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小林秀雄に憑依して己を語った「江藤淳論」、なのかも
「夏目漱石論」の時もそうなのだが、問題のありかを殆ど心理へと
還元してしまうような論じかたである。 そのためであるのか、対象の枠組みを追体験するかのように潜行してゆく なかで、どこからが著者自身の心性なのか、対象のそれなのか錯覚してし まいそうになる。 西欧人なら神をみる地平に「自然」を見出さざるをえない日本。その近代 とはなにか?そうした主題も勿論興味深い。 だが、音楽の愉しみ=滲み出る作曲者/演奏者の声の抑揚に身をゆだねる 楽しみを本書にも見出してもいいのだと思えた。 要はブレンデルのベートーベンに近いのかも。 |
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小林秀雄 (講談社文芸文庫) 江藤 淳 講談社 おすすめ度: 価格: ¥ 1,785 円 (税込み) |









