小室 直樹 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
小室さんの中国理解を基本に 小室さんの解釈では、中国人と日本人の人間に関する考え方の違いは、相手に対する「線引き」であるということだろうか。中国人は線の内側の人に対しては「論語」の世界で、外側の人に対しては「韓非子」であるらしい。それに対して、日本人は建前の上では「論語」の説く道徳的な人物像を理想とし、普遍妥当性を追求する。

この方程式を実際の付き合いに持ち込むと、中国人と日本人では上手に付き合うことは、なかなか難しいのは当然の解として導かれるだろう。

ここで僕が思うのは、だからといって中国人は悪辣だとか、日本人は脇の甘いお人好しだとか、ステレオタイプな考えを持ってしまったのでは、安直な日中論となりさがってしまう。実際に岩波文庫などで「論語」「韓非子」などを実際に読み込んでみることをオススメします。けっして性善説VS性悪説といった人間理解ではないことがわかります。

むしろ「韓非子」的な世界観を持たざるを得なかった、中国民族の悲哀のようなものが見えてくるかも知れません。「韓非子」の描く世界は、「信賞必罰」とルールの硬直的な適用。人に対して情や幅を持たせない。その世界に憩いはありません。万人の万人に対する闘争の世界なのです。
小室直樹の中国原論   小室直樹の中国原論
小室 直樹
徳間書店
おすすめ度:
価格: ¥ 1,785
円 (税込み)
小室氏に批判的な人は彼の「ソビエトの崩壊」という本を読んでからにしてほしい  日本人は何時から自分の頭でモノを考えなくなったんでしょうね。ここにもこれだけの事実が記されてあるのに、見向きもしない奴らが結構いる。根本的なものが問題だ。「見て見ぬフリ」というやつ。どーしてこーなるのか?とどのつまりは「女々しくなった」のだろう。日本国民全体が女々しくなった。アメリカにコテンパンにやられて、その反動か、目イッパイ女々しくなった。世の中平和になるとそうなるのも仕方ないが、当然というか、そのまた反動で社会が荒れて、今度は女々しい性格では生きていけなくなりつつある。次の時代は男らしい男が否が応でも出てこざるをえない。
 話が逸れたが、でも、この本に書かれてある事の本質はこれと似たり寄ったりだと思う。何やかや言ってもそこに行き着く。この本にこれほど書かれてあるのに、チットモ改善しない。皆で「見て見ぬフリ」だ。小室さんがチットモ臨機応変に対応しない日本人に痺れ切らして「幾ら言っても無駄だ。もう書くの止めた。」なんて言わないことを願っております。
日本国民に告ぐ―誇りなき国家は、滅亡する   日本国民に告ぐ―誇りなき国家は、滅亡する
小室 直樹
ワック
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価格: ¥ 1,680
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強引さに目をつむれば○かと 僕は比較宗教という分野に対しては興味こそあれ全くの門外漢です。その立場から言わせてもらえば、少なくとも初学者に対して非常に良書であることは間違いありません。キリスト教・仏教・イスラム教・儒教などの日本人にとって(理解度では無く知名度という点で)メジャーな宗教の概要を懇切丁寧に論じてくれることは非常に有り難いです。難解な用語も引用やたとえをうまく使いながら記述してくれるのでわかりやすかったです。

故意なのか単なるミスなのかはわかりませんが、読み進めるに従って同じ言い回しが何度も出てきますが、それらは欠点と言うよりむしろ思考を再確認できるという意味では良いところだと思います。難を言わせてもらうならば、作者の考えが偏っているように感じる箇所があったりあまりにも断定的なところも多々見受けられ、その真偽がどうであれそのあたりの記述が少し不快に感じるところでしょうか。

いずれにせよ、宗教の概要を知りたい人にはお勧めの一冊であると思います。
日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか   日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか
小室 直樹
徳間書店
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教養だけにはとどまらない  すでにいくつかのレビューにもあるように、本書はすばらしい教養書であり、社会科学における名著である。
 
 しかし、著者の理論はそれだけにとどまらない。本書は誰もが知っているような概念を見事に結合させており、何よりも読者の思考を促し、思考停止状態の凝り固まった脳を活性化させてくれる。いわば啓発の書である。

 特にキリスト教における「予定説」は権威主義的教育や、唯脳論など、あらゆる分野に応用可能である。

 社会科学の金字塔とも言える一冊である。
日本人のための憲法原論   日本人のための憲法原論
小室 直樹
集英社インターナショナル
おすすめ度:
価格: ¥ 1,890
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二つの因果律 線型因果律(物理学)と同時因果律(経済学)の説明に酔ってしまいました。
物理学が、自然法則の検証実験を数多く為し得たのは、条件の制御が可能な系、つまり、
因果律に関わる変数を分離することができる系(原因→結果の関係が一方的でフィードバックのない系)に恵まれていたからである。
原因が結果を生む・・・従来の因果律(線型因果律)は、原因と結果が別々の変数であることが前提である。
一方、原因となる変数が結果をも兼ねてしまう同時因果律の場合、原因→結果→原因→・・・と無限の波及効果を生じることになる。
原因→結果の関係が一方向的ではなく双方向的であり、因果に関わる変数を分離することが、そもそも不可能な系(経済学)の場合、
複雑な系であるから実験が困難なのではなく、因果に関わる変数の分離がそもそもできないが故、実験そのものが原理的に不可能なのである。

