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Jazz - ミュージック - 子供と読む絵本の旅
結局、これか!  このCDは、日本で最も売れているジャズのCDらしい。ジャケットもいいが演奏もいい。雑音のようで雑音でない今となってはBGMの一部と化している饒舌なオーディエンスもいい。

 薄幸のベーシスト、スコット・ラファロが入っているエバンス・トリオのCDあるいはLPはこれを含めて4枚しかない。そのうちの一枚というのが”Village Vanguard”でのこのLiveともう一枚の”Sunday At V.V.”一枚というのは余りにも有名で、とやかくいまさら言うこともないが、何しろ40年以上も前のことなのだ。それが、いまだによく聴かれるし、よく売れている。ちょうど同時期のビートルズと同じように・・・・。それが、嬉しい。

 だから、私も今頃になって、思い出したようにこのCDをお薦めする。
 これ1枚でジャズが好きになった人を大勢知っている、それでいいのだ。
   スコット・ラファロ(B)とポール・モチアン(Dr)を擁するビル・エヴァンス・トリオは、ライヴ活動を通じて互いの音楽的信頼感を高めてきた。結成後1年半たった61年6月25日、ニューヨークの名門ジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」に出演し、歴史的ライヴ録音を行った。
   スタジオ録音にはないスリリングな名演となったが、この10日後スコット・ラファロが他界。本トリオの正式なライヴ録音は、ラファロ追悼盤の『サンディ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』と本盤のみ。それでも本盤が、すべてのジャズアルバムのなかで、ソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』と並んで最高の人気盤であるのは、内容がすばらしいからである。
   オープニングのバラード<1>は果てしなく美しい。タイトル曲<2>は、エヴァンスの兄娘デビイのために書かれたワルツだ。生涯を通じて何度も演奏される曲だが、ここでの演奏が最高。(高木宏真)
Waltz for Debby   Waltz for Debby

Original Jazz Classics
おすすめ度:
価格: ¥ 1,250
円 (税込み)
JAZZの代名詞になってしまうといわれている、"Kind of Blue" JAZZのアルバムの中で、世界中でもっとも売れるこの"Kind of Blue"は、
JAZZの代名詞となってしまうかもしれない、という日本のJAZZミュージシャンがいる。
数十年後の世界では、JAZZというものを紹介するときに、このカテゴリーに他のもの、
例えばチャーリー・パーカー等のビバップなどは入らないことさえ考えられるかも、と。

それはさておき、Kind of Blueである。
マイルスのアルバムの中でも、押さえたムードの中でお洒落で都会的なサウンドが静かに展開される。
タイトルどおりちょっとブルーな雰囲気。
十代の頃に何十回も聞いたアルバムだ。一言で言うとマイルスのアルバムの中でも特に格好いいのだ。
マイルスの口癖でもあった"So What?"(だからどうしたってんだ?)から始まるこのアルバムの曲は、いつでも頭の中でリフレインする。
マイルスは、最晩年に至るまで、常にJAZZ界に新しいアイデアを提供してきた。
多くのミュージシャンがこのアルバムを聴きまくって、いろんなヒントを得たのも事実だ。
マイルスが亡くなったときにキース・ジャレットが「これからは誰がアイデアを提供するのだろう」と嘆いたのは有名だ。
モード奏法の確立したアルバム云々、このアルバムについての解説は恐ろしいほどの量だ。
だけど、虚心坦懐にこのサウンドに耳を傾けてほしい。
マイルスの終生変わらなかった洗練された、繊細なサウンドを楽しんでほしい、と思う。

そして若いリスナーには、”音楽の秘境”へと突き進んでいき、つねに驚嘆すべきサウンドを作り上げていった、
この天才ミュージシャンの70年代、80年代、90年代のアルバムも聴いてもらえたら嬉しい。
   50年代末、それまでジャズの中心的なスタイルだったハードバップが、先鋭な発想をもったミュージシャンには飽き足らないものと映るようになっていた。そこでマイルス・ディヴィスは、煮詰まった音楽の一新を計るべく、ジャズの演奏原理に「モード」と呼ばれる新しい音楽理念を導入した。そのときに作ったのがこのアルバムである。

