|
顧客(読者)の視点を重視したこれまでにない戦略解説書
アカデミックな戦略関連の書籍とは一線を画す(小難しい表現が皆無ということ).ビジネス書仕様にて表現も比較的平易で,非常に読みやすく,一気に読み進んでしまえる.どちらかというと業務実践向けの内容であり,具体的な示唆も多いので,ビジネスマンには役に立つ記述が多いのではなかろうか?
これまでの戦略本は市場分析やその分析ツールのテクニカルな解説などに終始したものが多かったように思うが,本書はもっと概念的なところを「戦略とは何か」から丁寧に解説,その解説方法もオリジナリティーが高い.例示を用いた解説も読者の分かりやすさへの配慮が窺える.本文にもあるように,ビジネスにおける戦略は競合を意識することではなく,顧客との共通点(本書ではスイートスポットと言っている)を拡張することを意識すべきであり,それを読者(顧客)のために地でやっているのが本書の記述なのかもしれない? 話題の書籍ということで読んでみた.それなりの価値は十分得られるが,学術的な要素は意識的に外されており,大学の先生あたりは価値を認めない内容かもしれない.ただ,戦略の定義も筆者独自の説明によってなされており,賛否両論であろう? 小生は楽しませていただきました. |
|
あたらしい戦略の教科書 酒井 穣 ディスカヴァー・トゥエンティワン おすすめ度: 価格: ¥ 1,575 円 (税込み) |




