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薄いながらも中身は濃い
苅谷氏の本は初見であったが、確かな政治学者である山口氏が共著するだけある教育学者だった。
前半の苅谷氏の公演を読み、格差を「不平等」と言い換えるセンスのみならず、国家予算と事務教育費、双方の伸び率が比例しない点、PISAの数学力変化グラフで、学力の低い子が更に低下した点、やがて来る教員不足などの指摘などを読み、実際にそれを聞きたくなった。 対談部分でも、フィンランドモデルを紹介する本を時折目にするが、北欧型でも能力が高くても職に就けないとの問題点を、指摘しているのを目にしたのは初めてだし、「良い事てんこ盛り」な教育政策の矛盾についても考えさせられた。 教育は、経済政策などと異なり、短期軸で考えるのではなく、長期的視野でよりよい方向へと教育を変えていきながら、、問題点をそのつど改善していかねばならぬものなのだ。 |
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格差社会と教育改革 (岩波ブックレット NO. 726) 苅谷 剛彦 山口 二郎 岩波書店 おすすめ度: 価格: ¥ 504 円 (税込み) |









