることを知る。新学期が始まり、恐ろしい新任教授アンブリッジと黒い扉の夢に悩まされ続けるハリーに、チョウ・チャンが微笑みかける…。

ハリー・ポッターと謎のプリンス
ヴォルデモートの復活のせいで、夏だというのに国中に冷たい霧が立ち込めていた。そんな中を、ダーズリーの家にダンブルドアがやって来るという。いったい何のために?そして、ダンブルドアの右手に異変が……。17年前の予言は、ハリーとヴォルデモートとの対決を避けられないものにした。過酷な運命に立ち向かう16歳のハリーに、ダンブルドアの個人教授が始まる。

ハリー・ポッターと死の秘宝
7月31日、17歳の誕生日に、母親の血の護りが消える。「不死鳥の騎士団」に護衛されて飛び立つハリー、そして続くロンとハーマイオニー。ダンブルドアの遺品を手がかりに、彼らの旅が続く。その先にある戦いは…。




日本で一番ハリーな街

「日本で一番ハリーな街」は、ハリー・ポッターシリーズ最新刊『ハリー・ポッターと死の秘宝』をAmazon.co.jpで予約注文したお客様数の*割合が最も高い街順に上位100の街をランキング形式でお知らせするプロモーションです。(※すべての市区町村が対象になります。また東京の区部は23区すべてを合計した注文数になります。*割合の算出方法は、予約注文数/各市区町村の人口です)

最終結果発表は こちらから

Amazon.co.jp 川柳&動画コンテスト

2008年6月2日(月)~6月15日(日)の期間実施致しました川柳&動画コンテストで、お客様による最終審査投票の結果、大賞、優秀賞、審査員特別賞それぞれが決定致しましたので、発表いたします。

大賞、優秀賞、審査員特別賞は こちらから

J.K.ローリング インタビュー

「自分が一番好きなことをして生きてるのだから、私はとてつもなく幸運な人間です。私が物を書くことをやめることはないでしょう。本が出版されただけでも素晴らしいことでした。でも最高のご 褒美は、人々が熱心に読んでくれたことです」――J.K.ローリング

ハリー・ポッターの創作者、J.K.ローリングの独占インタビューは こちらから

「ハリー・ポッターの魅力」を探る


カレンダー、ポスター、日記帳から、関連書籍、洋書版、DVD、CD、ゲーム、フィギュアなど、
ハリー・ポッター関連商品は ハリー・ポッターストアへ
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)   「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
松岡 佑子(翻訳)
静山社
おすすめ度:
価格: ¥ 3,990
円 (税込み)
「残業依存症」から立ち直った、今の読後感 何人かの方が書いているのと同じように
子どもの頃は、誤解からずっと敬遠してました。
優等生の読書感想文御用達っぽかったし、
その感想からは、スローライフ的説教臭さも感じたし…

体調悪化と、我が子の出産に先立って、残業まみれの生活から足を洗い
(このご時世、かなりの勇気が必要でしたが)
ちょっぴりできた心のゆとりに、好きだった読書を再開した矢先、
文庫化にともない訳が新しくなったと知って読みました…

…本当に良いタイミングで出会いました。
子ども向けのファンタジーではありますが
私にとってはファンタジーとは思えないリアルさを感じました。
エンデすごいです。

もちろん、現実の社会にはモモのような
自分の代わりに、灰色の男たちから時間を取り返してくれる人はいません。
そこで、自分にとっての「人生の価値」を決め、せまり来る「時間どろぼう」と
実際に戦うのは自分自身なわけですが。

自分に科せられた仕事が1日に100だとしたら
「1日に120済ませれば、あとがラクになる」などと、誰もが一度は考えるはず。
でも現実には、翌日にもやっぱり仕事は100あって
永遠にラクにはならずに一生を終えてしまうんじゃないでしょうか…?

