伊藤 美好 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
「いじめを許す大人に育ててはいけない」という教育 子どもさんが不登校になったことをきっかけに
デンマークの教育の基本理念

”教育の目的は、子どもが「全き人間」に成長することであって
産業界や上級教育機関の要請に合わせることではない”

に触れ、

子どもと自分が
日本の常識から離れ、いろいろな考え方に出会うことで
もっと自由に生きてゆけるかもしれない、と

デンマークで暮らされた記録です。

それぞれの人の意見を、まず、口を挟まず真剣に静かに聴き
それぞれの人で折り合いをつけることを最優先する大人になるために
幼稚園からどのように教育されているのかが、
よくわかります。

間違いをいちいち正さず、自分が気づくまで待つ。
なによりも、子どもの意欲を大切にする。

例えば、英作文でも、文法や綴りをチェックするのではなく
言いたいことをわかりやすく表現することを助言する。

「いじめを許す大人に育ててはいけない」という
教師の責任感の強さと、いじめに対する対応のきめこまやかさも
具体的で感心しました。

学童保育に入る時の子どもへの説明、

”本当のことであっても、その子が嫌がることを言ったりしてはいけない。
そのようなことをされた時には周りの大人にすぐ言う。”
ということがきちんと具体例を挙げて説明されているのにも
感心しました。

ご参考までに。

パンケーキの国で―子どもたちと見たデンマーク   パンケーキの国で―子どもたちと見たデンマーク
伊藤 美好
平凡社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,680
円 (税込み)
日本の教育の理想を探る すでに教育基本法は改正されてしまいましたが、それでもこの本の価値は失われないと思います。前半は、法律の条文を池田香代子さんが分かりやすく詩的に表現されています。後半の対談は、日本の教育行政の変遷(凋落?)に鋭くメスを入れるとともに社会に警鐘を鳴らしている。なかでも興味深かったのは、かつては教育委員会の委員が選挙で選ばれていたという事実。教育の中立性、民主制を果たす上で、この制度の復活は検討されていいと思う。
11の約束―えほん教育基本法   11の約束―えほん教育基本法
伊藤 美好
池田 香代子
沢田 としき
ほるぷ出版
おすすめ度:
価格: ¥ 840
円 (税込み)
アイテム数:2/ページ数:1