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歴史小説の傑作!
タイトルが表すように、第一次大戦終結前後に発生した、ベルリンの赤色革命を舞台に、傷痍軍人の息子、ヘレ少年の眼差しで繰り広げられる群像劇。 ミリタリー本等で、鎮圧する側の義勇軍等が語られているぐらいで、革命シンパ、あるいは支持層からのストーリーというのが珍しく斬新だ。 自分達の街で起こった革命が、ヘレと彼の周囲の人達をどんどん揺さぶっていく。両親その他の大人達は革命に奔走し、教師達も左右に分裂。級友達もそれぞれの親の立場を伴ってヘレとの関係に影を落としていく。 そしていつの間にか、彼の年上の友人、あるいは兄貴分のような存在になる革命派の水兵達。 ヘレの弟や女友達のように、病気になる程のひもじい耐乏生活。 それらが大部な内容に見合うだけの克明さで活写されていく。 歴史の荒波の中で生き抜き、尊厳を守らんとする市井の人達の姿が、一条の光となって読む者の胸を打つ。 更にベルリン市内を縦横に駆けるヘレの姿が、物語に健気な躍動感をもたらしているのがいい。このあたりがヤングアダルト小説らしい旨味とはいえ、決して侮ってはいけない。あらゆる年代の方にお勧めできる優れた歴史小説だ。 |
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ベルリン1919 Klaus Kordon(原著) その他 理論社 おすすめ度: 価格: ¥ 2,625 円 (税込み) |