100の仕事を一生懸命やって、早めにその日の仕事を終える。
残りの時間は自分や家族のためにつかう。

それが実践できれば、この本の、本当の面白さが味わえると思います。
大人こそ、ぜひ。
モモ (岩波少年文庫(127))   モモ (岩波少年文庫(127))
大島 かおり(翻訳)
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 840
円 (税込み)
マジック・ツリーハウス24巻 (マジック・ツリーハウス 24)   マジック・ツリーハウス24巻 (マジック・ツリーハウス 24)
甘子彩菜(イラスト)
その他
メディアファクトリー
おすすめ度:
価格: ¥ 819
円 (税込み)
ハリーの勇気と知性 この巻は魔法省大臣がコーネリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに交代したことの説明から始まる。前巻までにおいて、ファッジはヴォルデモート卿復活の警告を無視し、ハリーやダンブルドア校長と対立を続けた。その魔法大臣の交代により、いよいよ魔法省とダンブルドア率いる不死鳥の騎士団が団結してヴォルデモート卿に対抗すると思わせる展開である。
しかし、現実は違った。スクリムジョールは戦うポーズを示すためにハリーを利用しようとしているだけであった。それを見破ったハリーは毅然として協力を拒否する。表向き人間は変わったとしても、組織の体質が変わるものではないことを示している。
私は購入したマンション・アルス東陽町301号室が不利益事実(隣地建て替えなど)を隠して騙し売りされたものであることを知り、東急リバブル(販売代理)及び東急不動産(売主)に抗議した。その際の特徴は担当者がコロコロ変わることであった。中には社会人としてのマナーもどうかと思われる担当者もいた。
そのため、新しい担当者に期待する気持ちも皆無ではなかった。しかし、金太郎飴の如く不誠実な体質は変わらなかった。その経験があるため、過去を水に流して協力を求める魔法省大臣の依頼を拒絶するハリーは痛快である。
翻って日本の政治に目を向けると、総理大臣の就任時は支持率が上がるという奇妙な現象が続いている。一体、何に期待しているのだろうか。日本の有権者にもハリーの勇気と知性を学んで欲しいものである。

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)   ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
松岡 佑子(翻訳)
静山社
おすすめ度:
価格: ¥ 3,990
円 (税込み)
内容の薄さにびっくり 友人から薦められて読みました。
読み始めはここからどう展開するのだろう、と期待していましたが結局最後までズルズルと偏見に満ちた「愛」について説明しているだけ…
ハッキリ言って押し付けがましく、宗教そのものです。(ベジタリアンやらフリーセックスに近い表現なんかも????です。愛を語りたいなら個人個人を尊重すべきでは?)
物語の起伏も何もなく、こんな陳腐な内容は多少なりとも読書をしている人にはつまらないハズ。
(さすが元々子供向けですね)
売れた、とか絶賛、という言葉に惑わされすぎでは?

全てにおいてどこがいいか分かりません。

   すてきなほほ笑みと子どものような愛らしさをたたえた宇宙人アミが、地球の少年ペドゥリートを宇宙の「理想郷」に案内してくれるというお話。
   南米チリに生れ、世界各地を旅してきた著者が、人類普遍の「愛」の哲学を平易な言葉で語る、メッセージ性の強い作品。童話の体裁をとっており、「理想郷」の描写も童心にあふれた楽しいもの。
   著者にとっての「理想郷」を真正面から描いている部分に、違和感を覚える向きもあるかもしれない。ただ、決して「一人よがり」な世界観ではないし、続く第2巻、第3巻と、さらに広がりと深さを増していくので、忍耐をもって付き合う価値あり。世界11か国で翻訳されているだけのことはある。
   さくらももこのように、はじめから涙を流して感動できなかったからといって、そこで投げ出さずにゆっくり読み進めてほしい。体によい食物のように、じんわり効いてくるから。第3巻を読み終えたころ、はじめに感じた違和感は解消され、とっても安らかな気持ちになる。
   あえて高校生くらいから大人向け、として紹介したい。著者のメッセージを必要としているのは、幸せになれない大人たちの方だと思うから。(小野ヒデコ)
アミ 小さな宇宙人   アミ 小さな宇宙人
Enrique Barrios(原著)
その他
徳間書店
おすすめ度:
価格: ¥ 1,365
円 (税込み)
ネバーエンディングストーリーよりもお勧め ネバーエンディングストーリーを読んで、同じ著者のこの本を読んでみた。
実際に、こちらの方が、現代の人たちには共感できるないようだと思う。

