畠中 恵 - 和書 - 子供と読む絵本の旅
今回は冒険活劇! さて「しゃばけ」シリーズ第5作目の本作。
今までと比較すると、ずいぶん違います。
まず長編。
そして4作目までは基本的に謎解きがメインのストーリーであったのに対して、
本作「うそうそ」は箱根を舞台にした冒険ものです。

若旦那を中心にした登場人物は変わらないのですが、
ストーリーはめまぐるしく変化する、
冒険活劇です。
いきなり本作を読むと「あれ!」と驚いた読者も多かったかなと想像します。
二人の兄やが大活躍。
天狗との戦い、クライマックスの箱根の天変地異など、
アクションが中心で、いわゆる時代劇的な印象も強まりました。
今までの「しゃばけ」シリーズとスケールが違います。
エピソードが大きくなりました。
私はエンターテイメント性が高まったと感じました。

今後のこの人気シリーズは、
こういうアクション中心のエピソードが加わったことで、
ずいぶんと広がっていくかもしれません。

楽に読み切れて、楽しい作品だと思います。
うそうそ (新潮文庫 は 37-5) (新潮文庫)   うそうそ (新潮文庫 は 37-5) (新潮文庫)
畠中 恵
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 540
円 (税込み)
とにかく面白い♪ 相変わらず繊細でひ弱で、いつも寝込んでいる一太郎。そんな彼のもとに
持ち込まれる難事件。はたして一太郎は無事解決できるのか?表題作を
含む5編を収録。「しゃばけ」シリーズ第7弾。

表題作「いっちばん」では、妖たちのオンパレード。それぞれてんで
バラバラに若だんな一太郎を喜ばせようと画策するのだが、なかなか
うまくいかない。事態はドタバタのままラストになだれ込み、気づいたら
スリの事件も解決してきちっとまとまっていたという、実にうまい話の
展開だった。妖たちと一太郎の信頼関係も、ほのぼのとしてとても
よかった。「餡子は甘いか」では、修行に出た栄吉がたっぷりと登場し、
こちらも楽しめた。相変わらず菓子作りはへただが、菓子作りへの情熱は
すごい。「がんばれ!」と声をかけたくなる。また、一太郎との友情も
ほほえましい。「いっぷく」では、過去のシリーズに登場した「冬吉」が
再び登場して、ちょっと感動だった。そのほかの作品もとても楽しめた。
人の心の奥深さもじっくりと描かれていて、いろいろ考えさせられる部分も
あった。このシリーズの中ではベスト3に入る面白さだった。
いっちばん   いっちばん
畠中 恵
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,470
円 (税込み)
小説としてはいまひとつ シリーズ物なので、楽しみにしている人にはこれでもいいのかもしれないが、小説としては、色々な意味で弱い。
導入部から旅に出るまではまあまあ読ませるが、その後の謎解き部分の説得力が弱い。
新たに登場してくる人物の造形も弱く、魅力が感じられない。風景描写や雰囲気描写もいま一つである。
無理して長編にしなくても、いつもの短編集でよかったのにな、とやや残念である。
うそうそ   うそうそ
畠中 恵
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,470
円 (税込み)
シリーズ最高傑作だと思う シリーズを通して読んでる方ならこの作品が最高傑作だと思えるのではないでしょうか?
若だんなは三途の川まで行っちゃうし、おたえと藤兵衛の結婚にまつわる話も藤兵衛がかっこよくていいし、松之助の縁談話も面白い。
そしてなんと言っても最後の「はるがいくよ」では古い者が去らないと新しい者が出てこないという因果が悲しく表現されています。
何千年も生きられる妖は一見うらやましいけど、それだけ悲しい別れも味わうなんて・・・深くていい話です。
この本を買ったら、しゃばけから一気に読みなおして下さい。絶対泣けます。
ちんぷんかん   ちんぷんかん
畠中 恵
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,470
円 (税込み)
今回は佐助の過去が ここまで読んでる方に余計なレビューは必要ないでしょう。
この作品の中ではやはり佐助の過去(千年も生きてる妖だけに一部ですが)が明かされ、若だんなを失いたく
ない必死さが伝わり、ホロリとさせられます。僕は注意して読んでなかったので、最後までハラハラドキドキ
でこのシリーズが終わってしまうのか・・・と勘違いしてしまったほどでした。
また、今回は今までよりもちょっとミステリーっぽさが強くなっており、若だんなが名探偵のように思えてき
ます。こんなに安心して読める、ほのぼのミステリーって他にないですね。
ねこのばば (新潮文庫)   ねこのばば (新潮文庫)
畠中 恵
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 500
円 (税込み)
キャラがすてきです 清鏡神社の長男、弓月の特技は、夢に入って過去や未来を占う「夢告」。
だがこれは、目的と結果がなかなか一致しない、ちっとも役に立たない代物。
だがある日、この力を貸してほしいという依頼が入ってくる。
ちょうど、神社の修繕費の工面に困っていたところ。役に立たないとわかりつつ、謝礼に目がくらんで出かけて行った先で、思わぬ騒動に巻き込まれて…

