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時代錯誤を楽しむべし
あきらかに世代で評価が分かれる作品と言える。
凝った世界観ながら、物語の核心への表現はどちらかと言うとシンプルに止め、残りはプレイヤーの感受性に引き継がせる姿勢が見られる。そのため、全てにいたれり尽くせりな昨今のゲームに慣れ、それが常識と思っている若年層ゲーマーには向かない。これらの批判を例えるなら、初代ドラクエでローラ姫のパンツの色まで描けと要求するようなもの。プレイ対象者は20後半〜30代を狙っている観がある。 攻略行程においても、プレイ区切りのイニシアチヴをとるのはプレイヤーではない。温室育ちの若い世代にはそこが確実にネックとなるはず。反面、それ自体を経験してきた世代であれば、このゲームから得られる感覚は、ある種貴重なものとなりうる。ただし、それをよしとできる生活環境であれば、だが。また、通り一辺倒の戦い方になりがちではあるが、それらを試行錯誤することでこのゲームの真価を発見できるであろう。 グラフィック自体は正直期待以上。各所演出も説明っぽくなくて好印象。監修が水野良のためか、昨今のFFよりも古典的なファンタジーの正常なる進化系と感じることも。ボリューム自体は極めて適度。無駄に高難易度でプレイ時間を引き延ばすこともないので、クリア後の後味はスッキリした印象。 ただし360の挙動に少々ストレスを感じたのも事実。個人的に音声はまったくいらないので、半端に当てるくらいなら撤廃して欲しかった。 |
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