日本語訳の部分で、ちょっと「あれ」と思うところがあったが、ほとんど気にならない。
それよりも、内容に感銘した。

時間を大事にする意味、大事にするがゆえに追いかけられている現代人は必読だろう。
   冒険ファンタジー『はてしない物語』の著者であるミヒャエル・エンデが贈る、時間どろぼうと風変わりな女の子の物語である。文章のみならず、モノクロの挿絵までもエンデ自身が手がけた本書は、1974年にドイツ児童文学賞を受賞。小学5、6年生以上から大人まで幅広い年代の人たちが楽しめる、空想力に富んだ小説だ。

   円形劇場の廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした不思議な少女モモ。黙って話を聞くだけで、人の心を溶かし悩みを解消させる能力を持った彼女のまわりには、いつもたくさんの大人や子どもたちが集まっていた。しかし「時間」を人間に倹約させることにより、世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち」の出現により、町じゅうの人々はとりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活を次第に失っていく。

   本書は、時間どろぼうである「灰色の男たち」とモモの対決というスリルあふれる展開を通して、1分1秒と時間に追われる現代社会へ、警鐘を鳴らしている。たとえば、モモの友だちだったニノが「スピード料理」の店を始め、大繁盛しているせいで他人とわずかな世間話をする暇もないというように、時間を盗まれた人たちは、現代の私たちの姿そのものとして描かれている。昨今、モモのように際限のない時間の中で、空想をめぐらせ楽しむ生活はほとんど忘れられている。子どもばかりでなく、忙しい大人たちにも夢見ることの大切さを教えてくれる本だ。(砂塚洋美)

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)   モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
ミヒャエル・エンデ
Michael Ende
大島 かおり
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 1,785
円 (税込み)
絵本としては退屈。 絵本としては退屈のきわみです。まず、話が無駄に長い。とりとめもないし、まわりくどいし、くどい!語りすぎで引きます。メッセージはもっとさりげなく、的確に伝えて欲しいものです。銀河鉄道の夜や幸福の王子くらいにまとめられなかったものでしょうか。

僕が子供だったら「この絵本を読まないと失ったものに気づかないなんて、大人って変だ」「それって本当に失ったものなんだろうか?」「本当にあったんだろうか?」そういう疑問を持ちます。
   著者の生誕100年を記念し作られた復刻版。挿絵は著者自身が描いた米オリジナル版そのままの絵が載せられている。これまで親しんできた挿絵と比べると輪郭がはっきりしていて鮮明、そのほかにも「ささいな違い」を見つけながら読み進めていく楽しみもある。

   本書は、ストーリーの展開を楽しむ意味においては子ども向けだが、むしろ大人向けのメッセージに満ちていて、本来人間には「心の目」が備わっているということを呼び起こされる。その、真実を見ることのできる「心の目」をもって、大切にしていかなければならないモノを感じ取り、それを生かしていくことで人は豊かになれるはずなのだが、さまざまなことに心を奪われ見えなくなっていき、やがて見ようともしなくなる(王子が訪れた星に住む大人たちは点灯夫以外その象徴のようでもある)。

   キツネの言葉「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」は著者からの、大人、そしてこれから大人になる子どもたちへの警鐘なのかもしれない。(加久田秀子)

星の王子さま―オリジナル版   星の王子さま―オリジナル版
Antoine de Saint‐Exup´ery(原著)
その他
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 1,050
円 (税込み)
手ぶくろを買いに 雪の描写がとてもきれいです。雪を知らなかった子狐があまりの眩しさに「目に何か刺さったよ」と表現したり、「もみの枝からパン粉のような粉雪が、ふわーっと子狐に落っかぶさって来ました」「枝と枝の間から白い絹糸のように雪がこぼれていました」「暗い夜が風呂敷のような影を広げて野原を包むと、雪はあまり白いので、包んでも包んでも白く浮かびあがっていました」「戸が一寸ほどゴロリとあいて、光の帯が道の白い雪の上に長く伸びました」「月が出たので、狐の毛なみが銀色に光り、その足あとには、コバルトの影がたまりました」等、黒井健さんの温かく優しい絵と共に、寒い寒い雪の日に本当に暖かなものにくるまれたような優しい余韻を残してくれます。

