こども - 和書 - 子供と読む絵本の旅
「残業依存症」から立ち直った、今の読後感 何人かの方が書いているのと同じように
子どもの頃は、誤解からずっと敬遠してました。
優等生の読書感想文御用達っぽかったし、
その感想からは、スローライフ的説教臭さも感じたし…

体調悪化と、我が子の出産に先立って、残業まみれの生活から足を洗い
(このご時世、かなりの勇気が必要でしたが)
ちょっぴりできた心のゆとりに、好きだった読書を再開した矢先、
文庫化にともない訳が新しくなったと知って読みました…

…本当に良いタイミングで出会いました。
子ども向けのファンタジーではありますが
私にとってはファンタジーとは思えないリアルさを感じました。
エンデすごいです。

もちろん、現実の社会にはモモのような
自分の代わりに、灰色の男たちから時間を取り返してくれる人はいません。
そこで、自分にとっての「人生の価値」を決め、せまり来る「時間どろぼう」と
実際に戦うのは自分自身なわけですが。

自分に科せられた仕事が1日に100だとしたら
「1日に120済ませれば、あとがラクになる」などと、誰もが一度は考えるはず。
でも現実には、翌日にもやっぱり仕事は100あって
永遠にラクにはならずに一生を終えてしまうんじゃないでしょうか…?

100の仕事を一生懸命やって、早めにその日の仕事を終える。
残りの時間は自分や家族のためにつかう。

それが実践できれば、この本の、本当の面白さが味わえると思います。
大人こそ、ぜひ。
モモ (岩波少年文庫(127))   モモ (岩波少年文庫(127))
大島 かおり(翻訳)
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 840
円 (税込み)
ジュニア新書だけど、大人も読める(むべき)一冊だと思います。 キング牧師はいうまでもなく有名な人物ですが、その人の
生涯と活躍と考えとを非常にわかりやすく教えてくれる本です。
これはジュニア新書に入っていますから中高生向けに書かれたものでしょうが、
しかし大人にとっても大変に感銘深く、決してレベルを下げた物語には
していません。むしろ、大多数の日本人には知らない記述をたくさん
含んだ本だと思います。
キング牧師が活躍をしたのは、活躍したくてしたのではなく、活躍を
せざるを得ない人種差別の実態があったからであり、いま2006年に
本書を通読すると、これが果たして50年もたたない頃の実際の出来事
なのだろうかと暗然とするものがあります。
わが国においては、音楽やスポーツなどの文化におけるアメリカの黒人たちの
活躍を当たり前のことのように受け止めていますが、それらのことも
キング牧師らの活動がなければ違っていたんだろうかと思います。
また、おとなしい日本社会の中で、ありふれた生涯を送っているわたしに
とっては、健全な怒りを覚えることもまた大切なことだと思い出させてくれました。
その意味では、このジュニア新書は、大人が読むとジュニアになれるという
効能もあるのかもしれません。

キング牧師―人種の平等と人間愛を求めて (岩波ジュニア新書)   キング牧師―人種の平等と人間愛を求めて (岩波ジュニア新書)
辻内 鏡人
中條 献
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 819
円 (税込み)
本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる 冒頭著者は「詩は人のこころを解き放ってくれる力がある」と書いている。
本書を読めば、この一文の意味することに納得する。

音楽や詩を鑑賞するというのは、きまった手順や方法があって、こうしなけれ
ばならないなどといったことはなく、自由に感じるままに反応すればよいのだ
けれど、本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる。

ジュニア新書ということで中学生くらいを対象に書かれたものであろうけど、
大人の世界にはなかなかこういうすばらし本は見あたらないので、大人もぜひ
一度手に取ってみて頂きたいと思います。

詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)   詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)
茨木 のり子
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 819
円 (税込み)
人と人のこころのふれあい 20年ほど前、小学生の頃に読んで感動した記憶がありました。
30歳を越えて、今読んでみてもいい本だなと思います。

好きなところは、みなこちゃん当番での淳一の言葉、鉄三がハム工場を救うところ、
くずおはらいで小谷先生チームが足立先生たちの目を丸くさせたところ、
いろんな立場の先生が自分の立場なりに熱く語るところ・・・
などいろいろあります。

