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最後のひと花
ズッコケシリーズも末期になると、弱弱しい話が続くようになる。だが、この巻は生命力に満ち溢れた最後のひと花を咲かせた巻だと思う。エンタメの王道というか、ヒロイックファンタジーのパロディというか、「面白い」とはこういうことだと、堂々と見せてくれる。一部には文学的にどうかという向きもあるだろうし、人物の掘り下げも浅いのではという意見もあるだろう。だが、ズッコケというのは、そもそもそういうものを期待するものではなかった。文学性が加味されていったのは、「バックトゥザフューチャー」あたりからで、それがかえって、シリーズからたくましい生命力を失わせていったのだと思う。
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ズッコケ三人組の地底王国 (ズッコケ文庫) 那須 正幹 前川 かずお 高橋 信也 ポプラ社 おすすめ度: 価格: ¥ 630 円 (税込み) |