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)   手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)
新美 南吉
黒井 健
偕成社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,470
円 (税込み)
ストレスがたまる 炎のゴブレットを読んで続きを読むのが待ちきれず急いでこの本を手に取りました。
しかしこちらは前作までとはちがって全体的に重苦しく、ストレスがたまりました・・・。
その原因とのひとつとなっているのがハリーが(とくに前半)イライラして周りに大声をあげてばかりなこと。
それも話が進むにつれて和らいでいくならともかく、八つ当たりして、反省してこれから仲良くするのかと思えばまた八つ当たり・・・という感じに繰り返されるのが読んでいて疲れました。
冒頭で自分からダドリーを侮辱して挑発しようとしたり、怒りにまかせてロンの失敗を皮肉ったりと、ハリーがなんだかいやな奴だと思えるところが随所で見られて、感情移入が難しくなりました。
今回の話の最後でもいろいろ明らかになったことはありますが、今までのように予想をいい意味で裏切られていく複線の面白さとかが無かったような気がします。

あと日本語訳ですが、そもそも口調が変えて書かれているハグリッドなどはまだしも普通に喋っているキャラを個性的な口調にしてしまうのはどうなんだろうと思いました。他にも日本語表現に違和感があるところがたまに気にかかってしまいます。すぐ手に入るのが日本語版だったのでこちらを読みましたが、次の巻からは少々待つことになっても原書で読もうと思いました。
   ホグワーツ魔法魔術学校5年目の新学期を目の前にして、15歳のハリー・ポッターは思春期のまっただ中にいる。なにかというとかんしゃくを起こしたり、やつれそうなほどの恋わずらいをしたり、強烈な反抗心でいっぱいになったり。鼻持ちならないダーズリー一家と過ごす夏は、相変わらず腹の立つことばかりで退屈きわまりなく、しかもこの休み中は、マグルでない級友たちと連絡をとる機会がほとんどなかった。ハリーはとりわけ、魔法界からなんの知らせもないことにいらついていた。復活したばかりの邪悪なヴォルデモート卿がいつ襲ってくるかと、気が気ではなかった。ホグワーツに戻れば安心できるのに…でも、本当にそうだろうか?

   J・K・ローリング著「ハリー・ポッター」シリーズの5作目は、前の年に経験した一連のできごとのあとすっかり自信を失った若い魔法使いハリーにとって、大きな試練となる1年間を描いている。ハリーが3大魔法学校対抗試合でヴォルデモートと痛ましくも勇敢に対決した事件は、どういうわけか、夏のあいだに広まったうわさ話(たいていの場合、うわさ話の大もとは魔法界の新聞「日刊予言者新聞」だ)では、彼をあざ笑い、過小評価するネタになっていた。魔法学校校長のダンブルドア教授までが、ヴォルデモートがよみがえったという恐ろしい真実を公式に認めようとしない魔法省の取り調べを受けることになった。ここで登場するのが、忌まわしいことこのうえない新キャラクター、ドロレス・アンブリッジだ。ヒキガエルを思わせる容姿に、間の抜けた作り笑い(「ヘム、ヘム(hem, hem)」と笑う)が特徴のアンブリッジは、魔法省の上級次官で、空きになっていた闇の魔術に対する防衛術の教授職に就任したのだ。そして、たちまちのうちに魔法学校のうるさいお目付け役となった。ハリーの学校生活は困難になるばかり。5年生は普通魔法使いレベル試験の準備のために、ものすごい科目数をこなさなければならず、グリフィンドールのクィディッチ・チームでは手痛いメンバー変更があり、長い廊下と閉じたドアが出てくる鮮明な夢に悩まされ、稲妻型の傷の痛みはどんどんひどくなり…ハリーがいかに立ち直れるかが、いま厳しく試されているのだ。