教育には答えはないけど、素直に時間がたっても、
いい学校だったなとか、いいクラスだったなとか、いい先生だったなと思えれば
それが一番なんじゃないかなと。
今でも教育の現場に活かせるメッセージもあると思います。

兎の眼 (角川文庫)   兎の眼 (角川文庫)
灰谷 健次郎
角川書店
おすすめ度:
価格: ¥ 600
円 (税込み)
面白かった  映画も見たことは無く、ハリーポッターは完全にはじめてよみました。次から次へと事件やなぞが発生するので、飽きることなく最後まで読みました。

 あまり重要でない登場人物の名前は忘れがちで混乱してくるので、そこらへん気をつけて読むといいかも(メモしとくとか)。
   もしも人生最初の10年間を、自分をひどく嫌う一家の階段の下で寝泊まりするとしたら? そこを途方もない、「魔術的な」運命のいたずらで、いきなり魔法使いや、カゴに入ったシロフクロウや、不死鳥の羽根の入った杖や、イチゴ味、カレー味、草味、イワシ味…などなどのゼリービーンズに取り囲まれたとしたら? いや、そればかりか、なんと自分まで魔法使いだとわかったとしたら!

   これらはまさに、J.K.ローリングの魅力的で笑いにあふれるデビュー作、『Harry Potter and the Sorcerer's Stone』(邦題『ハリー・ポッターと賢者の石』)の主人公、幼いハリー・ポッターの身に起こったことなのだ。魔法とは無縁の人間(「マグル」)の世界では、ハリーは何者でもなく、おじやおばから邪魔者扱いされているばかり。おじとおばはハリーの両親が邪悪な魔法使い、ヴォルデモートに殺されたあと、いやいやハリーを引き取ったのだ。ところが魔法使いの世界では、小柄でやせっぽちのハリーは、ヴォルデモートに殺されそうになりながらも生き残った子どもとしてきわめて名の通った存在。死を免れたハリーには稲妻形の額の傷と、驚くほど研ぎ澄まされた感覚だけが残ったのだった。それに、あふれるほどの不思議な力が、自分はおばやおじや、わがままでブタそっくりのいとこのダドリーとはまったく…何から何まで違うんだと気づかせてくれるのだった。

   気さくな巨人、ハグリッドが届けてくれた不思議な手紙がもとで、マグルに虐げられていた、惨めなハリーの生活は一変する。「貴殿にホグワーツ魔法魔術学校の入学許可が下りたことをお知らせできるのは誠にうれしいかぎりです」。当然、バーノンおじさんはめちゃめちゃ不機嫌になってわめき出す。「気の狂ったまぬけじじいがこいつに魔法なんぞを教えるのに、わしは金なんか出すつもりはないぞ!!」ところが、あっという間にハリーはフクロウのヘドウィグとともにホグワーツ校に到着している。この学校で、本当の冒険── 愉快で不気味でスリル満点の冒険── が始まるのだ。

 『Harry Potter and the Sorcerer's Stone』は当初イギリスで『Harry Potter and the Philosopher's Stone』として出版され、その後イギリスの主な賞を獲得し続けている。これまでに英国文学賞、スマーティーズ賞、児童文学賞を受賞、カーネギー賞やニューベリー賞英国版の候補にもなった。この不思議な魔力で心を引きつける本は、将来も古典となって読み続けられることだろう。本書を読んだ子どもたちは、『Harry Potter and the Chamber of Secrets』(邦題『ハリー・ポッターと秘密の部屋』)や『Harry Potter and the Prisoner of Azkaban』(邦題『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』)も夢中で読みたがるはずだ。

ハリー・ポッターと賢者の石(携帯版)   ハリー・ポッターと賢者の石(携帯版)
松岡 佑子(翻訳)
静山社
おすすめ度:
価格: ¥ 998
円 (税込み)
ちょっと難しい 岩波ジュニア新書は高校生向けの平易な内容の新書だそうですが、
これはどうみても大人向けです。
2003年以降の高校生には敷居が高いのでは…?
昔の高校生はこの程度の本は読めていたのでしょうか。

