Simon Singh - 和書 - 子供と読む絵本の旅
うーん、イマイチ…… 評判が良いので読んでみましたが、イマイチでした。途中で挫折した。前作『フェルマーの最終定理』の方が出来が良いと思います。

シンが熱心に描いているのは暗号そのものの性質や問題よりも、それにまつわる人間ドラマの方です。いわば、暗号解読版「プロジェクトX」。暗号というのは、要するに複雑な関数を作って、その関数が他の人に分からないようにすることだという点では、昔から今に至るまで変わりはないので、読み進むにつれてどれも同じパターンのお話に思えてきて、飽きちゃいました。

人間ドラマは感動的だし、考えさせられるし、おもしろい。でもそれは、暗号作成や解読のおもしろさではない。暗号そのものについても説明されていますが、正直、物足りないです。古代文字を解読するということと、量子暗号を解読することは、果たして同じなのか、否か。言語によって出現する文字の頻度が異なるのはなぜか。そもそも、情報とは何なのか。そういったことをもっと掘り下げて欲しかったです。

読み物としてはおもしろい本ですが、やたらと評判が良いので、あえて辛口に採点して星2つ。
 『フェルマーの最終定理』に続き、世界的ベストセラーとなったサイモン・シンの話題作『The Code Book』の邦訳。 暗号は古代から重要な情報を安全に伝達する手段であったが、絶えず解読の危険性をはらんでいた。本書は、暗号とその解読にまつわる歴史上のドラマをひも解きながら、暗号の重要性と進化の歴史について語っている。

   英国女王エリザベス1世暗殺に関する暗号文書が破られ、処刑されたメアリー・スチュワートの事件をはじめ、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『仮面の男』(原作はデュマの『鉄仮面』)にも出てくるフランスの鉄仮面に関する文書、埋蔵金のありかが示されているという謎の「ビール暗号」、第1次世界大戦、第2次世界大戦の様相を変えた暗号解読者たちのテクニックなど、読者の知的好奇心をくすぐるトピックが数多く登場する。暗号が我々の歴史にいかに大きな影響を与え続けてきたのかがよくわかる。

   転置式暗号、換字式暗号といった単純な暗号化の方法から、複雑なヴィジュネル暗号、エニグマ暗号、単純だが決して破られることのなかったナヴァホ暗号のほか、ヒエログリフ、線文字Bなど、数多くの難解な古代文字や表記が、暗号解読者たちの血のにじむ解析努力と併せて詳述されている。

   本書では、読者がこれらの暗号を実際に作ったり、解読したりしながら読み進めていくことができるよう工夫されている。パズルや謎解きが好きな読者はもちろん、歴史の裏側をのぞいてみたい読者や考古学ファンにとっても興味深い1冊である。(土井英司)

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで   暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで
Simon Singh(原著)
その他
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 2,730
円 (税込み)
300年分の歴史小説のように 完全に文系ではありますが、フェルマーの最終定理という言葉は知っておりました。
300年も解かれていなかった問題があるということを凄いなと思っていたところ、
この本に出会い、つい手を取ってしまいました。

ドキュメンタリー番組として作られたものを改めて内容を付け加えて
本になったらしいのですが、
ノンフィクションとして確固たる内容が書かれています。
300年分もの数学世界における歴史絵巻であり、
現代においてはその難解なものへ挑む実際に起きた冒険小説でもあり、
820円とは思えない充実度です。

本当は数学は判らなくとも、少しわかった気にもなり、
読み終わって少し頭の回転が良くなった気もする大変お得な一冊です。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)   フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
Simon Singh(原著)
その他
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 820
円 (税込み)
これぞ不朽の名作と呼ぶに相応しい 本書を読んだ者は、魔法のような文章を体験するだろう。そして驚き、感動し、楽しむことになるだろう。間違いなく凄い名著である。
魔性の[フェルマーの最終定理]もついに人類に屈した。20世紀も終わろうかという頃になって、ワイルズという一人の天才が、コツコツと25年間かけて証明に成功したのだ。実に素晴らしい。

 ところで、私は、それがどんな証明なのか知りたくて仕方がなかった。

 しかし、この証明が500ページを越える大論文で、しかも数学の最先端の知識がギュウギュウに詰まったものらしく、我々一般人はそのエッセンスを汲み取ることすら難しいという。

 本書は、そのフェルマーの最終定理(最終予想だったが)を、ワイルズが証明するまで、またフェルマーの最終定理をめぐる歴史のお話や逸話、そしてワイルズの証明に寄与した多くの数学者の物語と、ワイルズがどのように証明をしたのかを、実に平易な文章で説いてくれるのだ。非常に難解な話題なのだが、中学1年生の数学をマスターしていればついていけるのだ。そしてワイルズの証明を、理解とまではいかなくとも、そのエッセンスを多いに汲み取り、味わい、気持ちを共有することができてしまうのだ。

 まさにサイモン・シンの魔法である。

 とにかく、なんといっても面白い。そして「訳者が訳しながら涙した」といわれる感動まで詰まっているのだ。信じがたいことに、これは誇張ではない。実をいうと私も読みながら涙をこぼしてしまった。
 まさか数学の本を読んで、感動のあまり涙することになるとは思いもしなかった。
 