 『Harry Potter and the Order of the Phoenix』は、シリーズ前4作のどれより、大人への成長物語という意味あいが強い。これまで尊敬していた大人たちも過ちを犯すことを知り、はっきりしているように見えた善悪の境目が突如としてあいまいになるなかで、ハリーは苦しみながら大人になっていく。純粋無垢な少年、『賢者の石』(原題『Harry Potter and Sorcerer's Stone』)のときのような神童はもういない。そこにいるのは、ときにむっつり不機嫌な顔をして、しばしば悩み惑い(とくに女の子について)、いつも自分に疑問を投げかけてばかりいる若者だ。またもや死に直面し、信じられないような予言まで聞かされたハリーは、ホグワーツでの5年目を終えたとき、心身ともに疲れはて、すっかり暗い気分になっているのだ。いっぽうで、読者は本作でたっぷりエネルギーをもらい、このすばらしい魔法物語シリーズの次回作が出るまでの長い時間を、またじりじりしながら待つことになるだろう。(Emilie Coulter, Amazon.co.uk)
--このレビューは、同タイトルのハードカバーのレビューから転載されています。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)   ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)
J. K. ローリング
J. K. Rowling
松岡 佑子
静山社
おすすめ度:
価格: ¥ 4,200
円 (税込み)
映画よりも人間くさいキャラクターたち 小説から入って、後で映画を見た者です。ジブリ版はジブリ版で面白いし、ユーモアがあって大好きです。でも、ハウルはやっぱり原作だと思います。
まずハウルのキャラクターは原作のほうが人間くさくて好きです。映画での「美しくなければ生きていたってしょうがない」発言には悪い意味でショックを受けたのですが、原作ではそんなこと一言も言っていません。それに、どこまでもだらしなくて、都合の悪いことからはつるりと逃げてしまう短所もしっかり描写されていますし、それでいて決めるところはきちんと決めているところがすごくかっこいい。
ソフィーも映画版の淑やかさとは違って、すごくはっちゃけたおばあちゃんです(笑)怒りっぽいし詮索好きだし。ハウルとマイケル(マルクルではありません)が嫌がるのも無理ないくらい。そこがまた魅力的なのですけれどね。
ストーリーの方も、色々なエピソードがランダムに発生しているように見えて、最後で一気に一点に収束するところがすごいです。ソフィーの家族も大きな役割を果たしますし、映画にはなかったカップルも生まれます。そして王国とハウルの関係もだいぶ違います。
戦争は小説版には出てきません。王様が「隣の国と戦争になりそう」と言っているだけです。よってハウルが化け物になったり戦争に出かけたりしません。
最初から最後まで、ハウルVS荒地の魔女です。
そしてこれでもかというほどちりばめられた魔法が、また独創的で面白いです。おなじみの七リーグ靴なども出てきますが、かかしと犬にかかっている魔法などにはちょっと驚きました。
子供向けなのでですます調で書かれているところが少し文を読みにくくしていますが、十分大人のエンターテインメントに堪え得る作品です。映画を見た方には是非、小説も読んで欲しいです。
   インガリーの国では呪文や見えないコートや7リーグ靴は日常のこと。といっても、「荒地の魔女」とくれば話は別だ。

   この50年は何ごともなく過ぎた。しかし、魔女が再びこの国に災いをもたらそうとしているというウワサがあった。だから、動く黒いお城や4つの細い小塔から黒っぽい煙が地平線に現れたとき、誰もが、魔女がやってきたのだと思った。ところが、そのお城は魔法使いハウルのものだった。ハウルは若い女の子の心を吸い取るのが好きだという。ソフィア、レティ、マーサのハッター姉妹はもちろん、女の子たちはみな、危ないから1人で街を出歩かないようにと注意される。だが、それはほんの始まりにすぎなかった。

   この壮大なファンタジーのジグソーパズルの中では、見た目とは違って、人も物も平穏ではない。運命はもつれ合い、自分が誰かもわからなくなり、恋人たちは大混乱。「魔女」がハウルに魔法をかけたのだ。はたして、その魔法を解くカギは有名な詩の中にあるのか? ハウルのお城に入るソフィー・ハッターの身に何が起こるのか?

   ダイアナ・ウィン・ジョーンズのうっとりするようなファンタジーはいつも驚きでいっぱいだが、魔法使いどうしの激しい最後の闘いが終わると、魔法のように何もかも元のさやに収まる。

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉   魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉
Diana Wynne Jones(原著)
その他
徳間書店
おすすめ度:
価格: ¥ 1,680
円 (税込み)
アイテム数:11168/ページ数:1117  次ページ