SF・ホラー・ファンタジー - 和書 - 子供と読む絵本の旅
急転直下の結末に、最後まで疑問は晴れず・・・  なぜ石神は自殺しようとしたのか?自殺を決意するまでの悩みはどのようなものだったのか?
 その悩みは、誰にも理解できない高度の?異質の?悩みなのか?
 ひとりの罪のないホームレスの命まで犠牲にして献身に努めた背景となる石神の死の決意は、「自分なんてこの世に存在していても意味がない」などという薄っぺらで、ありきたりでだれもが時に抱くような感情の揺れの描写で片づけられた。
 この作品の最も大切な部分だと思うのだが・・・
容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)   容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
東野 圭吾
文藝春秋
おすすめ度:
価格: ¥ 660
円 (税込み)
ドラマ化を意識? 東野圭吾作品ということで、あまり期待しすぎないほうがいいと思います。
事件の伏線もあり、犯人の動機も矛盾はないのですが、全体にうすい内容という印象がします。
三人兄妹の「絆」でストーリーが展開していくのですが、ほろりとさせられるようなエピソードもなく、何より登場人物の少なさが気になります。3ヶ月ごとに始まるテレビドラマのようです。意識して書いたとは思えないのですが。
「手紙」で、運命の過酷さ、切なさに大感動したので、同じ作家の作品とは思えませんでした。
流星の絆   流星の絆
東野 圭吾
講談社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,785
円 (税込み)
普通の短編 200Xとかが好きなら楽しめるんじゃないでしょうか。
まあ、そんな内容です。
探偵ガリレオ (文春文庫)   探偵ガリレオ (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
おすすめ度:
価格: ¥ 570
円 (税込み)
ガリレオシリーズ:第二弾 前作『探偵ガリレオ』に引き続き、読んでみました。
前作よりも湯川の関わり方が、単に「物理学者」ではなくより探偵の目線になっているような感じがします。

『容疑者xの献身』がこれの続編になり、三部作それぞれ同じガリレオシリーズでも独立した話になっていますから、どれから読んでも楽しめますが、『探偵ガリレオ』とこれを読み、湯川と同級生刑事・草薙の関係性を十分に知ってからの方が、『容疑者xの献身』をより楽しめると思います。

   東野圭吾ほど、多彩な作品をおくりだす作家は珍しいだろう。デビュー作は、学園を舞台にした本格推理小説『放課後』(第31回江戸川乱歩賞)。第52回日本推理作家協会賞受賞の『秘密』では、ミステリーの形式を踏みながら家族の美しい情愛をせつなくつづった。クローン技術を題材にした『分身』や大型原子炉が危機に陥る『天空の蜂』などの社会派小説も生みだしている。作品ごとに、まったく違った味わいを読者に与えてくれるのだ。

   本書は「探偵ガリレオ」シリーズ2作目。帝都大学理工学部物理学科助教授、探偵ガリレオこと湯川学が、摩訶不思議な事件を論理的に解決していく、本格推理短編集である。

   素封家の屋敷に侵入者があった。犯人は27歳の青年。2階で眠っていた娘を襲おうとしたらしい。逮捕された犯人は、17年前、その少女と結婚する夢を見たという。夢に現れた少女が現実に存在するとは? 予知夢はあるのか?

   ロマンチックにも感じられる第1章「夢想る(ゆめみる)」をはじめ、「霊視る(みえる)」「騒霊ぐ(さわぐ)」「絞殺る(しめる)」「予知る(しる)」の、全5作が収録されている。軽快な文章の中に凝縮された、オカルチックな題材と巧妙なトリック、明晰な推理と確固たる論理。本書はたぐい稀なるストーリーテラーである著者の技を堪能できる作品といえよう。(冷水修子)

予知夢 (文春文庫)   予知夢 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
おすすめ度:
価格: ¥ 530
円 (税込み)
内容と読後感 がかなり気持ち悪い。そして動機が、おそらく意図的にスッキリしないように描かれてるため私には受け入れられなかった。
悪意 (講談社文庫)   悪意 (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社
おすすめ度:
価格: ¥ 660
円 (税込み)
人間のもつ本性をフィクションを通じて訴える 私はただの小説として読むことができませんでした。