実験的に確かめることができない上に循環論であると揶揄し、満足な説明とは到底見なさず、馬鹿にしてきた経済学を見直す素晴らしい契機を与えていただきました。
実験による検証、現実のすべてを説明しつくすことを、はじめから断念したうえで、
最適と均衡という二つの原理の上に作り出された整合理論:一般均衡論(general equilibrium theory)の醍醐味を是非とも御賞味いただきたい。
日本人のための経済原論   日本人のための経済原論
小室 直樹
東洋経済新報社
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数学は理屈がわかると楽しくなる  これはイイ!「何故、数学が役に立つのか」が良く分かる。数学と聞くと大抵の教育は「数字のオンパレード」で「理由なんかどうでもいいから問題を解け!」と頭ごなしに教えられがちだ。故に「ちっともツマラナイ」になる。タダ数字だけ並べられても面白くない。数式ばかり並べられても「チンプンカンプン」なのだ。「何故それが必要なのか」から教えなくてはいけない。学問のイロハだ。「それが何の役に立つのか」を知る事。それを知れば学ぶ事がもっと楽しくなるはずだ。
数学を使わない数学の講義   数学を使わない数学の講義
小室 直樹
ワック出版
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硫黄島の真実がここにあります 小室直樹氏の鋭い視点がここにも満載です。硫黄島は戦後日本の発展を支える死闘だったことを知りました。氏の論点からすれば、日本に国家戦略があれば先の戦争も異なった展開があったかと思います。日本人は歴史からもっと多くを学ばねばならないでしょう。それにしても、硫黄島という守るに不利な場所での死闘は日本人の誇りであります。
硫黄島栗林忠道大将の教訓   硫黄島栗林忠道大将の教訓
小室 直樹
ワック
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幅広い教養本としてとらえるべき 論理を自在に使いこなすにはどうすればよいか。その秘訣は、モデルを使いこなすことであると著者は述べる。モデルは論理の結晶だからである。

本書は、経済、宗教、歴史といった様々なモデルを紹介することにより、論理を自在に使いこなすことを目的とした一冊である。

しかし、全ての事例がモデル化されているとは決していえない。論理の本というより、むしろ教養の本としてとらえて読み進めていくべきである。

論理の方法―社会科学のためのモデル   論理の方法―社会科学のためのモデル
小室 直樹
東洋経済新報社
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学べましたとも(わたしでも)。 イスラムだけじゃなくて、仏教やらキリスト教やらいろんなことが学べた。
へ〜へ〜へ〜の連続。
いろんな見方書き方が出来るものだという感想を抱かされた。

てゆーか正直言って…

          わかりやすい本が好き。
                      アタマワルクテゴメンナサイ。

   9.11同時多発テロ事件以来、イスラム関係の本が「汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)ほども出版された」が、はたしてイスラム教の本質は明らかにされただろうか。ブッシュのアメリカをはじめ欧米社会はイスラムをまったく理解していない。まして宗教音痴の日本人には「一神教の理解など絶望的だ」。この悲しむべき蒙(もう)を啓(ひら)くために、筆を取ったと著者はいう。ユダヤ教、キリスト教、仏教、儒教、神道、そして中国の“歴史教”(著者の言葉)との比較において、イスラム教の本質と優越性を際立たせようとする本である。

   まず著者は「今回のアメリカとイスラムとの戦いを『文明の衝突』などと呼ぶ向きもあるが、これはむしろ『宗教の衝突』である」と、暗にサミュエル・ハンチントンを批判する。しかし、残念ながら論理の透明度はハンチントンのほうが高いようだ。

   たとえば、タリバンの巨大石仏破壊とイスラム過激派の自爆テロに関する説明はやや乱暴ではないか。石仏破壊は「神の教え」に基づく行為だ。それを理解できなければ「イスラムとの交流」はありえない。イスラム教徒の自爆テロを非難する欧米の常識は「世界の常識」ではない。

   中国の大歴史家、司馬遷は史記の「刺客列伝」で暗殺者を「後世に名を残すべき存在」と称揚し「壮士ひとたび去って復た還らず」とうたっているではないか。中国の刺客もイスラムのテロリストも「不変の歴史」「一神教」に殉じた壮士なのだ。

   男子たるもの、かく生きるべし。しかるに、ヨーロッパの歴史家は彼らを「歴史の変化に棹さす時代錯誤」の「抵抗勢力」として拒否する…。講釈師風のマッチョな詠嘆調、あるいは横丁のご隠居が該博な知識で長屋の住人を煙に巻く落語調の論理展開は、読んでいて楽しい。著者の言葉遣いをまねるなら、博覧強記で、ところどころ牽強付会だが、「変化に棹さすは、変化に合わせるっていう意味じゃなかったですかい、ご隠居さん」などと、突っ込みを入れる楽しさはある。おもしろい本だ。(伊藤延司)

日本人のためのイスラム原論   日本人のためのイスラム原論
小室 直樹
集英社インターナショナル
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円 (税込み)
日本人は「無宗教」じゃないヨ  「日本人は無宗教だ」と思ってる人は結構いるでしょ。
 しかしそれはトンだ誤解も誤解、天地が引っ繰り返るほどの誤解だ。
 もし無宗教で生きてる人間がいるとすればそれは・・・なんと言うか、ブッチャケ「いないはず」である。
 そもそも「宗教」とは、「教えのモト」であるから、それは「親の教え」「先生の教え」「誰かの教え」どれ一つとっても宗教と言える。だから「何か一つでも信じるものがある」という、ただそれだけで「宗教を持っている」ことになる。
 ことほど作用に「宗教」とは「身近な、人が生きる上で決して欠くことの出来ないもの」。意識しようとしまいと何かを判断する基準が有るのなら、それだけで宗教を持っていることになる。だから「日本人は無宗教だ。」なんてことは決して言えないのだ。
 そこで「じゃあ日本人はナニ教?」ということになるのだが・・・さぁ、皆で考えよう。
人にはなぜ教育が必要なのか   人にはなぜ教育が必要なのか
小室 直樹
色摩 力夫
総合法令出版
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