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後半のせつない感じがいい
1899年、土耳古(トルコ)に留学中のエフェンディ(学者)・村田青年の滞在記録。
同じ下宿にいるドイツ人のオットー、ギリシャ人のディミトリス、英国人のディクソン夫人や、トルコ人のムハンマドと共に 過ごすトルコでの生活が随筆風にたんたんと記録されていきます。 同宿の友人たちと心温まる交流をしながら、時代の流れに巻き込まれそれぞればらばらになっていく。 読後感に青春の夢の後、といったそこはかとない無常感がただよう青春小説でした。 小説紹介の文章に「神様同士の喧嘩に巻き込まれたり…」とあったので、もっとファンタジー色が強いのかと思いましたが そういう感じではなく、生活の中で感じた不思議という感じで、作者の独特なセンスを感じました。 このセンスはまねできないなという感じで、とっても素敵な感じです。 ディミトリスのいう「−私は人間だ。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない…。」という言葉が心に残りました。 |
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村田エフェンディ滞土録 (角川文庫 な 48-1) 梨木 香歩 角川書店 おすすめ度: 価格: ¥ 500 円 (税込み) |









