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人力テクノ
斬新なビジュアルと独特のリズム解釈が衝撃だった「サティスファクション」の一曲でシーンに衝撃を与えたDEVOのファーストアルバム。アメリカのニューウェーブシーンの創成期を代表する名盤としてあまりに有名だ。ただ、ガイド本とかには本作をクラフトワークの「人間解体」、YMOの「ソリッドステイトサバイバー」と並ぶテクノ御三家の初期テクノポップの3大名盤に掲げているものが殆どだが、サウンド的には全くクラフトワークやYMOのようなテクノポップではなく、キーボードの入ったパンクサウンドというか初期トーキングヘッズやXTCと同じ系統のサウンドのため、テクノポップという先入観で本作を聴くと、あまりのイメージとの差に驚くことになるだろう。 ディーヴォのデビューアルバムが出た1987年、オハイオ州アクロンから飛び出したこの突然変異のニューウェーヴバンドを、どうとらえたものか誰もわからなかった。ブライアン・イーノの巧みなプロデュースにより、マーク&ボブ・マザーズボウ、ジェリー&ボブ・キャセール、アラン・マイヤーズがまとまり、その鋭い社会批判とメディアを覆す手腕は世間を驚かせた。しかしインダストリアルな衣装と自分の権利任せたかのような態度がすべてではなく、ディーヴォはちょっとしたロックバンドでもあった。「Mongoloid」「Jocko Homo」「Uncontrollable Urge」のような名曲には、元気でぎくしゃくしたこのバンドの強烈さが出ている。ローリング・ストーンズの青春賛歌「Satisfaction」のカヴァーは独自のものであり、ディーヴォのアバンギャルド・ロボット・ファンクはこの曲を使って、新しい疎外感と欲求不満を表現している。さらなる名声を求めてバンドの活動は続いたが、本当に価値ある彼らの作品といえるは、このアルバムだけだろう。(Mitch Meyers, Amazon.com) |
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Q: Are We Not Men? A: We Are Devo! Warner Bros. おすすめ度: 価格: ¥ 898 円 (税込み) |