本書では人が日常生活で感じる様々な心の葛藤を、主人公とその周りにいる人たちを通じて伝えています。

小説としてはもちろん、1日で読みきるほどおもしろいですが、家族のあり方、恋人とのあり方などを深く見つめるきっかけになる1冊。

家族に問題を抱える方、恋人と問題を抱える方、自分自身に悩みを感じている方、必読です!
秘密 (文春文庫)   秘密 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
おすすめ度:
価格: ¥ 660
円 (税込み)
面白い 悲惨なストーリー、主人公の心情描写のなさ、登場人物の多さ、最悪のラスト、などかなり読みずらいはずの小説。けどちゃんと面白かったってことがこの小説の凄さだと思います。なかでも主人公雪穂と亮司が絡んでる場面がなく、心情描写もない、やはりこれがこの小説の面白ろさです。小説ならではじゃないですか。自分で想像するから、出来るから面白いのです。めちゃめちゃ想像しやすく書いてくれてます。僕はラストを読み終えて解釈したことは、雪穂は亮司でさえもただ利用してただけやったんか、でした。そう解釈したらゾクゾクしてきて寒気がして、怖くて布団から出れなくなりました。やばいこの女ほんまに怖すぎる…って。
僕はこの東野圭吾って人を物を作る人として大好きになりました。 雪穂はどこまでもとんでもない女であって欲しい。 だって作り話やねんから。そっちの方が絶対面白いでしょ。
白夜行 (集英社文庫)   白夜行 (集英社文庫)
東野 圭吾
集英社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,050
円 (税込み)
社会性の死 弟の学費のため、強盗殺人を犯した兄。刑務所から月に1度、弟・直樹のもとへ手紙が届く。直樹は、進学、恋愛、就職等ことあるごとに強盗殺人犯の弟のレッテルがつきまとう。到底、兄の手紙など、煩わしい過去を思い起こさせる材料に過ぎない。幾多の困難を乗り越え、やがて直樹は犯罪者の弟であることを無理に脱ぐことをやめて、いきようとした。だが、堂々としていることが果たして本当に潔いのか。愛する家族を守れるのか―。葛藤の末、直樹はある選択をする。全てを悟った兄と弟の思惟が複雑に交錯し、また直樹を支え続けたひたむきな妻の優しい心に感動する。犯罪者の家族が負う辛苦を痛烈に描き、犯罪者が背負うべき罪は、被害者への贖罪で終わらないことがよくわかる。著者は本書の中で、殺人の最大の悪は被害者の人生を奪うのは勿論のこと、人との繋がりを強引に絶ってしまうことと教えている。物語もさることながら、殺人行為は、自死であるとともに「社会性」の死という事実を顕然と示しており、犯罪の側面を見るにも恰好の良書である。
手紙 (文春文庫)   手紙 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
おすすめ度:
価格: ¥ 620
円 (税込み)
関西人パワー  少年法云々を考えるにはちょっときつすぎるな、と言うのが正直な感想です。最大のトリック、種明かしも、面白いですが、この種犯罪について考えるには不謹慎と言う感じです。
 さらに、言うなら、例えば携帯の履歴なんかは、どう扱ったのか、そんなところも、詰めが甘いなと思います。
 ペンションの人についても、登場の仕方が中途半端な気がします。

 そんなにつまらないなら途中で放り出したかと言うとそうではなく、もう、本当に読む時間を何とか作って一心に読みました。圧倒的な力でグイグイ読ませるのです。500ページ弱にも及ぶ長編ですが一気に読ませます。
 その力は何かと言うと、たぶん関西人の力ではないかと思うのです。わがまま、勝手、言いたい放題、そして、がめつい、でも、最後のところはアホなほど正直と言う圧倒的なパワーです。私も関西人であり、こういう理屈抜きとも言える様な話が大好きです。

 あまり、文学賞には恵まれていないようですが、これからも、こんなすごい作品を作り続けて欲しく思います。

 

さまよう刃 (角川文庫 ひ 16-6)   さまよう刃 (角川文庫 ひ 16-6)
東野 圭吾
角川グループパブリッシング
おすすめ度:
価格: ¥ 740
円 (税込み)
恐ろしいのは死霊ではなく、生きている人間 宮部さんは、現代が舞台の小説もおもしろいですが、

江戸時代物になると、本領発揮という感じです。

人間の心の奥のどろどろと江戸時代のおどろおどろした世界と。



話の展開に無理がある、論理的でないという感想も多いようですが、

人間の感情自体が、論理的ではなく、

わがまま身勝手なのですから、これでいいのだと思います。

恐ろしいのは死霊ではなく、

生きている人間の妄執がそれを呼び寄せるのだということと思います。


たぶんシリーズ化されるのでは?というラストでした。

続編、楽しみにしてます。
おそろし 三島屋変調百物語事始   おそろし 三島屋変調百物語事始
宮部 みゆき
角川グループパブリッシング
おすすめ度:
価格: ¥ 1,785
円 (税込み)
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