   発売と同時に大きな反響を呼んだこの演奏は、新時代のジャズとして、60年代のジャズシーンを主導する重要な歴史的役割を果たした。またこの作品は、ジャズファンだけでなく幅広い層から長期にわたって支持されたこともあって、ジャズアルバムでは異例ともいえるセールス枚数を記録している。
   綿密に構成された内容は、それまでのジャズのイメージを変える斬新なものだ。(後藤雅洋)

Kind of Blue   Kind of Blue

Sony/BMG Japan
おすすめ度:
価格: ¥ 1,430
円 (税込み)
クリスマスといえばこれ 20年以上前のCDが出始めた頃、父が購入してきました。
当時小学生だった私には衝撃的な作品で、人間の声はなんて素晴らしいのだろうと感銘を受けました。
以来、クリスマスにはこのアルバムしか聞いていません。
寒い冬の夜のろうそくの炎の揺らぎを思い浮かべてしまうような、シンプルであり豪華な、心が安らぐ一枚です。
素敵なクリスマスソングはたくさんありますが、一度はこちらも聞いてみてほしいなと思います。
Christmas   Christmas

Verve
おすすめ度:
価格: ¥ 1,462
円 (税込み)
心に沁みるとはこのことか・・・ とにかく1曲目のメロディが泣けます。
曲を通じて同じモチーフの繰り返しではありますが、それがかえって脳にメロディーを刻み込んでくれます。

当時のビル・エヴァンスは精神的に苦しい時期だったとのこともあり、アルバム全体がメランコリックな雰囲気に包まれていますが、他の名盤と呼ばれる作品に比べても全く遜色ないインパクトを秘めていると思います。
I Will Say Goodbye   I Will Say Goodbye

Original Jazz Classics
おすすめ度:
価格: ¥ 1,250
円 (税込み)
なんと申しましょうか... 元々当たり外れの大きいアーティストと言われていますが,83年や84年のスタンダードジャズトリオの音と比べると聴くすべもないくらいがっかりしました。キースである必要がないように思えます。

ジャズが好きじゃない人が,今流行の言葉で言う「癒し系」の曲として聴くには悪くないかも知れませんが,再起を期待していたジャズファンには期待外れでしょう。少なくとも私はがっかりしました。

まぁ,晩年と言えるような位置づけですし,全盛時代に「枯れ果てた」と考えると,自身を癒す演奏もいいかも知れません。これもキースであることには違いない訳で,このスタイルで新たなジャンル・新たなファンを掴んでくれればいいと思っています。

   慢性疲労症候群という聞き慣れない病気のため、しばらく活動を休止していたキース・ジャレットは1998年録音の本作によって見事に復活した。自宅のスタジオで録音したソロ・ピアノ集。曲は<6>のメドレーの後半に自作を配している以外はすべてスタンダード&トラッド。それまで部分的にソロ・ピアノでスタンダードを演奏することはあっても、本作のようなソロ・ピアノによるスタンダード曲集というのは、キースにとってこれが初めてのことで、その点でも特筆すべき作品。
   アプローチはいたってシンプルで、いかにメロディの美しさを伝えるか、その一点に心血を注いでいるかのような演奏だ。変わったアレンジで驚かせてやろうなんて下心は微塵もなく、誠心誠意、原曲の美しさを際立たせる純真無垢なプレイに徹している。この曲、こんなに美しい曲だったっけと感じ入る瞬間が何度も訪れる。すべてゆっくりしたテンポの演奏。バラード集といっていい内容だが、単なるバラード集ではなく、そこには敬虔(けいけん)なムードに包まれたキースならではの世界がある。(市川正二)
The Melody at Night, With You   The Melody at Night, With You

Universal/Polygram
おすすめ度:
価格: ¥ 2,271
円 (税込み)
激音、凄音の最強の復刻 PART1  発売されて50年経つとレコードの著作権は消滅して、誰でも出せるようになる。このCDはその類のもので、つまりは海賊盤。最近ジャズの世界ではこの動きが顕著で、欧州の名もないレーベルが盛んにジャズの名盤を復刻するようになった。