面白い部分と拍子抜けする部分が、入り混じっている気がします。
どうしてか神社から出られなくなっていたり、夢告の内容がころころ変わり、なにが本当かわからなくなっていったり…というくだりはおもしろかったのですが、オチが微妙。
もう少しすっきり、びっくりさせてほしかったな…
ラストの終わり方も、なんだか無理やりといった雰囲気が否めなかった気がします。

畠中さんの作品、いっつもキャラクターは好きなんだけどな…
弓月がおとりになろうとするあたりでは、普段冷静な信行の頼りなげな様子に、ちょっとうるっときました。
ゆめつげ (角川文庫)   ゆめつげ (角川文庫)
畠中 恵
角川グループパブリッシング
おすすめ度:
価格: ¥ 580
円 (税込み)
おまけのこ 2005年に出た単行本の文庫化。「しゃばけ」シリーズの第4弾。
 5本の短篇が収められている。
 だいぶ書き慣れてきた感じだ。物語としての魅力が増してきている。
 気に入ったのは表題作でもある「おまけのこ」。鳴家の可愛らしさがいい。
 一方で「こわい」は小説としての魅力がある。ラストが秀逸。
 ただ、全体としては物語として破綻しかけているようなものが多く、このあたりは改善されないのかなと思った。
おまけのこ (新潮文庫)   おまけのこ (新潮文庫)
畠中 恵
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 500
円 (税込み)
前作に増して軽快、愉快♪ 1作目では、その登場人物の楽しさ、妖たちの面白さ、人とはちょっと違ったキャラクターの持ち味、全てが新規性に富んでいてとっても楽しい話でした。
2作目の本作は、短編集で前回よりちょっと脱力、緊張する必要はちっともなくて、みんなの中に入り込んで一緒に江戸の謎解きを楽しんでる感じです。

誰かの夢の中にいるような、妖達がよそよそしくて、なんだか寂しくて、ことの次第がわかったとたんに安堵と怒りがこみ上げてくる作品がとっても愛らしくて大好きです。

このテイスト、ずっとずっと読み続けたくなりますね。
ぬしさまへ (新潮文庫)   ぬしさまへ (新潮文庫)
畠中 恵
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 500
円 (税込み)
親子で楽しめる絵本 畠中さん原作の子供用の絵本です。
怪(あやけし)の中の鳴家(やなり)と病弱な子供(一太郎)との出会いを描いています。
やや、大人向けの絵本的な感じですが、親子で楽しめるのではないでしょうか?

ちなみに、怪(あやけし)といっても水木しげるさんのゲゲゲ...のような怪しいものではなく、かわいらしいものですので、ご安心を...
みぃつけた   みぃつけた
柴田 ゆう(イラスト)
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 980
円 (税込み)
読みやすくおもしろい  おもしろかったです。体の弱い若旦那とそれを過保護のまでに守る妖たちとのふれあいがうらやましくなりました。 シリーズ化されている作品なので、他の作品も読んでみたいと思います。
しゃばけ (新潮文庫)   しゃばけ (新潮文庫)
畠中 恵
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 540
円 (税込み)
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