「カテゴリーとは、述語として語られる存在の様々な意味を言う」
↑こういう文が当たり前のように出てきます。
ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)   ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)
岩田 靖夫
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 819
円 (税込み)
お世話になりました。な、懐かしい! ン十年前、私が小学生だった頃、両親に買ってもらい愛用していました。毎年買ってもらい、6学年分、6冊そろえて持っていましたよ。
学年別に分かれているので、見やすく内容も分かり易く楽しく学んだ思い出があります。仰々しく、分厚い辞書をひくのは億劫だったけれど気軽に手にとってしょっちゅう見ていました。

今は外国人のダンナが漢字を勉強するのに使っていますよ☆
分かり易さは万国共通なのかも。
下村式 唱えておぼえる漢字の本 1年生   下村式 唱えておぼえる漢字の本 1年生
下村 昇
まつい のりこ
偕成社
おすすめ度:
価格: ¥ 735
円 (税込み)
基礎知識不要でスラスラ読める。  友人の世界史教師が薦め、雑誌『諸君!』の推薦図書にも挙げられていたので、暇な時に少しずつ読んでいった。高校生あたりを読者に想定したらしい、「ですます調」の文章は基礎知識を全く必要とせず、寝転びながらでもスラスラ読める分り易さ!

 でもって、「へえ〜」と思わせるような歴史上のトリビアが頻出。ただ本書を読んだからといって急に世界史の成績が伸びる事は無いと思う。扱っている事項は世界史のごく狭い範囲です。ただ本書をキッカケに世界史上の出来事の有機的繋がりを意識するようになるのが効用でしょう。

 図版の多い点も高ポイント!
砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)   砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)
川北 稔
岩波書店
おすすめ度:
価格: ¥ 819
円 (税込み)
先生観が変わる この本を読んで、そうか先生ってのはエライんだなと気づいた。
視点が面白い!

先生はえらい (ちくまプリマー新書)   先生はえらい (ちくまプリマー新書)
内田 樹
筑摩書房
おすすめ度:
価格: ¥ 798
円 (税込み)
数学の美しさ、永遠の真理の不可思議さが味わえる対談集  『博士の愛した数式』という魅力的な作品を書いた作家(小川洋子)が、その小説が生まれるきっかけになった数学者(藤原正彦)と、数学の美しい定理や天才数学者のこと、素数や虚数、πの不思議などについて語り合った対話集。

 <数学は役に立たないから素晴らしい><数学は圧倒的に美しい>という辺りからはじまった対談が、最後のほうでは、ゲーデルの「不完全性定理」だとか「ゴールドバッハの問題」「ビュッフォンの針の問題」「オイラーの公式」といったところまで行ってしまう。ふたりのお話を聞いているうちに、宇宙の未踏の果てをちらりと垣間見せてもらったような、何かとんでもない場所まで運ばれてしまったみたいな、そんな気持ちに駆られました。

 藤原先生も感心していらっしゃいましたが、小川洋子さんの質問が的を外さないものであったところ、素晴らしかったなあ。作家の自在で生き生きとした想像力、ひらめきを感じる、目に浮かぶような比喩、深い共感に満ちた会話のリターン、タイムリーで鋭い質問の数々に、「小川さん、やるなあ」と、惚れ惚れさせられましたね。

 あとは、そう、藤原先生が言っていた<天才数学者が生まれる三つの条件>、これも印象的で忘れられない。その三つの条件というのは、「何かにひざまずく心を持っていること」「子供の頃から美しいものに接していること」「世俗的な役に立たない、精神性の高いものを尊ぶ気持ちを持っていること」というもの。なるほど、言い得て妙であるなあと。

 妙といえば一番妙な気分に捉われたのが、オイラーの公式。小川さんが、<無限に永遠に続く数が、一瞬にしてパッと手品をかけられるみたいに−1になってしまう。魔法ですね。>と言っていたけれど、ほんと、不思議だなあって思いました。
世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)   世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)
藤原 正彦
小川 洋子
筑摩書房
おすすめ度:
価格: ¥ 798
円 (税込み)
アイテム数:3881/ページ数:389  次ページ