 そしてこのCDである。ジャズファンならば知らない人のない名盤である。リリースしたのはスペインのレーベルらしい。人に勧められて恐る恐る購入しましたが、聴いてビックリ!!!もの凄い音質です。普通の国内盤のCD、ビクターが以前鳴り物入りで出したXRCD、OJC盤などと聴き比べましたが、このCDの圧勝です。「今までの復刻盤はいったいなんなんだーっ」と思わず絶叫したくなるほどの凄い音。コッテコテの音作りをするRVGと対照的に、自然でやや乾いた音を持ち味とするロイ・デュナンの録音が最高の形で結実している。特にフィリー・ジョーのドラムスの音は鳥肌ものです。ドラムスが歌ってます!おそらく今までの復刻中最高の音でしょう。悪趣味なジャケ写真にビビってはいけません(笑)。ジャズファンで、オーディオにこだわりがあって、よりよい音に興味がある人は絶対に買ったほうがよいでしょう。

 なお、曲目は「Meets the Rhythm Section」の分だけではなく、もう1枚「MARTY PAICH 4 feat. A.PEPPER」(TAMPA)の復刻も全曲カップリングされています。つまり2 IN 1のCDでお徳用盤ですが、TAMPA盤のほうは音質が若干落ちるので、オマケということで納得しましょう。
   あまりジャズに親しみのない人は、白人ジャズ、黒人ジャズという言い方に、差別的なニュアンスを感じるかもしれない。しかしそれは誤解で、現実に演奏する人種により出てくるサウンドに顕著な違いがあることから、慣習的に行われている区別なのだ。
   アート・ペッパーは、代表的な白人アルト奏者である。しかし、単に白人的な薄口で淡白なサウンドではなく、黒人ジャズにも通じる粘りのある表現ができる、優れた演奏者なのだ。そのペッパーが、全員黒人であるマイルス・デイヴィスのサイドマンたちと共演したのが、このアルバムである。当代一流のメンバーたちを相手に、臨時編成のバンドとは思えない、完成された演奏を見せている。
   また、このアルバムは録音が優れているところから、オーディオファンが必ず持っていることでも有名だ。(後藤雅洋)
Art Pepper Meets the Rhythm Section   Art Pepper Meets the Rhythm Section

Original Jazz Classics
おすすめ度:
価格: ¥ 1,130
円 (税込み)
「ワルツ・フォー・デビー」の3倍美味しい ビル・エヴァンスに駄盤はありませんがベストはこの一枚でしょう。
スリリングでダイナミック!ビル・エヴァンス・トリオならではの三位一体ジャズが堪能できます。


   ビバップ~ハード・バップ時代のジャズ・ピアノは、右手でメロディを弾き、左手でコードを押さえるバド・パウエルのスタイルが基本形だった。しかし、ビル・エヴァンスは両手を自在に使い、マイルスが夢中になったモード・ジャズをピアノに移植、それまで聴かれなかったような斬新な演奏を行った。
   また、パウエル型のトリオでは、ベーシストとドラマーは主役のピアニストをサポートする脇役にすぎなかったが、59年に結成したエヴァンスのトリオ(ベースはスコット・ラファロ、ドラムスはポール・モチアン)は、3者が対等の関係でインタープレイを行った。
   エヴァンスのトリオは、何もかもが新しかった。その最初の成果を記録した作品が59年録音の『ポートレイト・イン・ジャズ』。本作は同じコンセプトによる61年の作品で、「ナーディス」「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン」といった人気曲も演奏しており、エヴァンス・トリオのすばらしさを満喫できる名作だ。3人が互いのアイディアを交換しながら進めていく緊密な演奏が、スリリングであり感動的。(市川正二)
Explorations   Explorations

Riverside/OJC
おすすめ度:
価格: ¥ 1,250
円 (税込み)
ジャズバラッドを歌わせると世界一 日本ではサラ・ヴォーンやビリー・ホリデー程は知名度は無いだろう。
だがしかしスロージャズ・ジャズバラッドを歌わせると彼女に敵うシンガーはいないかもしれない。
Don't Explainなんて彼女のクリアヴォイスがとてつもない悲哀を誘い、ついつい歌詞までも読み入って、男の俺でも涙してしまいそうになる。
静かな哀愁誘うジャズヴォーカルを聞きたければ彼女だろう。
   「ニューヨークのため息」というキャッチフレーズを思いついたのは誰なのか知らないが、たしかにヘレン・メリルはニューヨークの出身であるし、ハスキーヴォイスの哀感漂う歌声、インテリジェンスを感じさせる都会的な歌声は、ウディ・アレンの映画にもぴったりとマッチする。
   ヘレンの最高傑作といえば、1954年に録音した本作できまりだろう。極め付きの<2>はコール・ポーターの名曲だし、ほかにガーシュウィンやロジャース&ハートらのメジャースタンダードを取りあげていて、選曲がいい。それらの曲を控えめに料理したクインシー・ジョーンズのアレンジも冴えている。そして、クリフォード・ブラウンの素晴らしいトランペットソロが聴けるのも本作の魅力だ。当時25歳だったヘレンのみずみずしい歌声と輝かしいブラウンのソロ。その絶妙なコンビネーションがなんともいえずいい。2曲目が突出したかたちで有名になってしまったけど、ほかの曲もすべてチャーミングだ。(市川正二)
helen merrill   helen merrill