 改めて主張する。これは凄い名著である。これほどの名著にはそうそう出会えないと思われる。ぜひ多くの人に読んでもらいたい。心からそう思える1冊だ。不朽の名作と呼ぶに相応しい。
フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで   フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで
Simon Singh(原著)
その他
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 2,415
円 (税込み)
暗号とはこんなにも奥深いものだったのか 歴史のさまざまな場面で決定的な役割を果たし、現代情報化社会の根幹を支えている暗号技術とその解読について、詳細かつ非常に分かりやすく書かれています。
内容の詳しい紹介は他のレビューに譲りますが、今まで関心のなかった事柄が一冊の本をきっかけに、二度と無関心ではいられなくなるそんな体験ができる一冊です。
サイモン・シンの他の著作を読んだ人はおそらく本書も読むでしょうが、まだサイモン・シンを知らない人は是非読んでみて下さい。
暗号解読〈上〉 (新潮文庫)   暗号解読〈上〉 (新潮文庫)
Simon Singh(原著)
その他
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 620
円 (税込み)
期待通りとはいかず。 「フェルマーの最終定理」「暗号解読」の面白さを期待して読んだが、前二作に比べて面白みに欠ける。おそらくストーリー性に欠け、全体的に説明調であるからだろう。所々に挿入される説明のための図や表が、読者をぐいぐい引っ張っていってくれるはずの文章を分断してしまう。サイモンシンがこの分野の専門だから、妥協できなかったのだろうか。細かいところに気をとられてしまう記述は、証明を巻末に付録にして、ドラマチックな展開をみせたフェルマーとは真逆の空気を感じる。宇宙論のポピュラーサイエンスの本を読んだ人はあえて読む必要はないだろう。サイモンシンを読んだことが無い人には、「フェルマーの最終定理」「暗号解読」から入ることを勧める。
ビッグバン宇宙論 (上)   ビッグバン宇宙論 (上)
青木 薫(翻訳)
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 1,680
円 (税込み)
その場に居合わせたかのような臨場感で読ませる暗号の歴史 歴史のさまざまな場面で決定的な役割を果たし、現代情報化社会の根幹を支えている暗号技術とその解読について、詳細かつ非常に分かりやすく書かれています。
内容の詳しい紹介は他のレビューに譲りますが、今まで関心のなかった事柄が一冊の本をきっかけに、二度と無関心ではいられなくなるそんな体験ができる一冊です。
現時点で無敵の公開鍵暗号を葬り去り情報化社会の根底を破壊しうる量子コンピュータと、原理的に解読不可能な量子暗号は、
私たちが生きている間に実用化されるのでしょうか、そしてその後の世界はどんな姿になるのでしょうか。
暗号の歴史はまさに現在進行形なのです。
暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)   暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)
Simon Singh(原著)
その他
新潮社
おすすめ度:
価格: ¥ 660
円 (税込み)
Free Fermats Last Theorem Poster   Free Fermats Last Theorem Poster
Simon Singh
おすすめ度:
価格: 円 (税込み)
これぞ不朽の名作と呼ぶに相応しい 本書を読んだ者は、魔法のような文章を体験するだろう。そして驚き、感動し、楽しむことになるだろう。間違いなく凄い名著である。
魔性の[フェルマーの最終定理]もついに人類に屈した。20世紀も終わろうかという頃になって、ワイルズという一人の天才が、コツコツと25年間かけて証明に成功したのだ。実に素晴らしい。

 ところで、私は、それがどんな証明なのか知りたくて仕方がなかった。

 しかし、この証明が500ページを越える大論文で、しかも数学の最先端の知識がギュウギュウに詰まったものらしく、我々一般人はそのエッセンスを汲み取ることすら難しいという。

 本書は、そのフェルマーの最終定理(最終予想だったが)を、ワイルズが証明するまで、またフェルマーの最終定理をめぐる歴史のお話や逸話、そしてワイルズの証明に寄与した多くの数学者の物語と、ワイルズがどのように証明をしたのかを、実に平易な文章で説いてくれるのだ。非常に難解な話題なのだが、中学1年生の数学をマスターしていればついていけるのだ。そしてワイルズの証明を、理解とまではいかなくとも、そのエッセンスを多いに汲み取り、味わい、気持ちを共有することができてしまうのだ。

 まさにサイモン・シンの魔法である。

 とにかく、なんといっても面白い。そして「訳者が訳しながら涙した」といわれる感動まで詰まっているのだ。信じがたいことに、これは誇張ではない。実をいうと私も読みながら涙をこぼしてしまった。
 まさか数学の本を読んで、感動のあまり涙することになるとは思いもしなかった。
 
 改めて主張する。これは凄い名著である。これほどの名著にはそうそう出会えないと思われる。ぜひ多くの人に読んでもらいたい。心からそう思える1冊だ。不朽の名作と呼ぶに相応しい。
Fermat's Last Theorem   Fermat's Last Theorem
Simon Singh
Fourth Estate
おすすめ度:
価格: 円 (税込み)
Free Fermats Last Theorem Banner   Free Fermats Last Theorem Banner
Simon Singh
おすすめ度:
価格: 円 (税込み)
アイテム数:9/ページ数:1