わくわしませんでした
正直、期待はずれでした。
私はドールコレクターですので、感想をその視点で書きますが、あらすじを読んで、人形達がひらくクリスマス、それを手伝う子供達。森に人形用のモミの木をとりに行ったり小さなお菓子を焼いたり。
人形達と準備するそんなクリスマスならどんなにワクワクする行事だったろう、と想像していたのです。
しかし、ごく淡々と準備の様子がそのまま書かれてるだけ。
子供視点で書いても擬人化した人形の視点で書いても、作者が子供の心で書いていれば、もっと楽しく心躍るものに描けたはずなのに、と思います。
つまりこれは、あくまで大人が描いた古き良き時代の思い出語りなのです。
その点が全く期待と違い残念でした。
絵柄は古いアメリカンカントリー調なので、それが好きな方には好ましいでしょう。
私は、文章で説明するだけでなく、もっとハウスの細部や人形のドレスを詳しく絵に描いて欲しかったです。
セサニーとナンシーは、背丈が30センチもある大きくて古い人形。パンプキンハウスと名づけた、子どもの背丈ほどもあるドールハウスに住んでいる。そこには、ディナーセット、ストーブ、上質なソファなど、人間の生活と同じものがそろっている。子どもたちはクリスマスに、人形のサイズのクリスマスツリーやディナーを作り、人形たちと一緒に本格的なクリスマスパーティーを開く。 この絵本に登場する、子どもの背丈ほどもあるドールハウスは、実際にターシャが幼少期に手に入れたもので、人形と子どもたちの本格的なクリスマスパーティーも、毎年、現在まで続けられているそうである。 昔風のドレスを着た人形が、赤と緑のリースの中に座っているイラストの表紙も美しい。本を開く喜びを増してくれる華やかさだ。クリスマスのプレゼントにもいいだろう。小さくてかわいらしいものがいっぱいに詰め込まれた、夢のような絵本である。(田村恵美)
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