Universal Jazz
おすすめ度:
価格: ¥ 1,303
円 (税込み)
Bobby McFerrinのベスト盤 Bobby McFerrinのベスト盤。世界的大ヒットになった「Don't Worry, Be Happy」に始まり、ビートルズのカバー曲2曲、マンハッタントランスファーとの競演「Another Night In Tunisia」、そして圧巻がChick Coreaとの競演「Spain」とHerbie Hancockとの競演「Turtle Shoes」。この「Spain」はいつ聞いても本当にすごい。声対ピアノで一歩もひけを取らないどころか、ピアノ演奏との間に緊迫感を作り出すことに成功している。この人は歌手なのか、楽器そのものなのか分からなくなるほど。「Blue Bossa」と「Freedom is a Voice」も味わい深い。手放しでおすすめ。
The Best of Bobby McFerrin   The Best of Bobby McFerrin

Blue Note
おすすめ度:
価格: ¥ 1,524
円 (税込み)
まさに実った果実。黄金の一枚。 キャノンボールもそうだが、特に50年代をガムシャラに走ってきたマイルスにとって、この
一枚は実りの果実だったんじゃないかな。Kind Of Blueの定義付けは、ある種特別なのであれ
だが、60年代以降、良くも悪くも貪欲に自らの道を開拓していった両者だが、ここではそんな
ハングリーさとかストイックさとかとは別で、本当に悠然と心から音を楽しんでる感じが
伝わってくる。「Autumn Leaves」、「Somethin' Else」、「One For Daddy-O」では、音色、
フレージングともに見事なまでに安定したユニゾンを聴かせてくれる。ほんと艶然と微笑む
ような気持ちになれる。

もう何度も聴いた一枚だが、昔は前述の両者とサム・ジョーンズの芯の強いベース音に感服
してたりしたが、年月たって聴いてみると、ハンク・ジョーンズのピアノ音は何とも温かい
というか、心に沁みるというか、だんだん彼の凄さに気づいてくる。そう思って聞き返すと
以外に、この作品で彼は、おいしい所どりしてるのがよくわかる。彼の音を一音一音追って
聴くと何時までも飽きのこない贅沢さがあると思う。

あとキャノンボール名義じゃないともいわれてるが、何々ラストナンバー「Dancing in
the Dark」の彼のアルトの、メロウにムード満点に歌い上げてるの聴いてロマンティックに
浸れば、あながち彼のその後の活躍を予感させる感がヒシヒシと伝わってきて、お膳立てでは
あるが、間違いなく彼のリーダー作だよ。
   ジャズの人気盤としてはトップ・クラスにランクされる屈指の名盤。マイルス・バンド時代のキャノンボールは1958年から59年にかけて、『マイルストーンズ』『ポーギーとベス』『カインド・オブ・ブルー』といったマイルスの諸作に参加したが、本作はまさにそうした時代の録音。契約上の関係でキャノンボールのリーダー名義になっているが、実質上のリーダーはマイルスだったといわれる。
   確かにアルバムのハイライトはマイルスの絶妙なミュート・プレイが冴える<1>。この曲はジャズのレパートリーとしては間違いなくベスト3に入る人気曲だが、それもすべて本作におけるマイルスの名演ゆえ。だからこの1曲を聴くために買っても絶対に後悔はしないはず。
   リズム・セクションが腕達者ぞろい(ハンク・ジョーンズ、サム・ジョーンズ、アート・ブレイキー)という点も魅力だ。ジャズって難しそうと思っている人がいたら、まずこのアルバムから聴くことをすすめる。そしてこのアルバムを聴いてつまらないと思ったら、ジャズとは縁がなかったということ。(市川正二)
Somethin' Else   Somethin' Else

Blue Note
おすすめ度:
価格: ¥ 1,404
円 (税込み)
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