佐野 洋子 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
かっこいい、老い方だってある  佐野さんは、谷川俊太郎の三人目の妻だったひとだ。
今は離婚して、シングルでいる。成人した息子さんがいるようだが、
ほぼひとり暮らしのようだ。
お友だちがたくさん。一緒に料理したり、麻雀したり、お仕事の依頼もいっぱい。
充実した、老境ではありませんか・・。
 ところが、この佐野さんにして、やはり、老いや癌や孤独、
焦りは嵐のように日々渦巻いている。
 よくある達観や、諦観、という見せかけのかっこつけはない。
 日々、熱く、または淡々と生きる。自分のばばあ振りに驚きながら、堂々と生きる。
 こういうエッセイいままで、日本になかったなぁ。
自在で、魅力的な語りくち。
 老い、ひたすら恐がるのではなく、自然体で行こうよって思えてきます。
役にたたない日々   役にたたない日々
佐野 洋子
朝日新聞出版
おすすめ度:
価格: ¥ 1,575
円 (税込み)
血の縁ということ 介護日記を読めるかと思って買ったが、実際は佐野洋子さんの母や父や兄弟に係わる自叙伝を読んでいる気分だった。確かに明治や大正の頃の昔の親は、子供、特に長女に躾の部分で厳しかったと思う。厳しいことが優しさだと思えるのに一生をかけて理解する、そんな娘のようだ。最後のほうになって、やっと介護の面が現れ始める。毎日一緒に生活していても、呆けていく事がわかるほど残酷な過程はない。母親には触れないほど嫌っていた洋子さんに変化が訪れる。母親が呆けていくのと比例して同時に母を許している洋子さんがいる。
母のことは嫌いだと豪語している洋子さんだが、各章の最後に書かれている一説一節が、母娘の関係を暖かい視線からみていることに安心するのだった。
シズコさん   シズコさん
佐野 洋子
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,470
円 (税込み)
こんなに正直もの こんなに赤裸々な本は生まれて初めて(ぐらい)読んだ。赤裸々といっても文章や内容が。だから衝撃だった。
多少なりとも本を書くというのは、ある種の装飾がほどこされて当然、いや、しかるべしだと思っていた。しかし、佐野さんの本は、まったく素直で、まっ正直にすぎる。
正直な文章を読んで、てらいもなく感動する。
心の隅のモヤモヤが軽くなる。
そうか、だから生きていても良いのだ。
小さなことが、気にならなくなる。
怒りたいときは怒れ。笑いたいときは笑え。
つまらない時はつまらないと思って良いのだ。
そんな当然のことを思い出す。
生きるのに、美しいも汚いもないではないか。
とにかく、さらけ出して生きれば良い。
神も仏もありませぬ   神も仏もありませぬ
佐野 洋子
筑摩書房
おすすめ度:
価格: ¥ 1,365
円 (税込み)
友だちは無駄である (ちくま文庫 さ 5-4)   友だちは無駄である (ちくま文庫 さ 5-4)
佐野 洋子
筑摩書房
おすすめ度:
価格: ¥ 609
円 (税込み)
私はそうは思わない (ちくま文庫)   私はそうは思わない (ちくま文庫)
佐野 洋子
筑摩書房
おすすめ度:
価格: ¥ 714
円 (税込み)
エッセイに求める私の条件を全て満たす! 凄く楽しいエッセイです。堀江敏幸さんにも通じる何かがあります。もっと荒削りで、達観してますけど。

誰かに似ている感じで、思い出されるのが「富士日記」の武田百合子さんでしょうか?

お正月用の重箱の悲しい末路、飼い猫「フネ」の隠された能力!、「僕が交配した新種」の草花の「タカコ」、動物愛護団体とゴキブリの関係と狩について、遺言の散骨を実行する為に必要なココロエ、ウンコ座りと小文字のbとトイレ文化の考察、銀座のすしの食べ方、そして猫の話し、などなどどれもさらりとしていて、それなのにフッと気持ちが揺れる。

私の求めるエッセイの条件(疲れてる時にも読めるくらいさらりと軽くて、気分転換になって、しかも読みやすく、いつでも止められる)をすべて満たしている本です。オススメいたします。私の家ではトイレに置いてあるのでついついトイレが長くなります。
あれも嫌いこれも好き (朝日文庫)   あれも嫌いこれも好き (朝日文庫)
佐野 洋子
朝日新聞社
おすすめ度:
価格: ¥ 609
円 (税込み)
この猫は一体誰なのでしょう。 寓話というのは、読み手によっていろんなことを感じさせてくれます。この作品は、100万回生き返った猫が、恋をする物語です。死んでも死なない、ある種英雄として猫が描かれています。猫は死ぬたびに、可愛がってくれた人たちが泣いてくれます。猫は一度も泣いたことがありません。そんな猫が初めて恋をします。その時・・・・。この猫は一体誰なのでしょう。泣かなくなった猫。他人の悲しみを感じなくなっていた猫。心の中に住み着いている猫の正体を探している自分に気がつきます。
100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))   100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
佐野 洋子
講談社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,470
円 (税込み)
人生の達人 佐野さんの言葉は私を揺さぶる。
それは私のなかの、頭で考えていて、
感情や感覚をなおざりにしているところや、
いっぱしの意見を持ちたいくせに世間の風潮に簡単に流されたり、
便利を求めるあまり自分で考えることを止めたりしているところ。
どうなのよ、そこ。と揺さぶってくる。

そして佐野さんは、そういう部分も私にもある、と責めることはない。
むしろ肯定してくれる。
肯定してくれるけど、でもこっちのほうがなんだかタダシソウよ、
だって楽しいでしょう?と言うのである。だって、
私自分でやってみたんだもん、失敗もしたからよくわかるんだもん、
やってみないと人生わからないよ、と教えてくれる。
読み終わると、そうか、そうよとうなづいてしまう。
佐野洋子は人生の達人だ。
河合隼雄さんが解説にてこれは道徳教育の副読本にしたらいい、
と勧めるのもそういう意味でわかるなあ。

ふつうがえらい (新潮文庫)   ふつうがえらい (新潮文庫)
佐野 洋子
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 500
円 (税込み)
がんばりませんなのに・・・ タイトルは「がんばりません」なのに、
読んだらなぜかがんばりたくなる本。

自分の格好悪い部分だって「どうだ!」と言わんばかりに
ズバっと書いているところがいい。勇気がわいてくる。
文章表現がかなりおもしろくて、
「今度この言い回し使お・・・」って思うところが
たくさんある。(実際は佐野洋子さんだから使えるんだけど)

がんばりません (新潮文庫)   がんばりません (新潮文庫)
佐野 洋子
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 500
円 (税込み)
笑える 佐野洋子さんの飾らない人柄、
何でもずばずば言えちゃうところなど大好きです。
笑えたのは頭のほうにある、渡辺淳一に関すること
(あの、作家の、です)

あそこだけ読んでも笑えます。
ただ私は電車の中で読んでいたので、
ちょっと困ってしまいましたが(いろいろな面で)。

率直で飾らなくてすがすがしい。
佐野洋子さんのエッセイはそんな印象です。

著者自身が「覚えていない」ような、
「こんなこと思ってたんだ、書いてたんだ」と
驚いた、というエッセイですが、十分面白く、
笑えて、時々考えさせられます。

オススメです。
覚えていない   覚えていない
佐野 洋子
マガジンハウス
おすすめ度:
価格: ¥ 1,575
円 (税込み)
アイテム数:199/ページ数:20  次ページ